研究会情報
全国の研究会開催スケジュール満載!最新の教育技術をライブで体験して、授業力アップにお役立てください。
【この研究会は終了済です】
子どもの学びを支える支援教材!「算数編」 −子どもたちに「できた!」の自信と「わかった!」の笑顔を届けよう−
開催地域
神奈川県
日程
2019/8/24
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
杉本陽子先生(福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/指導方法・授業研究/算数・数学
8月24日(土) セミナーコード308 / 研修室121−123(12階) 実践ワーク



子どもの学びを支える支援教材!「算数編」 

                 −子どもたちに「できた!」の自信と「わかった!」の笑顔を届けよう−



10:00-12:45 午前の部 ・お勧め教材(市販の玩具が、使い方次第でこんな教材に変身します!)
・数や計算で困っている子どもの理解、教材紹介、指導のアイデア
・支援教材を活用した授業や学習ゲームの体験から支援のヒントをつかもう
13:45-16:30 午後の部 ・単位や図形が苦手な子どもの理解、教材紹介、指導のアイデア
・不器用さのある子どもへの支援教材と指導のアイデア
・支援教材を活用した授業や学習ゲームの体験から支援のヒントをつかもう


Invited Speaker 杉本陽子先生(福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)


杉本先生からのメッセージ

 ひとことで「算数が苦手」と言っても、その姿はさまざまです。文章題の立式はできるけど計算に時間がかかる子どももいれば、九九の暗唱は正確だけど九九の意味は理解できていない子、計算の手順は覚えているけれどその意味はわからない子どももいます。そんな姿に出会ったとき、「この子の計算スピードを上げるにはどんな手立てがあるだろう?」「この子に九九の意味を分かってもらうにはどんな教材が必要かな?」「この子が手順を確実に覚えられるにはどんな練習方法があるかな?」と考えています。

 同じように手順を覚えられない子どもでも、歌で覚えた方が楽な子どももいれば、手順表を使った方がいい子どももいます。また一言で手順表と言っても、1枚に手順をまとめたものが使いやすい子どももいれば、一つひとつの手順を1枚ずつに分け順番にカードをめくりながら確かめた方がわかりやすい子どももいます。同じ教材を使っても、その子が困っている内容によって、言葉のかけ方や使わせ方が変わってくる場合もあります。

 セミナーでは、個々の子どもの学び方に目を向け、算数の指導で使える支援教具の紹介と体験、指導方法の提案をさせていただきたいと思っています。また、なぜその教材が必要なのか、バリエーションのある活用方法や教材の作り方なども丁寧にお話していきます。カードを使った学習ゲームや、不器用さを補う支援教具など実際に手に取って試してみたり、グループで授業体験をしたりしながら支援のヒントをつかんで頂きたいと思っています。

 夏休み明け「あの子にはこれを使いたいな」「この子にはこんな方法で教えよう」と、先生方のアイデアがあふれ子どもたちとの授業が楽しみになるような、そんな時間にしたいと思っています。

 教える先生も教えられる子どもたちも、笑顔で教え学べるために、いろいろな教材を準備して、皆さんのお越しをお待ちしています。

【杉本陽子先生のプロフィール】福岡県飯塚市生まれ。特別支援教育士。飯塚市発達支援アドバイザー。小学校の通常学級担任、特別支援学級担任を経て平成19年度からLD・AD/HD通級指導教室の担当。子どもの「困った」姿を見ると、その「困った」を応援する教材アイデアが自然に溢れ出すのが特技。その溢れるアイデアが本当に使える教材になるまでには、試しては何度も作り直しをしてくれる最強の通級スタッフや教材作成ボランティアに囲まれているからでもある。著書は『特別支援教育はじめのいっぽ』、『国語のじかん』、『漢字のじかん』(学研)など。

※申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/