研究会情報
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読み・書き・算数に必要な基礎能力と発達
開催地域
オンライン
日程
2022/8/5(※要申込:8/3まで)
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
奥村 智人 先生(大阪医科薬科大学LDセンター・小児高次脳機能障害研究所 オプトメトリスト)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/授業全般/評価・指導要録

読み・書き・算数に必要な基礎能力と発達

▼ 開催日時
2022年8月5日(金) 9:30〜16:00

▼ お申込・詳細はこちらから
https://form.dr-seminar.jp/lps/asgzdk/kanagawald_summer2022_information

<担当講師>
奥村 智人 先生(大阪医科薬科大学LDセンター・小児高次脳機能障害研究所 オプトメトリスト)

<講師からのメッセージ>
学習面のつまずきの支援を考えるとき、今手元にある教材や機器、知っている指導法で対応してしまいがちです。学習の指導、合理的配慮を含め、使いやすい教材や機器、支援法ありきの支援は、子どもに合うこともあれば、まったく合わないこともあります。もちろん、最新のICT機器やトレーニング教材などは子どもたちを支援する際に大きな力を発揮します。

しかし、本当に有効な支援を行うには、子どもに合った教材や支援法の選択と活用する時期の判断が必要です。選択と時期の判断を的確におこない、効果的な支援をするためには、それぞれの学習に「どのような側面があるのか」「どのような基礎能力が必要なのか」「それらの基礎能力がどのように発達するのか」を理解することが大切です。例えば、読みの側面には、「速さ」「正確さ」「理解力」などがありますし、書きの側面には「速さ」「正確さ」「読みやすさ」「疲れにくさ」などがあります。されらにそれぞれの側面にいくつかの認知機能が関わっていて、脳や身体の発達がも関係しています。

このセミナーでは、「読み」「書き」「算数」に必要な基礎能力と発達を体験プログラムや動画も交えながら学び、学習でつまずきを少なくするための関わり方について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。なお、今回は、読み書き算数や学習に関わる認知機能に関する研修を初めて受講される方を主な対象者として、基本的な知識を体系的に学んでいただくための内容で構成していく予定です。

▼講師プロフィール
三重県出身。医学博士・オプトメトリスト。特別支援教育士SV。American Academy of Optometry認定(FAAO)。米国パシフィック大学オプトメトリー修士および教育学修士課程修了後、現職。著書に『学習につまずく子どもの見る力-視力がよいのに見る力が弱い原因とその支援-』(明治図書、2010年)、『見る力を育てるビジョン・アセスメント-WAVES-』(学研、2014年)など。