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学び方の違い(学び方の癖?クセ?くせ?)に合わせた教材づくりと指導のアイデア「国語編」
開催地域
神奈川県
日程
2018/8/17
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
杉本陽子先生(福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/国語/指導方法・授業研究
8月17日(金) セミナーコード302 / 研修室121−123(12階) 実践ワーク

学び方の違い(学び方の癖?クセ?くせ?)に合わせた教材づくりと指導のアイデア「国語編」
                −子どもにとって「わかりやすい伝え方」「学びやすい方法」を考えよう−

10:00-12:45 午前の部
・こんな教室で指導をしています 「通級指導教室」(自己紹介を兼ねて)
・読むことが苦手な子どもの理解、教材紹介、指導のアイデア
・お勧め教材(市販のカードゲームが、使い方次第でこんな教材に変身します!)

13:45-16:30 午後の部
・書くことが苦手な子どもの理解、教材紹介、指導のアイデア
・聞く話すが苦手な子どもの理解、教材紹介、指導のアイデア

Invited Speaker 杉本陽子先生(福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)

杉本先生からのメッセージ

 子どもたちの「困った!」にじっくり寄り添っていると、子どもたちはその姿を通していろんなことを教えてくれていることに気づきます。「何回も読むなんてそんな練習は苦しいよ」「何ページ書いても漢字は覚えられないよ」「自分では丁寧に書いているつもりなのに『もっと丁寧に』と言われてしまう」など、子どもたちの声にならない悲鳴が聞こえてくるようです。どんなに頑張ってもうまくいかない経験の繰り返しに、学ぶことをあきらめてしまう子どもがいるかもしれません。けれども初めから「できなくていい」「わかならくていい」と思っている子どもはいません。
 
 子どもたちが、自信ややる気を失ってしまう前に、その姿から、どこで困っているかをつかみ、その原因がどこにあるのかを正しく理解し、どんな手立てを作り出していくかを大事に考えていきたいと思います。
 
 このセミナーでは、特に「読み書き」や「聞く話す」で困っている子どものためにこれまで作ってきた教材を紹介し、手に取って見てもらったり、実際に使って授業体験をしてもらったりしながら進める予定です。子ども一人ひとりによって「学び方」や「わかり方」「腑に落ち方」に違いがあることを感じ取り、今、皆さんの目の前にいる子どもたちの「困った!」を応援できる教材づくりや、指導のアイデアを一緒に考えていく時間になればと願っています。
 
 セミナーが終わって、「早く2学期が来ないかな」「〇〇ちゃんと勉強するのが楽しみだな」と思えることを目指して、皆さんとともに過ごす一日にしたいと思います。

【杉本陽子先生のプロフィール】福岡県飯塚市生まれ。特別支援教育士。小学校の通常学級担任、特別支援学級担当を経て、平成19年度からLD・AD/HD通級指導教室担当。スーパー支援員さんや頼もしい同僚、素敵な養護教諭の先生など多くの仲間に協力していただきながら、今日も元気に通級指導教室で指導。周りからは教材づくりが好きなように見られているが、実は卒業生を中心とした教材づくりボランティアの素晴らしいサポーターズに助けられている。著書は、『特別支援教育 はじめのいっぽ!』、『はじめのいっぽ!漢字のじかん』(学研)など。

※申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/