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生涯学習をしたい人が7割超す―内閣府調査
kyoikujin
2008/7/22 掲載

 内閣府は19日、生涯学習に関する世論調査を発表した。同調査によると、「生涯学習をしてみたいと思う人」は70.5%に達し、2005年の前回調査から6.5ポイント増加した。

 同調査は、今年5月22日から6月1日に全国の成人3000人を対象に実施され、1837人の回答を得たもの。生涯学習を望む人が増加する一方、この1年間に生涯学習をしたことがある人は47.2%にとどまった。

 生涯学習の振興については、文部科学省が今年2月に発表した「新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について〜知の循環型社会の構築を目指して〜(答申)」(PDF)に、その必要性が説明されている。

 近年の、経済的な格差や非正規雇用の増加や、家庭や地域の教育力の低下などを背景に生涯学習の環境整備の必要性が高まっているようだが、個人が自発的に行う、趣味的なものから職能向上を目指すものまで多様な生涯学習を、いかに社会全体の活性化にまで導くかは、同調査の「生涯学習をしていない理由」の多くが、個人的な多様な事情によることも伺えるだけに、なかなか難しいことのようだ。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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