研究会情報
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見る力を育てるビジョン・アセスメント: 基礎編 −WAVESの基本的な理解を中心に−
開催地域
神奈川県
日程
2019/8/2
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
奥村智人先生(大阪医科大学LDセンター オプトメトリスト)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/指導方法・授業研究/その他
8月2日(金) ★セミナーコード202★ / 研修室121−123(12階) きほんのき講座


見る力を育てるビジョン・アセスメント: 基礎編 −WAVESの基本的な理解を中心に−



10:00-11:15 講義1 視機能と視知覚・視覚認知
11:30-12:45 講義2 WAVESを活用した見る力のアセスメント・検査法演習
13:45-15:00 講義3 アセスメントの結果を踏まえた合理的配慮と支援
15:15-16:30 講義4 事例紹介・事例分析演習


Invited Speaker 奥村智人先生(大阪医科大学LDセンター オプトメトリスト)


奥村先生からのメッセージ

 学習や運動につまずきのある子どもは、感覚・知覚・認知や運動の問題を抱えていることが多く見られます。視覚に関する問題である「見えにくさ」もそのひとつです。しかし、「見えにくさ」といっても、発達障害のある子どもの「見えにくさ」は多種多様です。

 具体的には、「ボールをキャッチするタイミングがわからない」「黒板を書き写すのが苦手」「算数の図形の問題が苦手」「定規の目盛りが読みにくい」「本読みをするとき場所を見失う」などの問題が「見えにくさ」と関係している可能性があります。これらのつまずきの要因には、眼球運動、空間知覚・認知、目と手の協応など様々な視覚に関する能力が関連します。

 このセミナーでは、見る力に関する理論的な講義、実際に体験しながら楽しく学べる演習を行い、見る力を育てるビジョン・アセスメント-WAVES(ウェーブス)-の活用例を中心に「見る力」のアセスメントと支援について解説します。最近では、ビジョントレーニングや個別の支援の手法が書籍などで紹介され、発達障害への実践が広がりを見せています。しかし、合理的配慮、個別の支援、専門的なトレーニングなどの支援は、子どもの特性やニーズに応じたものでなければ効果はありません。そこで、この夏は、「視覚認知」をテーマに、子どもの特性を捉えた有効な支援に必要なアセスメントについて、ご参加される皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

【奥村智人先生のプロフィール】三重県出身。オプトメトリスト。特別支援教育士SV(SENS-SV)。American Academy of Optometry認定(FAAO)。米国パシフィック大学オプトメトリー修士および教育学修士課程修了後、現職。著書に『学習につまずく子どもの見る力-視力がよいのに見る力が弱い原因とその支援-』(明治図書、2010年)、『見る力を育てるビジョン・アセスメント-WAVES-』(学研、2014年)など。


※申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/