研究会情報
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一日まるごと「からだづくり」・「こころほぐし」
開催地域
神奈川県
日程
2020/7/30(※要申込:7/29まで)
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
中尾繁樹先生(関西国際大学教育学部 教授)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/その他教育/指導方法・授業研究
7月30日(木) ★セミナーコード210★ / 研修室121−123(12階) 実践ワーク


一日まるごと「からだづくり」・「こころほぐし」


10:00-11:15 講義   不器用さを理解する
11:30-12:45 実技1 不器用さのアセスメント
13:45-15:00 実技2 不器用な子どもの軸づくり
15:15-16:30 実技3 からだづくり・こころほぐし


Invited Speaker 中尾繁樹先生(関西国際大学教育学部 教授)


中尾先生からのメッセージ

 最近の子どもたちを見ていると、「ひらがなや漢字がうまく書けない」、「姿勢がすぐに崩れてしまう」、「休み時間からの切り替えができにくい」、「人の話が最後まで聞けずすぐに騒ぎ出す」など、学習や規律に関する問題も見られるようになってきました。

 特に小学校低学年において、話を聞くための姿勢保持が難しい、鉛筆をうまく握れずに力の加減ができにくい、階段では手すりを使い、靴はしゃがみ込んで履くといった、身体や運動発達の未熟さを感じる状態がよくあります。それらの背景として、子どもたちは乳幼児期から便利なものが増え、身体の軸を作る学習が減少傾向にあります。また、小学生は塾や習い事も多く、帰宅時間が遅いことや、テレビやゲームの影響などから遊びそのものが成立していません。さらに幼児期から子ども部屋があったり、日本人全体が夜型の生活になり、生活リズムを親に合わせたりして、子どもたちが遅くまで起きていることも問題としてあげられます。

 結果的に、子どもたちの睡眠の不安定さが助長され、脳の覚醒レベルを下げてしまうことにつながり、これらのことが、不器用な子どもたちが増えたり、行動抑制できなかったりということの原因のひとつとして考えられるのです。

 この夏、皆さんと一緒に、楽しく体を動かす中で、体の軸作りや覚醒レベルをあげることで、不器用さの改善を図り、体をつくり、こころをほぐす運動の紹介をしたいと思います。当日は、ご参加いただく皆さんご自身の体を動かしてもらいながら実技を行いますので、動きやすい靴・服装(スポーツウェア等)でお越しください。また、実技で浴用タオル(旅館でもらうような普通のタオル)を使いますので、各自タオル1本ご持参ください。

【中尾繁樹先生のプロフィール】特別支援教育士スーパーバイザー。大阪教育大学卒業後、神戸市立養護学校や小学校に勤務。その後、神戸市教育委員会特別支援教育課指導主事を経て、2008年から現在に至る。現職のほか、同志社女子大学、神戸親和女子大学他非常勤講師、九州医療スポーツ専門学校顧問。前文部科学省「学習指導要領改善のための調査研究」委員。日本小児科学会「学校保健と心の問題委員会」専門委員、平昌オリンピックチームビルディング講師、富士急カーリングチームアドバイザー他。

※申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/