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日常の保育場面で気になる子どもの理解と支援 −インクルーシブ保育のノウハウを知る−
開催地域
神奈川県
日程
2019/8/6
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
遠藤 愛先生(星美学園短期大学幼児保育学科 准教授)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/幼児教育/指導方法・授業研究
8月6日(火) セミナーコード206 / 研修室121−123(12階) きほんのき講座



日常の保育場面で気になる子どもの理解と支援 −インクルーシブ保育のノウハウを知る−

10:00-11:15 講義とワーク1 子どもの「気になる行動」を読み解く −発達障害の基本的な理解−
11:30-12:45 講義とワーク2 こんな時どうする? −インクルーシブ保育場面での実践的対応を考える−
13:45-15:00 講義とワーク3 もっと分かち合いたい! −保護者理解と支援−
15:15-16:30 講義とワーク4 うちの園は大丈夫? −担任保育者の安心と自信を支える園の体制づくり−


Invited Speaker 遠藤 愛先生(星美学園短期大学幼児保育学科 准教授)


遠藤先生からのメッセージ

 インクルーシブ保育とは、障害や国籍の違いにかかわらず、その多様性を認め合いながらともに過ごす保育のことをさします。近年、幼稚園・保育所では、発達障害をもつ子どもへのかかわりに関するニーズが高まり、「生じる問題にどのように対応するか」という話題に陥りがちです。インクルーシブ保育の目的は、「問題に対応すること」ではなく、子どもたち同士が個人差や多様性を認め育ちあう保育環境を作ることにあります。保育者がそのモデルになるために、子どもを理解し支援するための「引き出し」は、たくさん持っていたいものです。このセミナーでは、発達障害の子どもの基本的な特徴を確認しながら、現場で具体的に実践できる「インクルーシブ保育」の手法について考えていきたいと思います。

 また、子どもの発達をめぐる話題は、保護者にとって大変ナイーブな問題です。発達の個人差が大きく、子育てそのものが大変な時期であるからこそ、幼稚園・保育所の先生方は、保護者と子どものニーズを共有し支え合う関係を作る上で、さまざまな壁に直面するでしょう。午後のプログラムでは、こうした壁を取り払うための「かかわり」や、担任保育者が子ども・保護者の支援に力を十分に注いでいくための園の体制づくりについて考えていきたいと思います。

【遠藤 愛先生のプロフィール】東京都八王子市出身。立教大学大学院現代心理学研究科博士後期課程満期退学。心理学修士。専門は、応用行動分析、幼稚園・保育所・学校におけるコンサルテーションによる支援。現職の傍ら、臨床心理士として、神奈川LD協会の土曜担当心理士、東京都や埼玉県内の幼稚園・保育所、小・中学校での巡回相談を行う。研究分野は、特別支援教育、スタッフトレーニング。共著に 『カンファレンスで深まる・作れる―配慮を要する子どものための個別の保育・指導計画―』(学苑社 2018年)などがある。

※申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/