楽しいクラスづくりフレッシュ文庫57「それいけ応援団」練習メニュー50

好評9刷

ギャラリーがどう試合を盛上げるか,今昔東西スポーツ競技の一大事!本書は競技する人と同じように大事な応援団をどう楽しく運営するかを示す。


紙版価格: 1,600円+税

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-697718-6
ジャンル:
保健・体育
刊行:
9刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 120頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2020年1月20日
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目次

もくじの詳細表示

まえがき―応援団新文化をめざして
[T] 応援団のアイテム・グッズ
1.応援団には,規格はずれのアイテム・グッズを
2.これぞ!「はちまき」
3.これぞ!「団旗」
4.鳴り物もにぎやかだ!
5.ポンポンは,かわいいお気に入りを
[U] CMを応援歌に
1.サザエさんの替え歌はもう古い
2.CMを応援歌に
3.応援歌にCMを使うメリット
4.「応援の楽しさ段階」におけるCM応援歌
5.CM応援歌の作り方
6.CM応援歌の例
[V] CMをコールに
1.基本的な応援が工夫のベース
2.CMをコールに
3.CM応援歌・CMコール一覧
4.CMコールの例
[W] 応援団のパフォーマンス
1.応援合戦のマンネリを打破るパフォーマンス
2.「応援の楽しさ段階」におけるパフォーマンス
3.応援団のパフォーマンスのコツ
4.パフォーマンス 「くまさん・ぶたさん(ぬいぐるみ)編」
5.パフォーマンス 「水戸黄門VS町のやくざ・ウルトラマンVSゴジラ編」
6.パフォーマンス 「ウルトラマンVSセーラームーン・水ロケットで勝負だ編」
7.パフォーマンス 「変身パフォーマンス・今年は何が出るかお楽しみ編」
[X] 練習には、オールマイティーの「そうだ、そうだ」コール
1.「そうだ、そうだ」コールとは,どんなコールか
2.「そうだ、そうだ」コールの特徴
3.「そうだ、そうだ」コールの有効な使い方
4.「そこの君」コールもあるぞ
[Y] 応援団も競技する
1.応援団が全校競技で主役になる
2.全校競技(大玉送り)における応援団の役割
3.競技の実際
[Z] 応援団にエールをおくる
1.運動会後の心のケアを大切に
2.応援団にエールをおくる
3.「はちまき」に思い出の言葉
4.応援団の子の保護者への手紙
[[] 応援団運営の小技集
1.ディティール(細部)に神が宿る・小技こそ大切
2.役割分担の基本は,やりたい子がやる。団長,副団長,旗持ちはじゃんけんで
3.応援団長が女の子でもいいじゃないか
4.各種目を学年で分担して,やる気を引き出す
5.応援団の担当者は3名がベスト
6.応援練習は赤白分かれて秘密練習
7.赤白あいさつは,スローガンだけ変える
8.全校応援練習は低学年をターゲットに
9.巨大な手で拍手の見本
10.プロ野球風ウエーブ
11.太鼓は応援団専用
12.さっと出て,さっと消える美学
13.全校児童に鳴りモノを持たす
14.応援歌の歌詞は,シーツに
15.応援グッズは倉庫に
16.グッズのしつけは最初が肝心
17.「今年のCMは?」応援団担当者の予想
18.ラフでいいから,実践ノートをとろう
[\] 応援団・運動会への道
1.応接団練習の全体構想・棟習プラン
2.1週目(第1段階・基本)
3.2週目(第2段階・工夫)
4.3週目(第3段階・習熟)
5.全校応援練習
6.卒業文集から
*あとがき

まえがき−応援団新文化をめざして

1.硬派は滅びる

 応援団といえば,はちまき,たすき,黒の詰め襟学生服,白手袋,団旗に先輩後輩の上意下達の厳しい規則と相場が決まっていた。

 やることといえば,エール交換,応援歌に3・3・7拍子である。

 小学校の運動会でも,応援団長になった子は近くの中学校から借りただぶだぶの詰め襟学生服か剣道の袴を着る。

 加えて,「伝統的な」応援団スタイルでも,15年前なら小学校の運動会でも,まだ受けていた。

 ところが,もう時代が変わった。

 だいたい,あの「伝統的な」応援団そのものを見かけなくなった。大学では,学生に敬遠され,応援団の部員を募集するのに四苦八苦し,廃部の危機に瀕しているところがほとんどである。

 小学校にも,その現象があらわれる。子どもの側に,応援団のなり手がないという。また,教師の側にも応援団担当のなり手がないという。

 そう,悲しいかな,「伝統的な」応援団は死滅しかけた文化なのである。

〔硬派の時代は去った〕

のである。

 今時,硬派ははやらない。

 昔のバンカラな応援団のイメージはなくなった。

 テレビや映画から,完全な二枚目,硬派が姿を消したように,100パーセント硬派はかえって敬遠される。


〔重たく暗い硬派イメージを,子ども達は受け入れない〕

のである。


2.お仕着せの応援練習が嫌われる

 もう一つ,「伝統的な」応援団が敬遠される理由がある。それは,


〔工夫の余地のないお仕着せの応援練習がいやだ〕


ということである。

 毎年,毎年,ワンパターンのエール交換,応援歌,3・3・7拍子ではうんざりするのも当然である。

 おまけに,それらは,先の「重たく暗い硬派イメージ」と結びついているのである。

 子どもの側に立つ。

 指導者である担当教師から,一方的に,「もっと声を大きく」「応援団なのだから,胸を張って」「指の先までピンと伸ばすんだ」などと,同じことをやらされていたらいやになるだろう。

 無思考で,工夫の余地のない活動である。

 無理強いばかりで楽しくない活動である。

 今の時代,「自ら学ぶ子を育てる」「学ぶ意欲・関心・態度を重視する」時代である。

 大げさにいえば,こんな「お仕着せ」の応援練習は時代に逆行しているといえる。

 このままでは,応援団は滅びの道を歩むことになる。


3.応援団新文化をめざして

 先の応援団のマイナスイメージ「重たく暗い硬派」「お仕着せの応援練習」を打ち破るキーとなるものは何か。

 それは,次の二つである。


 ・子ども達の工夫を取り入れるシステム

 ・軽く明るいパフォーマンス


 しかし,実は,この二つは不可分のものである。

 子ども達の工夫を応援練習に取り入れれば,子ども達が望むパフォーマンスが生まれる。当然,子ども達の望むパフォーマンスは,「重たく暗い硬派」イメージではなく,「軽く明るい三枚目」のはずである。

 「子ども達の工夫を取り入れるシステム」がきちんと確立されて機能すれば,「軽く明るいパフォーマンス」が生まれてくるのである。

 こうして,応援団のネガティブなサイクルが,応援団のポジティブなサイクルとなる。


  応援団のネガティブなサイクル


 ・お仕着せの練習がいや

 ・重たく暗い硬派イメージがいや

       ↓

 ・いやいや応緩団になる     ← ・応援団のなり手が減る

       ↓                 ↑

 ・ワンパターンの練習にうんざり → ・「かっこわるかった」という実感

  (教師に叱られる場面)         (実りの少ない体験)

                   ・観客に受けない応援

       ↓


  応援団のポジティブなサイクル


 ・自分たちで工夫できる練習が好き

 ・軽く明るいパフォーマンスが好き

       ↓

 ・自分から応援団になる     ← ・応援団のなり手が増える

       ↓                 ↑       

 ・工夫できる練習が楽しい    → ・「かっこよかった」という実感(実りの多い体験) 

 (教師にほめられる場面)

 ・観客に受ける応援


 運動会は楽しい。

 しかし,そのための練習がつらかったり,つまらなかったりしたら本末転倒である。応援団も同様。

 応援団の練習が楽しい。

 全校での応援練習が楽しい。

 そして,運動会当日の応接は,もっと楽しい。

 こんなふうに,「楽しさが連続」していったら最高である。

 そして,もし,この「楽しさの連続」が実現できたら,応援団は新しい文化になっていくことになる。


 本書は,そんな「応援団新文化」をめざした実践提案である。

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