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学び方の違い(学び方の癖?クセ?くせ?)に合わせた教材づくりと指導のアイデア「算数・他教科編」
開催地域
神奈川県
日程
2018/8/18
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
杉本陽子先生(福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/算数・数学/指導方法・授業研究
8月18日(土) セミナーコード303 / 研修室121−123(12階) 実践ワーク

学び方の違い(学び方の癖?クセ?くせ?)に合わせた教材づくりと指導のアイデア「算数・他教科編」
                −子どもにとって「わかりやすい伝え方」「学びやすい方法」を考えよう−

10:00-12:45 午前の部
・こんな遊具で指導をしています 「サーキット運動」(自己紹介を兼ねて)
・お勧め教材(市販の玩具が、使い方次第でこんな教材に変身します!)
・数や計算で困っている子どもの理解、教材紹介、指導のアイデア

13:45-16:30 午後の部
・単位や図形が苦手な子どもの理解、教材紹介、指導のアイデア
・不器用さのある子どもへの支援教材と指導のアイデア
・他教科(音楽など)で困っている子どもへの支援教材と指導のアイデア

Invited Speaker 杉本陽子先生(福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)

杉本先生からのメッセージ

 ひとことで「算数が苦手」と言っても、その姿はさまざまです。文章題の立式はできるけど計算に時間がかかる子どももいれば、九九の暗唱は正確だけど九九の意味は理解できていない子、計算の手順は覚えているけれどその意味はわからない子どももいます。そんな姿に出会ったとき、この子の計算スピードを上げるにはどんな手立てがあるだろう?この子に九九の意味を分かってもらうにはどんな教材が必要かな?この子が手順を確実に覚えられるにはどんな練習方法があるかな?と考えています。
 
 同じように手順を覚えられない子どもでも、歌で覚えた方が楽な子どももいれば、手順表を使った方がいい子どももいます。また一言で手順表と言っても、1枚に手順をまとめたものが使いやすい子どももいれば、1つ1つの手順を1枚ずつに分け順番にカードをめくりながら確かめた方がわかりやすい子どももいます。同じ教材を使っても、その子が困っている内容によって、言葉のかけ方や使わせ方が変わってくる場合もあります。
 
 このセミナーでは、個々の子どもの学び方のくせに目を向け、算数の指導で使える支援教具の紹介と体験、指導方法の提案をしたいと思います。また、なぜその教材が必要なのか、バリエーションのある活用方法や教材の作り方なども丁寧にお話していきます。
 
 カードを使った学習ゲームや、不器用さを補う支援教具など実際に手に取って試してみたり、グループで授業体験をしたりしながら支援のヒントをつかんで頂きたいと思っています。

 教える先生も教えられる子どもたちも、笑顔で教え学べるように様々な教材を準備して、皆さんのお越しをお待ちしています。

【杉本陽子先生のプロフィール】福岡県飯塚市生まれ。特別支援教育士。小学校の通常学級担任、特別支援学級担当を経て、平成19年度からLD・AD/HD通級指導教室担当。スーパー支援員さんや頼もしい同僚、素敵な養護教諭の先生など多くの仲間に協力していただきながら、今日も元気に通級指導教室で指導。周りからは教材づくりが好きなように見られているが、実は卒業生を中心とした教材づくりボランティアの素晴らしいサポーターズに助けられている。著書は、『特別支援教育 はじめのいっぽ!』、『はじめのいっぽ!漢字のじかん』(学研)など。

※申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/