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全国学力テスト問題を公表―国立教育政策研究所
kyoikujin
2009/4/22 掲載

 21日、全国の小学6年生と中学3年生、合わせて約235万人が参加する全国学力テストが実施された。43年ぶりの再開から数えて3度目となる今回のテストは、愛知県犬山市の初参加により、全国・公立学校で一斉実施される予定だったが、鹿児島県の1校で実施日を間違うなどのトラブルもあったようだ。

 学力テストの問題は、国立教育政策研究所の「平成21年度全国学力・学習状況調査の調査問題・正答例・解説資料について」に掲載されているが、昨年3月に告示された新学習指導要領の趣旨を意識した出題内容となっているようだ。

 調査結果は8月中には公表される予定だが、結果の開示については、以前の記事でも取り上げたように、市町村別や学校別にするなど教育委員会の意向により対応は様々となることが予想される。調査にかかる費用は採点なども含めると約60億。文部科学省では、昨年12月に「平成21年度全国学力・学習状況調査の実施方法等の改善について」(PDF)を取りまとめるなど、調査結果ついての見直しもなされているが、この調査結果が学校現場で有効に生かされることを期待するばかりだ。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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