高等学校新学習指導要領の展開 公民科編
平成21年版

高等学校新学習指導要領の展開 公民科編平成21年版

新学習指導要領の内容を具体化する完全ナビ&ガイド

新学習指導要領公民科では、身に付けさせる知識、概念を明確にし、それを習得させるための課題を探究させる項目を設けた。また、各科目での内容を充実させ、その取扱いに関しても丁寧に解説している。授業計画・展開・改善に役立つ1冊である。


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ISBN:
978-4-18-850419-2
ジャンル:
学習指導要領・教育課程
刊行:
対象:
高校
仕様:
A5判 196頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年11月18日
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
T部 改訂の基本方針と公民科の改善ポイント
1章 公民科改訂の背景と改善の基本方針を探る
§1 どのような背景のもとで改訂されたのか
1 学習指導要領改訂の流れ
2 学習指導要領改訂の基本的な考え方
§2 公民科の課題とは何だったのか,またどのような考え方で改善されたのか
1 公民科の課題
2 公民科の改善の考え方
2章 新しい公民科のねらいと内容の特色を探る
§1 新しい公民科のねらいは何か,また内容はどのように構成されているのか
1 新しい公民科のねらい
2 公民科の内容構成の考え方
§2 新・旧学習指導要領の対比からどのような特色が読み取れるか
1 公民科各科目の新旧対照表
2 各科目の内容構成の特色
U部 公民科の改訂内容
1章 教科目標はどのように変わったか
§1 新・旧教科目標を対比して変更点を探る
§2 小・中・高等学校の関連
2章 公民科の科目編成をどのようにとらえるか
§1 公民科の科目はどのような考え方で編成されているか
1 公民科の科目構成と必履修科目
2 公民科の科目編成
§2 公民科各科目の関連
V部 公民科の各科目の目標と内容の改善
1章 現代社会はどのように改善されたのか
§1 どのような趣旨で目標と内容が改善されたのか
1 目標改善の趣旨
2 中教審答申との関係
3 内容改善の趣旨
§2 内容の改善ポイントは何か
1 私たちの生きる社会
2 現代社会と人間としての在り方生き方
3 共に生きる社会を目指して
§3 内容の解説と教材開発の視点
1 内容 「(1) 私たちの生きる社会」
2 内容 「(2) 現代社会と人間としての在り方生き方」
ア 青年期と自己の形成
イ 現代の民主政治と政治参加の意義
ウ 個人の尊重と法の支配
エ 現代の経済社会と経済活動の在り方
オ 国際社会の動向と日本の果たすべき役割
3 内容 「(3) 共に生きる社会を目指して」
2章 倫理はどのように改善されたのか
§1 どのような趣旨で目標と内容が改善されたのか
1 目標の改善
2 内容の改善
§2 内容の改善ポイントは何か
1 内容 「(1) 現代に生きる自己の課題」
2 内容 「(2) 人間としての在り方生き方」
3 内容 「(3) 現代と倫理」
§3 内容の解説と教材開発の視点
1 内容 「(1) 現代に生きる自己の課題」
2 内容 「(2) 人間としての在り方生き方」
ア 人間としての自覚
イ 国際社会に生きる日本人としての自覚
3 内容 「(3) 現代と倫理」
ア 現代に生きる人間の倫理
イ 現代の諸課題と倫理
3章 政治・経済はどのように改善されたのか
§1 どのような趣旨で目標と内容が改善されたのか
1 改善の趣旨
2 目標
§2 内容の改善ポイントは何か
1 法に関する学習の充実
2 金融や消費者に関する学習の充実
3 課題を探究させる学習の充実
§3 内容の解説と教材開発の視点
1 内容 「(1) 現代の政治」
ア 民主政治の基本原理と日本国憲法
イ 現代の国際政治
2 内容 「(2) 現代の経済」
ア 現代経済の仕組みと特質
イ 国民経済と国際経済
3 内容 「(3) 現代社会の諸課題」
ア 現代日本の政治や経済の諸課題
イ 国際社会の政治や経済の諸課題
4章 各科目にわたる内容の取扱い
§1 様々な学習活動の工夫
1 資料の収集・選択
2 資料の読み取り・解釈
3 観察,見学及び調査・研究
4 発表
5 報告書
§2 情報手段の活用
付録・高等学校学習指導要領「公民」

まえがき

 平成21年3月に新高等学校学習指導要領が告示された。これまで学習指導要領はおおよそ十年に一度改訂が行われている。なぜなら,この間に生じた社会の変化に対応し,新たな課題を克服できる児童生徒を育てるために改善を図っていく必要があるからである。

 ところで今次改訂では,いままでになかった特色がある。それは,教育の根幹を定める教育基本法が改正され,現代社会に即した教育の創造が目指されたことである。さらに,教育基本法の理念を実現するために学校教育法の改正も行われている。とりわけ注目したいのは,学校教育法第30条2項に知識基盤社会を見据えて「基礎的な知識及び技能を習得させるとともに,これらを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力その他の能力をはぐくみ,主体的に学習に取り組む態度を養う」という内容が明記されたことである。

 こうした状況を踏まえ,社会科,地理歴史科,公民科では共通の「改善の基本方針」として,「社会的事象に関する基礎的・基本的な知識,概念や技能を確実に習得させ,それらを活用する力や課題を探究する力を育成する観点から,各学校段階の特質に応じて,習得すべき知識,概念の明確化を図るとともに,コンピュータなども活用しながら,地図や統計など各種の資料から必要な情報を集めて読み取ること,社会的事象の意味,意義を解釈すること,事象の特色や事象間の関連を説明すること,自分の考えを論述することを一層重視する方向で改善を図る」(中教審答申)ことが示された。

 これを基に公民科では,身に付けさせる知識,概念を明確にし,それを習得させる項目を設けるとともに,知識,概念を活用して課題を探究させる項目を設けるなどの改善を行っている。また,内容面では,中教審答申が「社会経済システム」「伝統や文化」「宗教」「持続可能な社会の実現」などをキーワードとする学習の充実を求めていることを踏まえ,公民科各科目でそれらの内容を充実したり,新項目を設けたりするなどの改善を図っている。

 例えば,「現代社会」では,冒頭の項目で「幸福」「正義」「公正」という概念を学び,それらを活用して次の項目では倫理,社会,文化,政治,法,経済,国際という視点から社会の在り方や生き方を考察させる。さらに持続可能な社会の形成に参画する観点から課題を探究させる新項目を最後に位置付けるなどの改善を図っている。「倫理」では,自己を振り返りながら生き方について考察させ,その上で,伝統や文化,宗教の学習を踏まえつつ,先哲の基本的な考え方を学び,現代社会における倫理的課題を探究させるように改善を図っている。「政治・経済」では,近年の社会経済の動向や宗教の多様性に着目しながら内容を刷新するとともに,政治や経済の学習で身に付けた概念を活用して持続可能な社会の形成という観点から現代社会の諸課題を探究させるように改善を図っている。

 以上のような改善の趣旨を実現する授業づくりに向けて様々な研究や準備がなされているこの時期に,本書が多くの先生方に役立つことができれば幸いである。

 最後になりましたが,企画・編集・校正で御指導いただいた明治図書出版編集部の安藤征宏氏・飯島トミ氏に対して厚くお礼を申し上げたい。


  平成22年2月   編著者 /大杉 昭英

著者紹介

大杉 昭英(おおすぎ あきひで)著書を検索»

1953年 広島県生まれ

1979年 広島大学大学院教育学研究科修士課程修了

1997年 文部省初等中等教育局中学校課/高等学校課教科調査官

2003年 文部科学省初等中等教育局視学官

現在  岐阜大学教育学部教授

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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