あなたの授業力が大変身! 河田孝文の授業ナビ講座4
PISA型読解力対応 ノートを“勉強の親友”にする指導の秘訣

あなたの授業力が大変身! 河田孝文の授業ナビ講座4PISA型読解力対応 ノートを“勉強の親友”にする指導の秘訣

好評3刷

書評掲載中

学力に結びつくノートの原則と指導についてまとめた1冊

ノートスキルは学力を培うと主張。自学力、授業の効率化、学習量の保証、学力を伸ばすなどの利点があり、「学習の要」だと主張。ノートスキルを磨いた学級の実態を示し、ノート活用の型を教えることで、学力が高まる事実例を豊富に収録。


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ISBN:
978-4-18-748410-5
ジャンル:
授業全般
刊行:
3刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 168頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年10月16日
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もくじ

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まえがき
一 ノートスキルは学力を培う
――プリント中心授業との訣別――
1 ノートスキルは自学力を培う
2 ノートスキルは授業を効率的にする
3 ノートスキルは学習量を保証する
4 ノートスキルは学力を伸ばす
5 ノートスキルは学習の要である
二 ノートをフォーマットすれば授業が効率化する
1 ノートスキルを磨いた学級
2 ノートスキルをフォーマットする
三 型を教える
1 ノート活用の型
2 ノート活用の型を教える
四 誰でもできる向山式ノート指導(原則編)
1 向山式ノート指導の概要
2 追試上の修正ポイント
3 ノート指導の実際(原則編)
五 ノートまとめ評定の手順
1 ノートまとめ評定の手順
2 一〇の観点についての考察
六 国語ノートは考える力を培う
1 分析批評の授業は作文力を培う
2 作文の型は考える型を教える
七 国語の基礎体力を培う国語ノート活用法
1 知識記憶を強化するノート指導
2 学習内容を記録する
3 まとめる力をつけるノート指導
4 国語の基礎体力をつける漢字ノート
5 作文に慣れる日記
八 ノート活用の型を教えることで国語力は伸びる
1 達意の文章に必要な二つの型
2 表記の型を教える
3 表現の型を教える
九 基礎基本を培う社会科ノート活用の型(記録ノート編@)
1 学習のしつけとしてのノート活用の型
2 社会科学力を支えるノート活用の型
3 「記録するノート」活用の型
十 基礎基本を培う社会科ノート活用の型(記録ノート編A)
1 脳の特性を利用したノート活用法
十一 基礎基本を培う社会科ノート活用の型(考えるノート編)
1 考えれば暗記する
2 情報を整理させる発問 その1
3 情報を整理させる発問 その2
十二 まとめる力と記憶力がアップする向山式ノートまとめ指導法
1 記憶を強固にする説明という作業
2 記憶を強固にする向山式ノート指導
3 ノート指導の実際
十三 丁寧さの上に基本形を積み上げると技化する
1 基礎学力の土台を育てる丁寧さ
2 基礎学力そのものを育てる基本形
十四 理科ノートスキル(実験編)
1 理科は教科書実験が原則
2 教科書実験の原則
十五 ノートは能力獲得の触媒である
1 作業量を保証するノート作業
2 観察記録もノートにさせる
十六 低学年ノート指導の原則
1 「指示どおり」という学習作業
2 低学年算数のノートフォーマット
3 低学年は骨太で自ら進化する存在
十七 学力を支える学習アイテム
1 必須アイテム
2 鉛筆を削ってこさせる
3 下じきを敷く
十八 どんな子も学力向上し勉強が好きになるノート指導の極意
1 どんな子も必ず勉強ができるようになる
2 学力を向上させる写すノート
あとがき

まえがき

 「東大合格生のノートはかならず美しい」(文藝春秋)が発刊された。

 著者太田あや氏が、東大生のノートをかきあつめ、分析し、東大合格者のノートの共通点を抽出した本である。

 その中にとても興味深い法則があった。


  大胆に余白をとる

  オリジナルのフォーマットを持つ

  当然、丁寧に書いている


 私が教室で教えていることとまったく同じである。

 算数の時間、次のようなことを話す。

 「ノートはゆったり使いなさい」

 「問題と問題の間は二行あけなさい(指二本分あけなさい)」

 「わり算筆算は一ページに一問にしなさい」

 「(数行しか残っていないとき)新しいページを開けなさい」

 「間違いは、消しゴムで消しません」

 「バツをつけて、新たに書き直しなさい」

 「数字は、大きく書きなさい」

 「濃く書きなさい」

 「丁寧に書きなさい」

 「ノートはたくさん使いなさい」

 もちろん、一気にこれだけ話すのではない。

 節目に一つだけ話して、全員にさせるのである。

 一時間に一回以上は子どものノートを見る。

 言われたことができていなければ、「書きなおしていらっしゃい」となる。

 共通理解してさせた部分は、やり直しをさせるのである。

 たとえ答えがあっていようと。

 できるまで、何度でも。

 難解なことを要求しているのではない。

 誰でもできること、気をつければできることをたった一つだけ示し、させているのである。

 このように一つ一つ積み重ねてノートのフォーマットを作り上げていく。


 おかげで子ども達のノートはみんなすっきりしている。

 ぱっと開くと、内容がスッと入ってくる。

 ゆったり使うので、あっという間に一冊を使い切る。

 一人あたりの算数ノート消費量は、年間八冊である。

 これは、無駄遣いか。

 そんなことはない。

 ノートをゆったり使った子どもの成績は、例外なく向上している。

 ノートは、一冊百数十円。

 ジュース一本と同等の値段である。

 ジュースは、数秒の爽快感を伴って胃袋に消えていく。

 ノートは、どんなにゆったり書いても、使い切るまで一カ月はかかる。

 その間に、脳に大切な情報を刻み込む。

 ゆったりしたノートが学力に結びつくのだから、こんなに有効な使い方はない。


 太田氏の見つけた法則には次のようなものもあった。


  ノートは区切りが肝心


 これも、共通項である。

 社会や理科の学習の節目でノートまとめをさせる。

 子どもたちには次のように言う。

 「見開き二ページにまとめなさい」

 単元の内容を凝縮して見開き二ページにまとめさせるのである。

 それ以上でも以下でもいけない。

 二ページという限定されたスペースに学習内容を整理するのである。

 この作業も学力向上につながっている。

 ノートまとめの作業が効率のよいテスト勉強にもなるからである。


 ノートは、子どもたちにとって“勉強の親友”とも言える。


 学力に結びつくノートの原則と指導について本書にまとめた。

 お役にたてればうれしい。


  平成二一年二月   /河田 孝文

著者紹介

河田 孝文(かわた たかふみ)著書を検索»

1964年5月山口県豊浦郡豊北町神田特牛生まれ

1988年 山口大学教育学部卒業

1988年 山口県山陽町立厚狭小学校教諭

1993年 山口県豊浦町立小串小学校教諭

1996年 山口県下関市立江浦小学校教諭

1999年 山口県下関市立川棚小学校教諭

現在,下関市立桜山小学校教諭

1988年教育技術法則化運動に参加する。

向山洋一・22番弟子,槇田 健・1番弟子

TOSS道徳教育研究会代表

TOSS長州教育サークル所属

TOSS/Advance代表

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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