研究会情報
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一人ひとりに配慮した授業づくりとクラスづくり −2学期から意識したい18のこと−
開催地域
神奈川県
日程
2020/7/23(※要申込:7/22まで)
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
川上康則先生(東京都立矢口特別支援学校 主任教諭)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
学級経営/特別支援教育/その他教育
7月23日(木・祝) ★セミナーコード203★ / 研修室121−123(12階) きほんのき講座


一人ひとりに配慮した授業づくりとクラスづくり −2学期から意識したい18のこと−


10:00-11:15 講義と演習1 発達につまずきがある子どもの輝かせ方
11:30-12:45 講義と演習2 学級経営を安定させる教師のあり方と見方
13:45-15:00 講義と演習3 子どもどうしの関係性のつなぎ方
15:15-16:30 講義と演習4 子どもの「学びにくさ」から出発する授業づくりとクラスづくり


Invited Speaker 川上康則先生(東京都立矢口特別支援学校 主任教諭)


川上先生からのメッセージ

 このセミナーでは、特別支援教育の視点を生かした「クラスづくり・授業づくり」について取り上げます。主に、通常の学級を想定していますが、それ以外の場(特別支援学校や特別支援学級、通級指導教室など)でも活用していただけるような見方・考え方・教育技術を盛り込み、講義と演習そのものが実践的な内容になるよう工夫する予定です。

 ここ最近、いたるところで「一斉指導が難しくなった」、「子どもたち同士の関係づくりが希薄になった」という話を耳にします。ベテランと呼ばれる経験豊富な教員もかなり苦戦している状況を目にします。こうした学級経営や授業づくりについての課題は、以前は若手の教員ほど陥りやすく、年数とともに熟達するものだと考えられてきましたが、今は決してそのようには言えない現実があります。また、教育観や子ども理解に関する職員室内の対話の時間も、ここ数年でずいぶん減りました。放課後の職員室はみんなパソコンに向かって作業していて、日々の実践がなかなか共有されません。

 今、学級づくりに必要とされるのは、一斉指導における効果的なスキルと個別的な関わりのスキルを両立させる引き出しを多くもつこと、そして、子どもたち同士が関わりを通して学ぶことを支援することです。セミナーの中でみなさんにもそれらの大切さを実感していただけるようにしたいと思っています。また、学習につまずきのある子どもの多くが、「授業のおもしろさ」に敏感なところがあります。「わかる」授業をつくることも支援の一つです。夏休み明けから年度末までの実践に役立つセミナーになることを期待しつつ、皆さんとともに、一人ひとりに配慮したクラスを育てることや、授業をとおして子どもたちをつなぐことを考えていきたいと思います。この夏も、よろしくお願い致します。

【川上康則先生のプロフィール】東京都生まれ。公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士SV。特別支援学校の地域支援コーディネーターとして、長年、地域の相談支援に関わる。教育系の雑誌・ウェブマガジンなど2誌に連載をもつ。『子どもの心の受け止め方発達につまずきのある子を伸ばすヒント』(光村図書)、『通常の学級の特別支援教育 ライブ講義 発達につまずきがある子どもの輝かせ方』(明治図書)、『こんなときどうする?ストーリーでわかる特別支援教育の実践 ケーススタディからのアプローチ』(学研プラス)など著書多数。

※申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/