研究会情報
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ひとつ先を考える自閉スペクトラム(ASD)とADHDの支援
−現場で起こっている混乱とナゾを解き明かす−
開催地域
オンライン
日程
2022/8/14(※要申込:8/12まで)
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
本田 秀夫 先生(信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 教授)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/学級経営/教師力・仕事術

ひとつ先を考える自閉スペクトラム(ASD)とADHDの支援−現場で起こっている混乱とナゾを解き明かす−

▼ 開催日時
2022年8月14日(日) 9:30〜16:00

▼ お申込・詳細はこちらから
https://form.dr-seminar.jp/lps/asgzdk/kanagawald_summer2022_information

<担当講師>
本田 秀夫 先生(信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 教授)

<講師からのメッセージ>
自閉スペクトラムの人たちやADHDの人たちは、多くの人たちにとって理解が難しく、接し方がわからないとの声をよく聞きます。彼らの物の考え方、感情の動き、そして発達のプロセスを、従来の認知心理学や発達心理学の枠組みに当てはめて理解しようとすると、さまざまな不可解な現象に出会います。

自閉スペクトラムやADHDの子どもたちをこうした既存の枠組みに当てはまるように育てることは二次障害の原因となりますし、自閉スペクトラムやADHDの大人の人たちに非自閉スペクトラム・非ADHDの文化を押しつけることは重大な人権侵害です。自閉スペクトラムの人たちやADHDの人たちに関わる皆さんが現場で漠然と感じる違和感は、自閉スペクトラムやADHDを「病気」ではなく「変異」と考えることによって解消するかもしれません。

このセミナーでは、変異としての自閉スペクトラムおよびADHDの特性を解説し、具体的な生活上のエピソードを挙げながら自閉スペクトラムおよびADHDの人たちの発達プロセスと認知および感情の特徴について理解を深めます。後半では、現場でよく遭遇する問題についてワークを行いながら考えていきます。

▼講師プロフィール
大阪府出身。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科および国立精神・神経センター武蔵病院を経て、横浜市総合リハビリテーションセンターで約20年にわたり発達障害の臨床と研究に従事。山梨県立こころの発達総合支援センター所長を経て、2014年より信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部長。2018年より現職。専門は発達精神医学。著書は、『発達障害-生きづらさを抱える少数派の「種族」たち-』(SB新書)、『子どもの発達障害-育てで大切なこと,やってはいけないこと-』(SB新書)等。