いま、教育のあり方は大きな過渡期にあると言われています。教育のICT化やAIの登場など時代の流れにより、学校現場には従来型の「知識伝達型」の授業からの転換が求められています。とりわけ「教師のあり方」、「実践のあり方」への省察が根本のところから求められています。その方向性を打ち出したものが「新学習指導要領(平成29年3月告示)」であると私たちは受け止めています。
本研究主題は、「新学習指導要領」を創造的に実現できる「教師力」とは何かを各教科が問いかけ、一人の教師、教師を目指す一人の学生の中に「教師力」がどのように育まれていくのかを明らかにする、同僚研修のあり方を提案していくものです。
学校現場で懸案となっている「実践知」の継承。私たちは、特に若手教員のミドル・リーダーへの成長過程、ならびに教育実習生の職能成長の姿を、「書き取る」「読み取る」ことを通して、「教師力」の開発に取り組んでいきます。ご参加の方々からご意見をいただき、今後の研究に生かしていきたいと考えております。どうぞお越しくださいませ。