教師用付属CD-ROM収録「CRE集計表」について 2024年度用
Microsoft Excel を使って「CRE」や定期テストなどの評価材を観点別に集計することができます。
【動作環境】
Microsoft 365 ・Microsoft Office 2021/2019/2016
※最新のサービスパックが適用された環境でご使用ください。
※よくいただく質問を以下にご紹介しています。お問い合わせの前にご覧ください。
「CRE集計表」についてよくある質問
集計表には多くの数式が含まれており,一部でも誤って書きかわってしまいますと,正しい計算を行うことができなくなってしまいます。このため,ブックおよびシートに対してパスワード付きの保護をかけております。保護を解除しなくてもご希望の操作ができるケースが多くございますので,お問い合わせの前に下記Q&Aをご確認ください。
コピー元の範囲が,各クラス40行×1列を超えている可能性があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
集計表と同じレイアウトであれば貼り付けができます。
詳しくはこちらをご覧ください。
得点やテスト名は「評価材得点シート」から入力・変更をお願いします。
(例)A.A.Bのときに評定を4ではなく5にしたい
5段階評定の基準は,「5段階基準」シートで自由に設定いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
エクセルの機能を利用して,ブックに読み取りパスワードを設定することが可能です。以下の手順で設定を行ってください。
@メニューバーより「ファイル」→「名前をつけて保存」を選びます。
A[ツール]メニューの[全般オプション]をクリックします。
B[読み取りパスワード]ボックスにパスワードを入力し,[OK]をクリックします。
※パスワードでは大文字と小文字が区別されます。大文字と小文字を区別して,パスワードを正確に入力します。
C[パスワードをもう一度入力してください]ボックスにもう一度パスワードを入力し,[OK]をクリックします。
※設定したパスワードは,必ず忘れないようにしておいてください。パスワードを忘れると,パスワードで保護されたブックを開いたり,データを参照したりできなくなります。
D[保存]をクリックします。
※次回から,ファイルを開くときにパスワードの入力を求められます。
「名簿」シートの番号欄には予め1〜40番までの連番が振ってありますが,自由に変更いただくことができます。男子の21番の次の行に続けて女子を入力し,番号を変えてお使いください。
「名簿」シートの名前の入力欄は,各クラス40行×1列(白いセル)の範囲です。これをはみ出る範囲にデータを貼りつけることはできません。
コピー元のデータの名前が一人1行×1列なっていることを確認した上で名前の部分だけをコピーし,「CRE集計表」の「名簿」シートの名前欄の先頭のセルを選択して貼り付けてください。
元の名簿のデータの名前のあとに余分な空白スペースが含まれている可能性があります。元の名簿データを確認し,置換などの操作で余分な空白スペースを削除してから,もう一度「CRE集計表」の名簿に貼り付けなおしてください。
「CRE設定」シートの学期欄に「1・2・3」を入力して,変更してください。
表示する観点は,プルダウンで選べます。1つの観点だけを続けて入力したり,空欄の観点を非表示にしたい場合にご利用ください。
欠席(未提出)の場合は,入力しないでおくと集計から除外されます。正答数を0としたい場合は,「0」を入力してください。
誤った箇所に入力しようとしていないかご確認ください。入力欄以外のセルには,誤って数式を削除しないように保護がかけてあります。
例えば,「評価」シートの到達度の欄は入力することはできません。また,「入力」シートでグレーになっている観点のセルは,「CRE」本誌に設問のない観点なので入力できません。
3学期制の集計表のみのご用意となっております。恐れ入りますが,前期を1学期,後期を2学期として設定して入力し,1学期を前期,2学期を後期と読み替えてご利用ください。
各回のABC評価に換算する評価基準値は「設定表」で設定されております。ここで調整ください。
CRE集計表は初期設定では,CREの各学期の到達度(%)は,各単元回のABC評価をそれぞれ得点に換算した「換算点方式」で計算する仕様となっております。このため,正解がゼロであっても0%とはなりません。
※初期設定では「A= 5 /B= 3 /C= 1 」として,すべてがAだった場合を分母とし,%表示をしています。(正答数が入力されていない回は実施回数には数えません。)
各回各観点の「正答率」の平均から学期末の評価を算出したい場合は,「CRE設定」シートで評価の算出方法を「ABC方式」から「正答率方式」に変更してご利用ください。
「評価材得点」シートをご利用ください。評価材の名前と配点を設定し,個人の成績を観点別に入力すると,全ての評価材を総合した成績が「総合成績・縦」シートまたは「総合成績・横」シートでご確認いただけます。
集計表と同じレイアウトであれば貼り付けができます。コピー元のデータをご確認ください。見た目が一つのセルでも結合されているために貼り付けられない場合があります。また,得点入力できる白いセルには貼り付けができますが、黄緑のセルなどには貼り付けできませんのでご留意ください。また,貼り付け方法は「値」貼り付けを選択してください。
配点を入力すると,得点が入力できるようになります。
「評価材得点シート」で直接テストの名称を変更できます。
◆各項目の算出方法について
「総合成績」の各項目は,「評価材得点」シートの結果から以下の方法で算出されています。
@「その他の評価材」
「CRE」「中間テスト」「期末テスト」以外の評価材の,「評価材ごとの観点別達成率」の平均値が表示されます。
例)「小テスト1」が20点(20点満点),「小テスト2」が0点(10点満点)の場合
⇒達成率は「小テスト1」が100%,「小テスト2」が 0%。
総合成績の「その他の評価材」は(100+0)÷(100+100)=0.5で「50.0(%)」となります。
※「評価材得点」シートで重み付けを設定すると,その値を加味して計算されます。上の例は,重み付けをしていない場合の例です。
AE「観点別達成率」
該当期間に実施した評価材の,「評価材ごとの観点別達成率」の平均値が表示されます。
※年間の「観点別達成率」は,各学期の「観点別達成率」の平均ではありません。
例)1学期の「中間テスト」が50点(50点満点),「小テスト1」が 0点(10点満点)の場合
⇒達成率は「中間テスト」が100%,「小テスト1」が 0%。
1学期の「観点別達成率」は(100+0)÷(100+100)=0.5で「50.0(%)」となります。
※「評価材得点」シートで重み付けを設定すると,その値を加味して計算されます。上の例は,重み付けをしていない場合の例です。
BF「ABC評価」
左隣の「観点別達成率」を元に算出されます。評価基準は「ABC基準」シートで変更できます。
CG「総合達成率」
学期の「総合達成率」(図のC)は,学期の「観点別達成率」(図のA)の平均です。
年間の「総合達成率」(図のG)は,年間の「観点別達成率」(図のE)の平均です。
※年間の「総合達成率」は,各学期の「総合達成率」の平均ではありません。
※総合達成率は小数第二位で四捨五入し,小数第一位まで表示しています。実際の数値は,セルをコピーして新規のブックに値貼り付けすることで確認できます。
DH「5段階評定」
「達成率方式」の場合は,総合達成率から算出します。
「換算点方式」の場合は,各観点のABCを点数に換算した合計点から算出します。
※評定の算出方法は「5段階基準」シートで設定できます。初期設定は「達成率方式」です。
◆評価材の重み付けについて
「評価材得点」シートで重み付けを設定すると,その値を加味して計算されます。
右の図のように「評価材得点」シートに
・「中間テスト」が50点(50点満点),重み付け「5」
・「小テスト1」が 0点(10点満点),重み付け「1」
と入力した場合
⇒達成率は「中間」が100%,「小テスト1」が 0%。
これに重み付けを加味して計算すると,
総合成績の「観点別達成率」は,
(100×5+0)÷(100×5+100)=0.833で「83.3(%)」
となります。
観点別達成率は,評価材ごとの観点別達成率の平均値となっています。合計得点で出したい場合は,各評価材の重み付けを,配点の比率と同じになるように設定してください。
※例えば,期末テスト100点満点,小テスト1が10点満点のときは,期末テストは「重み付け1」,小テスト1は「重み付け0.1」のように設定します。
※但し,入力した重みはその評価材のすべての観点に適用されますのでご注意ください。
◆年間の総合成績について
年間の「観点別達成率」は,「評価材得点」シートの全評価材の「評価材ごとの観点別達成率」の平均値となっております。各学期の「観点別達成率」の平均ではありません。
年間の「観点別達成率」は,「評価材得点」シートの全評価材の「評価材ごとの観点別達成率」の平均値となっております。学期単位で重み付けをして出したい場合は,以下の方法で設定してください。
@各学期の「評価材の数」を調べます。
A各学期の「評価材の数」×「重み付け」の比が期待する各学期の比となるように,「評価材得点」シートの「評価材重み付け」欄の数値を変更してください。
例)「評価材の数」が1学期=2,2学期=3,3学期=1 のとき
◎1学期:2学期:3学期を「 1:1:1 」で出す場合
⇒各々の評価材の「重み付け」欄に,1学期は「3」,2学期は「2」,3学期は「6」を入れる。
(2×3):(3×2):(1×6)= 6:6:6 = 1:1:1
◎1学期:2学期:3学期を「 2:2:1 」で出す場合
⇒各々の評価材の「重み付け」欄に,1学期は「3」,2学期は「2」,3学期は「3」を入れる。
(2×3):(3×2):(1×3)= 6:6:3 = 2:2:1
◆その他
「評価材得点」シートの「評価材の重み付け」で,CREの重み付けを1から0に変更してください。
「総合成績」の「CRE」の欄には数値が残っていますが,「観点別達成率」「ABC評価」「総合達成率」「5段階評定」は「CRE」を除いて集計されています。
※CREの結果だけが入力済で,定期テストなどの評価材が未入力な状態で上記操作を行うと,観点別達成率の欄には#DIVなどとと表示されますが,評価材を全て入れていただきますと正しく表示されるようになります。
大変申し訳ございませんが現時点では3段階評価のみに対応しています。パスワードの保護を解除いただいても5段階評価への加工は非常に難易度が高く弊社ではサポートを行っておりません。
今後のバージョンアップなどの情報は弊社Webサイトにてご案内申し上げます。
◆5段階評定の算出方法の変更
「5段階基準」シートで「評定の算出方法」を初期設定の「達成率方式」から「換算点方式」に変更してお使いください。5段階評定の基準は自由に設定していただけます。
◆5段階評定基準の変更
5段階評定の基準は,「5段階基準」シートで自由に設定いただけます。この場合は,以下の手順で設定を行ってください。
@変更したいABCの組み合わせに対応した換算点合計を確認します。
初期設定では,Aが2つ・Bが1つの場合の換算点は8点となっています。
A学校の実情に合うように5段階評定表の5,4,3,2それぞれの基準を修正します。
「5段階評定基準表」は初期設定では「9」点以上が「5」になっています。「9」を「8」に変更すると,Aが2つ・Bが1つの場合も「5」になります。
◆観点数を変更する場合
◎「達成率方式」で5段階評定を出す場合
設定を変更しなくてもそのままお使いいただけます。
◎「換算点方式」(ABCの個数)で5段階評定を出す場合
5段階評定の基準値を変更することでお使いいただけます。以下の手順で設定を行ってください。
@3観点の場合のABCの組み合わせそれぞれについて,換算点の合計を求めます。
ABCの配点を初期設定のA=3,B=2,C=1としている場合は,換算点の合計は以下の通りです。
A5段階評定1〜5のそれぞれの基準値を確認します。
換算点合計の値がいくつ以上のとき,どの評定にするのかを決めます。
※上の例では,6以上のとき「5」,5以上のとき「4」,4以上のとき「3」,3以上のとき「2」としています。
B5段階評定基準表で基準値を変更します。
「5段階基準」シートの5段階評定基準表の赤枠内の数値を,Aで確認した基準値に合わせて変更してください。
※上の例の場合は,下の図のように変更します。
※評定「2」の基準値未満の場合,評定「1」となります。(5段階評定基準表の「1」の欄にはCCC(3観点)の数値が自動表示されますが,この数値は成績表には反映されないため,入力の必要はありません。)
◆観点の重みを変更する場合
各パターンの換算合計点は,観点の重み付けを行わない場合の例を示しております。重み付けを行った場合には対応しておりませんのでご了承ください。
換算点方式では,換算合計点を5段階評定の基準値として,評定を出しています。観点の重み付けを行った場合は,重み付けを加味して算出されるため,評定も異なる結果となります。
【換算合計点の算出方法】
この集計表での「換算合計点」の算出方法を,3観点で下の図のように基準値を設定した場合を例にご説明します。
◆通常(重み付けなし)のとき
換算合計点=観点1の換算点+観点2の換算点+観点3の換算点
例)A=3,B=2,C=1のとき
「AAB」「BAA」の換算合計点はどちらも「8」,評定は「4」になります。
3+3+2=8 ⇒ 評定「4」
2+3+3=8 ⇒ 評定「4」
◆重み付けをしたとき
以下の方法で換算合計点が算出されます。
@各観点の換算点に重みを掛けたものの「合計」を出します。
合計=観点1の換算点×観点1の重み+観点2の換算点×観点2の重み+観点3の換算点×観点3の重み
A@で求めた値を,各観点の重みの数値の合計で割り,観点数「3」を掛けます。
例)A=3,B=2,C=1で,観点1の重みを「2」にした場合
換算合計点=(観点1の換算点×2+観点2の換算点+観点3の換算点)÷(2+1+1)×3
「AAB」の換算合計点は「8.25」,評定は「4」になります。
(3×2+3+2)÷(2+1+1)×3=11÷4×3=8.25 ⇒ 評定「4」
「BAA」の換算合計点は「9.6」,評定は「3」になります。
(2×2+3+3)÷(2+1+1)×3=10÷4×3=7.5 ⇒ 評定「3」
換算点方式では,換算合計点を5段階の基準値として5段階評定基準表の赤枠内に設定します。
【5段階評定基準の設定のしかた】
@重み付け後の5段階評定の基準値を決めます。
A集計表での「換算合計点」を求めます。
B換算合計点から,集計表に入れる基準値を求めます。
C求めた基準値を「5段階基準」シートの「5段階評定基準表」に入力します。
例)A=3,B=2,C=1の設定で,3観点のうち観点1のみ重み付けを「2」にした場合
@重み付け後の5段階評定の基準を,下の表の@のように決めます。
A各合計に「÷4×3」をして,集計表での「換算合計点」を求めます。
B集計表に入れる基準値を求めます。
C求めた基準値を「5段階基準」シートの「5段階評定基準表」に入力します。
総合成績は,観点が縦並び形式の「総合成績・縦」シートと,観点が横並び(一人一行)形式の「総合成績・横」シートの2種類のレイアウトでご用意しています。お使いの校務支援システムに合わせてお選びください。
※校務支援システムへの転記についてご不明な点がございましたら,弊社担当までお問い合わせください。
▲「総合成績・縦」シート
▲「総合成績・横」シート
<例>校務支援システムの画面が以下のようなレイアウトの場合
▲校務支援システム画面イメージ
CRE集計表の「総合成績・横」シートから「ABC評価」と「5段階評定」の2箇所(下の図の赤枠の箇所)を,以下のように2回に分けて校務支援システムに転記してください。
@「総合成績・横」シートで全生徒の「ABC評価」のセルをコピーし,校務支援システムの観点別ABC評価欄に貼り付けます。
A続いて全生徒の「5段階評定」のセルをコピーし,校務支援システムの評定欄に貼り付けます。
▲CRE集計表の「総合成績・横」シート
「CRE集計表」の各シートは,白黒印刷した際の見やすさを優先した印刷設定となっております。
カラー印刷をする際は,以下の手順で設定を変更くださいますようお願いいたします。
@「CRE集計表」を開き,印刷したいシートを表示してください。
Aエクセルの「ファイル」タブより「印刷」を選びます。「ページ設定」をクリックします。
B「ページ設定」ダイアログボックスの「シート」タブで「白黒印刷」のチェックを外します。
「CRE集計表」の使い方や校務支援システムへの転記についてご不明な点がございましたら,以下のお問い合わせフォームより弊社担当までお問い合わせください。
- お問い合わせフォーム:
- https://forms.gle/zfgoKv81vfK8x2e3A