研究会情報
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WISC-Wの結果を学校現場で活かす −検査結果の解釈と支援−
開催地域
神奈川県
日程
2020/7/21〜7/22(※要申込:7/20まで)
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
大六一志先生(日本臨床発達心理士会茨城支部 支部長)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/その他教育/その他
セミナーコード201と202は同じ内容です。どちらか一日をお選び下さい。

7月21日(火) ★セミナーコード201★ / 研修室121−123(12階) スキルアップ講座

7月22日(水) ★セミナーコード202★ / 研修室121−123(12階) スキルアップ講座


WISC-Wの結果を学校現場で活かす −検査結果の解釈と支援−


10:00-11:15 講義1 (1)知能検査活用の基本姿勢 (2)全検査IQの解釈 
11:30-12:45 講義2 (3)言語理解(VCI)の解釈
13:45-15:00 講義3 (4)知覚推理(PRI)の解釈
15:15-16:30 講義4 (5)ワーキングメモリー(WMI)の解釈 (6)処理速度(PSI)の解釈


Invited Speaker 大六一志先生(日本臨床発達心理士会茨城支部 支部長)


大六先生からのメッセージ

 WISC-Wは、学齢児(5〜16歳)に使用される代表的な知能検査であり、世界中で使われています。知的能力の個人内差(得意不得意)の特徴を把握できることから、知的障害、発達障害のアセスメントに広く活用されています。また、結果の解釈においては、全検査IQ(FSIQ)、および、言語理解(VCI)、知覚推理(PRI)、ワーキングメモリー(WMI)、処理速度(PSI)という4つの指標得点が中心になります。
 
 知能検査というと数値が注目されがちですが、実際にはWISCの数値だけでは正しい解釈にたどりつけないことが多く、他検査の結果、および行動観察や背景情報も収集することが不可欠です。また、本来アセスメントというものは、問題(主訴)の原因および対応を明らかにするのが目的であり、WISC-Wも例外ではありません。したがって、得点が高いとか低いとかいうことを報告したり、それを教科書通りの何パターンかの解釈に置き換えたりするだけでは、WISC-Wを活用したとは言えないのです。

 WISC-Wを活用するためには、得点が意味することを他検査の結果や行動観察、背景情報に照らして正確に読み取るとともに、各種能力のメカニズムや、その日常生活との関係、多くの支援法や補償法を知っている必要があるのです。
 
 そこで、このセミナーでは、FSIQおよび指標得点を中心に、典型的な解釈とそのメカニズム、日常での現れ、支援法・補償法をパッケージ化してお伝えしようと考えています。

【大六一志先生のプロフィール】博士(心理学)。公認心理士。臨床心理士。臨床発達心理士。特別支援教育スーパーバイザー。東京大学大学院人文科学研究科博士課程心理学専攻修了。東京大学大学院助手、武蔵野女子大学人間関係学部講師、助教授、筑波大学心身障害学系講師、准教授、教授を経て、2016年3月退職。WISC-IV、WAIS-III、WAIS-IV、WPPSI-IIIでは日本版刊行委員を務める。各地で健診委員、巡回相談員、特別支援教育アドバイザー、顧問等。著書・論文多数。

※申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/