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Dr.ナリタの脳科学研究から読み解く発達障害 虎の巻
開催地域
神奈川県
日程
2020/8/19(※要申込:8/18まで)
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
成田奈緒子先生(文教大学教育学部特別支援教育専修 教授 ・ 小児科専門医)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/その他教育/指導方法・授業研究
8月19日(水) セミナーコード404 / 研修室121−123(12階) きほんのき講座


Dr.ナリタの脳科学研究から読み解く発達障害 虎の巻


10:00-11:15 講義1 脳から見た子どもの成長と発達
11:30-12:45 講義2 今さら聞けない発達障害の基礎知識
13:45-15:00 講義3 脳を効率的に使うことで上がる「レジリエンス」
15:15-16:30 講義4 事例から学ぶ保護者支援 ・ ペアレンティングで子どもは変わる


Invited Speaker 成田奈緒子先生(文教大学教育学部特別支援教育専修 教授 ・ 小児科専門医)


成田先生からのメッセージ

 最近の脳科学の進歩はご存知のように目覚ましいのですが、その中でも注目なのは、脳機能はただ活性化していればよいというものではない、ということがわかってきたことです。特に発達段階にある子どもたちにおいては、障害があろうとなかろうと、「効率的に働く脳」を育てていくことがとても大事です。私たちはそこに着目して、最近、「脳の効率性」を数値化する方法を開発しました。驚くべきことに、この方法を用いると発達障害のある人を高い精度でそうでない人から見分けることができるのです。

 このセミナーでは、まずは基本的な子どもの脳の育ちについての講義で理解を深めていただいた上で、発達障害をめぐる最新の脳科学の研究データを交えながら発達障害やその他周辺の病態の理解を深めていただきたいと思っています。近年注目されている「困難に対応する力」レジリエンスが上がる脳の効率的な使い方を知れば、不安や攻撃性、パニックや過敏性を制御できるかもしれません。

 さらに、新しく提唱する、遺伝素因をも凌駕する「ペアレンティング」の絶大なる効果についても事例で実感していただきます。今年も盛りだくさんな一日、どうぞよろしくお願いいたします。

【成田奈緒子先生のプロフィール】1987年神戸大学医学部卒業。医学博士。米国セントルイス・ワシントン大学医学部留学。獨協医科大学、筑波大学基礎医学系を経て2005年より現職。大学で教育・研究活動を行う傍ら発達障害等の診療にあたる。2014年より親・当事者支援・相談事業「子育て科学アクシス http://www.kk-axis.org/」を開設。「子どもを幸せにする『正しい睡眠』」(産業編集センター)、「子どもの脳を発達させるペアレンティング・トレーニング〜育てにくい子ほどよく伸びる〜」(合同出版)など著書多数。

※申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/