教育オピニオン
日本の教育界にあらゆる角度から斬り込む!様々な立場の執筆者による読み応えのある記事をお届けします。
最近の記事>道徳
  • 鹿児島大学教育学部附属小学校福留 忠洋
    • 2017/10/1
    • 教育オピニオン
    • 道徳
    1 6年間のつながりを明確に見通した道徳授業
    「道徳授業は、答えが決まっていてあきあきする。」
    「低学年のころは楽しかったけど、今は楽しくない。」
    「先生は、いつも主人公はどんな気持ちだろう?と同じことを聞いてくる。」
    道徳授業を行う中で、これらの...
  • 東京大学大学院教育学研究科准教授片山 勝茂
    • 2017/3/1
    • 教育オピニオン
    • 道徳
    1 はじめに
    本稿は、イギリス(イングランド)の道徳教育の改革動向を具体例を交えながら紹介することで、日本における道徳の「教科化」について考える材料を提供したい。
    イギリスでは、日本のような特設の道徳の時間や教科としての道徳は存在しない。道徳教育に...
  • 畿央大学大学院教育学研究科教授島 恒生 
    • 2014/12/1
    • 教育オピニオン
    • 道徳
    平成26年10月21日、中央教育審議会は、「道徳に係る教育課程の改善について(答申)」(以下、「答申」という)を出した。
    昭和33年以来、道徳の時間を要とし教育活動全体で進めてきた体制は維持しつつ、道徳の時間を「特別の教科 道徳」(仮称)として位置付け...
  • 帝京大学教職大学院准教授清水 保徳
    • 2013/4/1
    • 教育オピニオン
    • 道徳
    1 はじめに
    道徳の教科化についての論議は、これまで何度も繰り返されてきた。直近の学習指導要領改訂の際も話題となり、政権交代がなされた今また、いじめ問題の解決策として道徳の教科化がこれまで以上に現実味を帯びて語られている。
    2013年3月に行われた教育z...
  • 福山大学大学教育センター教授荒木 紀幸
    • 2013/2/15
    • 教育オピニオン
    • 道徳
    はじめに
    私が学校教育の心理学研究に携わって早いもので45年近くになるが、一貫して行ってきた研究には、(1)不安やストレスが子どもや教師の行動に及ぼす影響に関するもの、(2)コールバーグ理論に基づくモラルジレンマ授業を我が国の教育風土に適合させるため...
  • 國學院大學人間開発学部教授田沼 茂紀
    • 2012/2/24
    • 教育オピニオン
    • 道徳
    はじめに
    早いもので、平成20年3月告示の義務教育学校学習指導要領も23年度の小学校に次いで、中学校も全面実施年度を迎えることとなった。全国の気の早い道徳教育研究推進校の中には、もう次期学習指導要領改訂のポイントは何かと穿った思惑的課題を先取りしよう...
  • 北海道小清水町立小清水中学校長長野 藤夫
    • 2011/12/9
    • 教育オピニオン
    • 道徳
    世の中、どこかおかしい。
    ごね得、横車、無理押しや、法の精神を踏みにじる輩は、昔からいることはいた。
    だが、それは一部に限られ、その部分を「シャットアウト」することで社会はビクともしなかった。まじめに生きたい人間は、それこそ普通に、まじめに...
  • 東京学芸大学教職大学院特任教授福田 富美雄
    • 2011/6/7
    • 教育オピニオン
    • 道徳
    昨年12月に都内で行われた小学校三年生の「しあわせの王子」(敬けん)を活用した授業研究会でのことである。授業が始まる少し前に教室に入ると、38人の在籍児童はすでに着席していて担任教師と数え歌に続くじゃんけんゲームに興じていた。歌声も元気、グー・チョ...
  • 武蔵野大学教授貝塚 茂樹
    • 2011/5/26
    • 教育オピニオン
    • 道徳
    一九五〇(昭和二五)年一一月に天野貞祐文部大臣による「修身科」復活発言に対して、「ほとんどの新聞は、修身科復活に反対の立場」をとり、「四面楚歌」の中で挫折した(船山謙次『戦後道徳教育論史 上』)。これが戦後教育史の典型的な評価である。