研究会情報
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学習のつまずきの理解と支援
開催地域
オンライン
日程
2022/8/6(※要申込:8/4まで)
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
奥村 智人 先生(大阪医科薬科大学LDセンター・小児高次脳機能障害研究所 オプトメトリスト)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/授業全般/評価・指導要録

学習のつまずきの理解と支援

▼ 開催日時
2022年8月6日(土) 9:30〜16:00

▼ お申込・詳細はこちらから
https://form.dr-seminar.jp/lps/asgzdk/kanagawald_summer2022_information

<担当講師>
奥村 智人 先生(大阪医科薬科大学LDセンター・小児高次脳機能障害研究所 オプトメトリスト)

<講師からのメッセージ>
「学習のつまずきがある=学習障害(LD)」と考えるのは正しいでしょうか? 実は教育の定義による学習障害と医学の定義による学習障害で捉え方が異なります。医学の定義による限局性学習症(SLD)では、学習のつまずきがあってもLDの診断がつかない場合もあります。ADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)の子どもたちにも、それぞれの特性による学びにくさがあります。

また、SLDに含まれる書字障害とDCD(発達性協調運動障害)による書字の問題の違いは何なのでしょうか? 眼球運動の不具合による読みの問題とSLDに含まれるディスレクシアの読み障害の違いは何でしょうか? 理論よりも子どもたちのためになる教材や支援法を知りたいという方も多いと思います。しかし、効果的な支援を実践するための近道はつまずきの要因や子どもたちの特性を理解することにあります。

このセミナーでは、学習のつまずきの要因について、発達障害の特性と学習に関わる認知機能の視点で整理し、アセスメントと支援法について具体的に解説します。普段、講師が検査や訓練を行っている部屋から、複数のカメラを使った実演を行います。オンラインならでは講義と実演で一緒に学びましょう。

なお、今回は、読み書き算数や学習に関わる認知機能に関する研修を初めて受講される方を主な対象者として、基本的な知識を体系的に学んでいただくための内容で構成していく予定です。

▼講師プロフィール
三重県出身。医学博士・オプトメトリスト。特別支援教育士SV。American Academy of Optometry認定(FAAO)。米国パシフィック大学オプトメトリー修士および教育学修士課程修了後、現職。著書に『学習につまずく子どもの見る力-視力がよいのに見る力が弱い原因とその支援-』(明治図書、2010年)、『見る力を育てるビジョン・アセスメント-WAVES-』(学研、2014年)など。