貧困など生活課題を抱える子どもと保護者への支援−しんどい状況の中で育っている子どもたちを中心に−
【この研究会は終了済です】
- 開催地域
- 神奈川県
- 日程
- 2019/7/31
- 主催
- 神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
- 講師
- 浦田雅夫先生(京都造形芸術大学芸術学部こども芸術学科 教授・社会福祉士・臨床心理士)
- 参加対象
- 幼児・保育/小学校/中学校
- ジャンル
- 特別支援教育/指導方法・授業研究/生活・生徒・進路指導
7月31日(水) セミナーコード112 / 研修室121−123(12階) きほんのき講座
貧困など生活課題を抱える子どもと保護者への支援
−しんどい状況の中で育っている子どもたちを中心に−
10:00-11:15 講義とワーク1 子どもの貧困
11:30-12:45 講義とワーク2 家族支援のための家族理解
13:45-15:00 講義とワーク3 逆境的な環境で生きる子どもたちの困難さとレジリエンス
15:15-16:30 講義とワーク4 事例から学ぶ
Invited Speaker 浦田雅夫先生(京都造形芸術大学芸術学部こども芸術学科 教授・社会福祉士・臨床心理士)
浦田先生からのメッセージ
子ども時代に貧困などの生活課題を抱えながら過ごしてきた子どもたちは、さまざまな理由によって施設等の社会的養護を受けながら育つ場合があります。虐待などを理由に家族から離れて暮らす子どもや青年とかかわる中で、何気ないことかもしれませんが、実は、自由にゆったり自然体でいられる空間がとても大切であることを感じています。
このセミナーでは、生活課題を抱える子どもにかかわる際に知っておきたい事柄についてお話をさせていただきます。午前中は、「子どもの貧困と家族支援のための家族理解」と題し講義とワークを行います。今、7人に1人が「子どもの貧困」だといわれていますが、多くの方があまりピンとこないのではないでしょうか?「親の経済的貧困」によって、子どもの育ちにどのような影響があるのでしょう。貧困状態の家庭や子どもに対して学校や教師は何ができるのか、できないのか。
生活困窮家族のなかには、精神疾患、発達障害等を併せ持つこともめずらしくはありません。家族をどう見立て、支援を行うのか。貧困を問い直し、実際的な支援に役立つお話をしていきたいと思います。
午後からは、虐待など逆境的環境の中で生きる子どもたちの困難さとレジリエンス(回復力)について学びます。しんどい家庭状況の中、傷ついた子どもたちも、たったひとりの信頼できる教師との出会いでポジティブな変化が生じることがあります。
たとえ今すぐでなくても、いつか彼らが「いろんなことがあったけど、生きててよかった」と思えるような支援を考えていきましょう。
【浦田雅夫先生のプロフィール】大阪府出身。児童心理治療施設セラピスト、児童相談所職員、スクールソーシャルワーカー等の臨床経験の後、奈良佐保短大教員を経て現在に至る。保育所、学校等における子ども・家庭の包括的アセスメント、家庭支援、ソーシャルワークが専門。いじめ第三者委員、子どもシェルターの運営、社会的養護を終えた若者支援等を行う。主な著書は、編著『知識を生かし実力を身につける子ども家庭福祉(第4版)』教育情報出版、共著『よくわかるスクールソーシャルワーク』ミネルヴァ書房ほか。
※申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/
貧困など生活課題を抱える子どもと保護者への支援
−しんどい状況の中で育っている子どもたちを中心に−
10:00-11:15 講義とワーク1 子どもの貧困
11:30-12:45 講義とワーク2 家族支援のための家族理解
13:45-15:00 講義とワーク3 逆境的な環境で生きる子どもたちの困難さとレジリエンス
15:15-16:30 講義とワーク4 事例から学ぶ
Invited Speaker 浦田雅夫先生(京都造形芸術大学芸術学部こども芸術学科 教授・社会福祉士・臨床心理士)
浦田先生からのメッセージ
子ども時代に貧困などの生活課題を抱えながら過ごしてきた子どもたちは、さまざまな理由によって施設等の社会的養護を受けながら育つ場合があります。虐待などを理由に家族から離れて暮らす子どもや青年とかかわる中で、何気ないことかもしれませんが、実は、自由にゆったり自然体でいられる空間がとても大切であることを感じています。
このセミナーでは、生活課題を抱える子どもにかかわる際に知っておきたい事柄についてお話をさせていただきます。午前中は、「子どもの貧困と家族支援のための家族理解」と題し講義とワークを行います。今、7人に1人が「子どもの貧困」だといわれていますが、多くの方があまりピンとこないのではないでしょうか?「親の経済的貧困」によって、子どもの育ちにどのような影響があるのでしょう。貧困状態の家庭や子どもに対して学校や教師は何ができるのか、できないのか。
生活困窮家族のなかには、精神疾患、発達障害等を併せ持つこともめずらしくはありません。家族をどう見立て、支援を行うのか。貧困を問い直し、実際的な支援に役立つお話をしていきたいと思います。
午後からは、虐待など逆境的環境の中で生きる子どもたちの困難さとレジリエンス(回復力)について学びます。しんどい家庭状況の中、傷ついた子どもたちも、たったひとりの信頼できる教師との出会いでポジティブな変化が生じることがあります。
たとえ今すぐでなくても、いつか彼らが「いろんなことがあったけど、生きててよかった」と思えるような支援を考えていきましょう。
【浦田雅夫先生のプロフィール】大阪府出身。児童心理治療施設セラピスト、児童相談所職員、スクールソーシャルワーカー等の臨床経験の後、奈良佐保短大教員を経て現在に至る。保育所、学校等における子ども・家庭の包括的アセスメント、家庭支援、ソーシャルワークが専門。いじめ第三者委員、子どもシェルターの運営、社会的養護を終えた若者支援等を行う。主な著書は、編著『知識を生かし実力を身につける子ども家庭福祉(第4版)』教育情報出版、共著『よくわかるスクールソーシャルワーク』ミネルヴァ書房ほか。
※申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/