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田中ビネー知能検査V − どう見る? どう読む? どう活かす?
開催地域
オンライン
日程
2022/7/28(※要申込:7/26まで)
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
吉村 拓馬 先生(横須賀市療育相談センター 心理士)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/評価・指導要録/教師力・仕事術

田中ビネー知能検査V − どう見る? どう読む? どう活かす?

▼ 開催日時
2022年7月28日(木) 9:30〜12:30

▼ お申込・詳細はこちらから
https://form.dr-seminar.jp/lps/asgzdk/kanagawald_summer2022_information

<担当講師>
吉村 拓馬 先生(横須賀市療育相談センター 心理士)

<講師からのメッセージ>
田中ビネー知能検査Vは日本国内で最も広く使われている検査です。低年齢から実施可能で、集計が比較的短時間で行えるため、教育機関や相談機関での子どもの知的発達の評価ツールとして活用されています。また、療育手帳の判定の“基準”や特別支援教育の必要性の判断の“基準”とされることもあります(その是非は別として)。

検査の性質上、田中ビネー知能検査は「全体的な知的発達水準の評価」を目的に実施されることが多いですが、IQを算出すること“だけ”が目的になっているように感じられることも少なくありません。本来、知能検査は、子どもの知的水準を含めた発達の特徴を把握すること、普段の生活を送るうえでのヒントや支援の手がかりを得ることを目的に実施されるべきものです。検査結果を有効に活用するためには、検査自体の特徴や、その数値が意味するところを知っておく必要があります。そのうえで、検査中の行動観察や、日々の生活の中での様子も踏まえて検査結果を読み取ることが大切です。

このセミナーでは、田中ビネー知能検査の概要、結果の数値の特徴、数値の“補正”についてお伝えするとともに、どう解釈するか、どう支援につなげていくか、といった点について一緒に考えていきたいと思います。

▼講師プロフィール
山口県山口市出身。筑波大学大学院修了。公認心理師、臨床発達心理士。関東圏の地方自治体の心理職を経て、横須賀市療育相談センター心理士として勤務。立正大学非常勤講師を兼務。専門は子どもの発達アセスメント、障害者・障害児心理学。知能検査・発達検査、およびその活用に関する実践的研究を行っている。著書に『季刊・公認心理師』(共著/共同出版)、論文に「発達障害のある子どもの田中ビネーVの知能指数の特徴と補正方法」、「療育手帳判定における知能検査・発達検査に関する調査」、「全国の児童相談所における療育手帳制度に関する調査」がある。