教え方のプロ・向山洋一全集77
向山型国語=暗唱・漢字文化・五色百人一首

教え方のプロ・向山洋一全集77向山型国語=暗唱・漢字文化・五色百人一首

好評2刷

基礎学力を保障する向山型国語の全てを語る。

@基礎学力を保障する向山型漢字指導、A21世紀型の漢字の教え方「漢字文化の授業」、Bドラマが次々と生まれる五色百人一首、C国語の能力を高める向山式暗唱・直写・読書指導、D向山が教える国語教育Q&A、きちんと指導すれば必ず学力は上がるのだ!


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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-825710-5
ジャンル:
授業全般
刊行:
2刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 224頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年10月23日
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目次

もくじの詳細表示

二十一世紀初頭の向山の主張
T 基礎学力を保障する向山型漢字指導
1 教育技術学会漢字学力調査は、漢字を宿題ですませている教師が、学力破壊の元凶であることを明らかにした
2 すぐれた教材・教具は、子どもを伸ばし、クラスをまとめ、教師の仕事を支えてくれる
3 すぐれもの教材は、すぐれた授業のシステム化である
4 すぐれた教材はえりぬきのパーツを配列したシステムである
5 向山は漢字を教えない。しかし、子どもの実力は抜群だ
6 脳科学の原則にあてはまるのが向山型授業法
7 体力主義(人力車イメージ)の漢字練習法が子ども(特にできない子)を苦しめる
U 二一世紀型の漢字の教え方「漢字文化の授業」
1 向山型国語のパーツ 漢字文化の授業と検定
2 上海師大附属小で受けた「漢字文化」の授業――日中漢字文化検定を準備中!
3 二一世紀への授業初提案 熱中・漢字文化の授業
4 熱中に熱中する漢字文化の授業
5 漢字英語まじり文
6 「教材との葛藤」で授業が変わる!
――「漢字文化の授業」はいかなることを変革しようとしているか――
7 緊急提案! 漢字の学習構造を研究し作りかえよう
8 TOSSが漢字学習にメスを入れる
9 「読み先習」「平仮名より漢字の方が易しい」「漢字は幼児の方が早く覚える」「漢字文化の授業を」などの根本的問題をきちんと研究すべきである
10 大きな「戦後教育政策」への異議申し立て!漢字指導の基本方針はこれでいいのか?
11 戦後教育の重要な欠陥
――読み書き同習、仮名先習、六歳開始――
12 これまでの漢字学習は根本から糺されるべきである
13 上海市実験小学校の研究報告に日本の附属小はどう答えるか四
14 ノーベル賞級の教材「輪郭漢字カード」
V ドラマが次々と生まれる五色百人一首
1 五色百人一首―子どもが熱中してクラスがまとまる
2 「学級がまとまる」五色百人一首を幅広くするために!
3 学級づくりの中心に五色百人一首
4 クラスがまとまるすぐれもの 五色百人一首
5 五色百人一首は、クラスのまとまりを作る最強の文化
6 ルールを守らざるを得ないクラス集団の力がクラスをまとめあげる
7 毎日のようにルールを学び教師の指導が通る体験が続く
――五色百人一首が学級崩壊を救う本当の理由――
8 向山にとって当たり前すぎることは文章にならなかった
――五色百人一首の場合――
9 教師はすぐれた教材教具に助けられる
10 現・前・元の三人の文科省副大臣が五色百人一首大会の名誉会長に就任
11 五色百人一首福岡大会名誉会長原田代議士が文部科学省副大臣に就任
12 NHKテレビで、京都大会が放映された
13 上野寛永寺東京大会、大盛況
14 それは、ボランティア教師の尊い活動に支えられている
15 逃げるな! 道は必ず開ける
16 百人一首は千年の歳月を生きぬいたすぐれた教材である
17 授業参観では、一人一人が生き生きとする活動の場を演出する。五色百人一首はぜひともやっておきたいことである
W 国語の能力を高める向山式暗唱・直写・読書指導
1 日本で初めて公開された暗唱の授業
2 新卒以来三二年間、ずっと続けた名文詩文向山の暗唱指導五四
3 暗唱指導の効果
4 まねをして一〇〇回も繰り返すことは、長い間かけて人類が得た知恵である
5 暗唱は頭全体を使い、頭を良くする
6 名文・詩文 向山洋一の暗唱指導
7 向山式暗唱指導法
8 東アジア五千年の教育の知恵直写教材を教師も子どもも体験すべきである
9 暗唱・直写教材古くて新しい第一級の教材
10 「火の鳥」のメッセージは教え子の中で発展した
11 学校図書館で二一世紀にふさわしい「情報」を
12 学校図書館を文化・情報の基地に!
X 向山が答えるこれからの国語教育Q&A
1 国語の授業で教えるのは言語技術である
2 中学を卒業するまでに国語の授業で教えるべきこと
3 小二での改行やかぎかっこの効果的な指導方法はなにか
4 要約文を書かせるときの指導法について知りたい
5 作文の赤ペン指導は「子どもへのラブレター」を書くことだ〇一
6 百人一首をはじめ、スポーツ、遊びには序列がつきものである〇五
7 この子(できない)が将来一人で生きていくにはどうしたらよいかを教師は考えるべきだ
8 発表できない生徒にどのようなはたらきかけが有効か
9 討論で子どもたちの話し合いがかみ合うようにするには
10 少人数学級の担任を学期ごとに変えるのはいいことなのか一二
11 五色百人一首で強い子と弱い子が固定してきて、弱い子がやる気がなくなったらどうしたらよいか
向山洋一氏から日本の教師たちへ /伴 一孝
――「千年紀を駆け抜く」渾身のメッセージ

二十一世紀初頭の向山の主張

 今回、第六期の向山洋一全集は、これまでと違い、すべて新刊である。

 第五期までの全集は、これまでに発刊された本を「項目ごとにバラバラに分解」して、再編したものであった。

 しかし、第六期全集は、これまでに単行本として発刊されてない「論文」からできている。

 本来なら、一冊ずつを、単行本として発刊し、何年か後に「項目ごとにバラバラに分解」して、全集にするのが筋なのだろうが、内容にまとまりがあるため「単行本出版」を省略して、一気に全集にしたのである。

 第六期全集と(来年出される第七期全集)は、二十世紀から二十一世紀にかけての、激動する現代史の中における「日本教育界の大テーマ」を扱ったものばかりである。

 TOSS及び向山が提案してきたことは、二十一世紀の教育界の大きな流れとなっている。


 その一は、教育ポータルサイト「インターネットランド」の建設である。

 TOSSは、インターネットの大切さと重要性にいちはやく気づき、ポータルサイトの建設にとりくんだ。

 多くの教育関係者が「さまざまなサイトの収集」に目を向けていた時に、TOSSは「必要なサイトは自分たちで作る」方向に道を定め、「フラッシュ」「ディレクター」などのプロが使用していたソフトを解約して、一万数千のサイトを誇る「インターネットランド」を建設した。無料である。

 教育ポータルサイトとしては世界一であり、二千万を超えるアクセスがあり、年間のページビューは数十億となる。

 「高度情報化社会は高度信頼化社会」によって成り立つという方針のもと、無政府状態のインターネットに「ランド」の思想を持ち込んだ。「インターネットランド」はTOSS商標である。

 この方向がいかに正しかったかは、アメリカの最新のインターネット研究の報告、NHK出版の『新ネットワーク思考』によって明白だ。

 その二は、教師の技量を向上させる具体的方法として「授業の技量検定」を発足させたことである。

 数千名の教師が、次々と挑戦していった。

 TOSS技量検定による教師の技量の向上は、目ざましいものであった。

 読売新聞は「TOSSの授業力」に注目し、国際フォーラムで大イベントを実施し、新聞でも大特集をした。

 NHKも、朝のニュース「おはよう日本」で、特集を組んだ。

 更にTBSテレビも特集番組とし、テレビ大分はじめ多くの局で特集がされた。

 教師の技量検定は、教育界のさまざまな分野に多くの影響を与えつつある。

 その三は、特別支援教育の「具体的方法」の主張である。

 軽度知的障害を持つ多くの子どもたちは、不適切な指導下にその障害を悪化させていた。

 私たちは、東北大病院の横山ドクター、岡山の平山教授とともに、「障害の理解」「授業での対応」「授業の演習」などを次々に開発し、セミナーなどで提言していった。

 その四は、基礎学力を保障する「向山型算数」の主張である。

 問題解決学習等が、大量の落ちこぼれを生んでいる現状を批判し、「学級平均が九〇点」「五点一〇点の子が満点」をとる指導法を提言していった。

 その五は、「総合的学習」の中心は、「国際化」「高齢化」「環境」「情報化」などの今後の社会の中で、「ボランティア教育」「読まない、書かない、訳さない英会話の授業」「環境・エネルギー教育」「スマートボードを活用したITによる授業」「食育」「ライフスキル」などを次々と開発し、提言していった。

 その六は、「百人一首」「名文暗唱」「和装・礼法」「よさこいソーラン」などの日本の文化を大切にして、それを広げる積極的行動をしていったことである。

 その七は、「TOSSデー」「子どもTOSSデー」「学生TOSSデー」を全都道府県教育会場で開き、役に立つ教育の文化を広く普及していったことである。


 これらのどの動きも、それまでの日本の教育界になかった「重要」で「新しく」て「巨大」な動きであった。

 これ以外にも「学級崩壊」「基礎学力の保障」をはじめ、大切なテーマも提言してきた。

 二十世紀から二十一世紀にかけ、TOSSは実践と研究の幅を広げ、内容を深化させてきた。

 そして、次々と参加する若い教師、中堅教師とともに、その陣容を発展させてきた。

 現在、一〇〇名ほどの研究会、セミナーは、一年間で全国各地で一〇〇ヶ所を超えている。毎月、全国のどこかで一〇ヶ所近いところで、「セミナー」「講座」「検定」「イベント」が行われている。

 これに「TOSSデー」「学生TOSSデー」「子どもTOSSデー」「五色百人一首大会」などを加えると、TOSSの年間イベント会場は一〇〇〇会場にもなる。

 現在・過去の日本で、断トツの巨大な研究・実践集団である。

 本全集は、そうした日本の動きの中で、私が主張し、実践してきたことである。

 (次年度の第七期も、この時期の向山の主張である。)

 二十一世紀の教育を展望し、自分の実践の場をしっかりさせるために、本書が役立てば幸いである。


  二〇〇六年一月二〇日、ロンドン教育視察から帰国して

   TOSS代表 /向山 洋一

著者紹介

向山 洋一(むこうやま よういち)著書を検索»

1943年9月生まれ

1968年3月 東京学芸大学社会科卒業

2000年3月 東京都大田区立多摩川小学校退職

教育技術法則化運動代表,千葉大学非常勤講師,上海師範大学客員教授,日本教育技術学会会長,日本言語技術教育学会副会長。月刊『教室ツーウェイ』『向山型「算数」』『向山型「国語」』編集長。月刊『教育トークライン』,隔月刊『ジュニア・ボランティア教育』編集人。

日本一のインターネット教育情報ポータルサイトTOSSランド代表。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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