TOSS小事典シリーズ
向山型国語入門Q&A小事典

TOSS小事典シリーズ向山型国語入門Q&A小事典

好評10刷

初心者が読んでもわかりやすく、最先端の向山型国語の指導方法を網羅。この1冊があれば向山型国語はバッチリ。


紙版価格: 1,700円+税

送料・代引手数料無料

当日発送

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-628306-0
ジャンル:
国語
刊行:
10刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 136頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年6月20日
新学習指導要領解説書籍
テキスト採用品見本お申込みはこちらから

目次

もくじの詳細表示

まえがき
序章 向山型国語授業システムの特徴
第1章 向山型音読指導
1 授業で子どもに「音読の力」を保障する
Q.子どもにいつ音読をさせればよいのですか。
2 一年間じっくりと待つことが最大のポイントである
Q.音読指導のポイントは何ですか。
3 「音読するのが当たり前」のクラス作りが大切である
Q.音読練習が嫌いな子にはどう指導しますか。
4 わずかな変化を見逃さず誉め続けるとよい
Q.声が小さい子・つかえる子にはどう指導しますか。
5 「巻き込み読み」で音読のスピードをつける
Q.音読のスピードを速くするにはどうしますか。
第2章 向山型要約文指導
1 三つのキーワードの決め方
Q.向山型要約文指導でキーワードを決めるところで子どもたちが納得する説明ができません。
2 要約文の点数のつけ方
Q.子どもから出てくるたくさんの要約文にうまく点数をつけられません。
3 全員が同じ答えになる要約文作りのポイント
Q.似たような要約文になるのですが、全員が同じ要約文になりません。
4 全体の要約文は問いと答えを対応させて
Q.全体の要約の仕方がわかりません。
5 要約文の授業を短く終わらせる方法
Q.要約文の授業を行うと子どもたちは大喜びしますが、時間がかかって仕方がありません。
第3章 向山型説明文指導
1 文章構造の理解
Q.向山型説明文指導の目的は何ですか。
2 「問いの文」と「答えの文」
Q.向山型説明文指導で授業がしたいのです。どのような発問・指示をすればよいのですか。
3 「テンポ」
Q.向山型説明文指導を行う時、注意することは何ですか。
4 「問いの文」と「答えの文」の対応
Q.「問いの文」と「答えの文」がはっきりしない時は、どうすればよいのですか。
5 「題名」と「問いの文」の対応
Q.「問いの文」と「答えの文」を対応させること以外に気をつけることはありませんか。
第4章 向山型分析批評
詩歌
1 『春』の授業では、話者の位置や対比を問うと情景が浮かんでくる
Q.安西冬衛『春』で、話者の位置や対比を扱うのはどうしてですか。
2 『夕立』では対比を使って詩の情景を鮮明にする
Q.『夕立』(みずかみかずよ)を授業するときに、どんな分析批評の用語を用いますか。
3 『はばたき』の詩の情景を絵にさせることで、話者の見えているものを問う
Q.この詩で討論がおこる発問には、どんな発問がありますか。
物語
1 『モチモチの木』の授業では、豆太の視点を検討すると主題に迫ることができる
Q.『モチモチの木』を分析批評で授業する時、何を検討したらいいのですか。
2 『三年とうげ』の授業では、クライマックスを問えば、気持ちの変化を読み取ることができる
Q.登場人物の気持ちを聞かないで、気持ちを読み取る方法はあるのですか。
3 『木竜うるし』の授業では、中心人物を考えることで討論の授業ができる
Q.『木竜うるし』の授業で「分析批評」の用語を用いた討論の授業はできますか。
4 『大造じいさんとガン』の授業では、中心人物を問うと主題に迫ることができる
Q.物語の主題に迫るには、どんな方法があるのですか。
5 『附子』の授業では、登場人物を対比すると作品の理解が進む
Q.『附子』を分析批評で授業する時、どんなふうに進めるといいのですか。
作品全体を分析する
1 『スイミー』の授業では、対比を使うと主題に迫ることができる
Q.『スイミー』を分析批評で授業する時、どんな用語を使うといいのですか。
2 『力太郎』の授業では、場面ごとの要約から全文要約を行う
Q.作品全体を分析する方法には、どんな方法があるのですか。
3 『スーホの白い馬』で色が象徴しているものを問うと主題に迫ることができる
Q.『スーホの白い馬』では、どんな分析批評の用語を使いますか。
4 『ひょっとこ』の授業では、事件・モチーフ(中心題材)の検討から作品を分析する
Q.『ひょっとこ』の授業では、どのようにして作品全体を分析するのですか。
5 『海の命』では、事件・モチーフの検討から主題に迫ることができる
Q.『海の命』を授業する時、どうやって主題に迫ればいいのですか。
第5章 向山型評論文指導
1 『やまなし』の評論文は、ノート指導から
Q.日頃のノート指導をどうすればよいのでしょうか。
2 『海の命』の評論文は、ミニ評論文から
Q.本格的な評論文を書くまでのミニ評論文の指導方法とそのステップを教えてください。
3 『海雀』で書けない子には書き出しの文を教える
Q.書き出しから書けない子がいます。評論文の書き出しの指導を教えてください。
第6章 向山型一字読解指導
1 「向山型一字読解」では、簡単な問題を続けて出していく
Q.「向山型一字読解」では、どんな問題を出すのですか。
2 「向山型一字読解」では、教材文の流れに沿って問題を出していく
Q.「向山型一字読解」では、どのような順番で問題を出していけばよいですか。
3 「向山型一字読解」では、子どもがズバリと答えられるように限定して問う
Q.「向山型一字読解」では、問い方にコツはありますか。
4 「向山型一字読解」は、「発問」→「作業指示」→「指名」→「発表」→「解答・ワンポイント説明」が一サイクルである
Q.「向山型一字読解」の授業では、どのような流し方をしますか。
5 「向山型一字読解」では、「ワンポイント説明」をし、「答え方」を徹底させる
Q.「向山型一字読解」では、教師は説明するのですか。
第7章 向山型作文指導
1 一点にしぼって指導する
Q.向山型作文指導のポイントは何ですか。
2 「良い文章の書き方」を真似るとよい
Q.良い文章のお手本をどのように示すのですか。
3 限定した場面の描写で、詳しく書く、長く書く技能を磨く!
Q.文章を長く書けない子には、どのように指導しますか。
4 どの子も日記をスイスイ書けるようになる「向山型日記指導」四つのポイント
Q.子どもに日記を書かせる指導はどうしますか。
5 うつしまるくん・漢字スキルを使って指導すれば、文字が雑な子・漢字を使わない子はいなくなる
Q.文字が雑な子・漢字を使わない子にどう指導しますか。
第8章 向山型漢字指導
1 漢字スキル・一週間の練習システム 指書き・なぞり書き・うつし書きを応用する
Q.あかねこ漢字スキルの使い方を教えてください。
2 漢字テスト・子ども同士で採点させるポイント 意見が違ったら二人で持ってこさせる
Q.漢字テストの採点を子ども同士でさせるときに気をつけることを教えてください。
3 漢字まとめテスト テストを予告し練習時間を確保する
Q.漢字まとめテストになったら、とたんに点数が悪くなります。どうしたら良い点数をとれるようになるでしょうか。
第9章 漢字文化の授業
1 「多読・ビジュアル・漢字家族」漢字文化のポイント
Q.漢字文化の授業のポイントを三つだけ教えてください。
2 つながりのある漢字で授業を進める
Q.漢字文化の授業をするとき、どんな漢字を取り上げればいいのでしょうか。
3 多くの字典を読み、教師の感じた驚きを中心に
Q.漢字文化の授業の教材研究はどうすればよいのですか。
4 漢字の構造や文化が学べる漢字文化の授業
Q.漢字の授業と漢字文化の授業はどう違うの。
5 5分間から45分間まで、いつでもできる漢字文化の授業
Q.漢字文化の授業は、いつ・どれくらいの時間を使って行うとよいのでしょうか。
第10章 五色百人一首の指導
1 五色百人一首で知的な雰囲気を演出する〜自分が上達した実感が意欲を生む〜
Q.意欲をなくしている子どもをどのように指導したらよいでしょうか。
2 我流を排し、テンポよくダラッとした空気を駆逐する
Q.五色百人一首で、子どもがのらないことがあります。どうすればよいでしょうか。
3 詠み方で壁を突破! 初級から中級へのステップ
Q.どうすれば、上の句を詠んだだけで、札が取れるようになるのでしょうか。
第11章 向山型問題づくりの指導
1 作られた問題の数が教師と子どもの力を規定する
Q.子どもに問題づくりをさせるとどんな力がつきますか。
2 「問題づくり」は教師がチェックをし、まず誉めよ
Q.「問題づくり」のさせ方はどうしますか。
3 向山型401問「問題集」の解かせ方
Q.子どもがつくった問題をどのようにしますか。
第12章 テスト問題の解き方指導
1 国語ワークで解き方指導を行う
Q.テスト問題の解き方指導の教材は何を使えばよいでしょうか。
2 「問いの文」→「作業指示」→「評定」のシステム
Q.テスト問題の解き方指導は、どのようなシステムで指導すればよいでしょうか。
3 繰り返し繰り返し指導する
Q.テスト問題の解き方指導は、いつまで指導していけばよいのでしょうか。一度の指導では子どもたちになかなか定着しません。

はじめに

 教育技術の法則化運動は解散した。

 教育技術の法則化運動はTOSSとして次の峰を目指すことになった。

 どんな形になろうが変わらないことがある。

 それは向山実践を追求するということだ。

 向山実践は今まで以上に研究され発掘されていくだろう。そこに結集する多くの志ある教師達の手によって。

 かつて法則化運動の国語と言えば「分析批評」であった。

 分析批評だけが大きく取り上げられた。多くの教師は分析批評を学び、自分の教室で実践を繰り返した。

 しかし、その実践のむずかしさに挫折した教師も多くいた。分析批評はやがて下火となっていった。

 そんな状況のなかでも新しい動きがあった。向山実践の原理原則を究明しようとする動きである。

 このような動きは志ある教師の手によって進んでいった。

 向山洋一実物資料集に何度も目を通し、ほんのわずかな文章から、向山氏の実践を読みとろうとする動きがあった。

 そのような中から、分析批評とは違った国語の指導方法がだんだんと明らかにされてきた。

  向山型音読指導

  向山型要約文指導

  向山型漢字指導

  向山型説明文指導

  向山型一字読解指導

  向山型作文指導

  五色百人一首の指導

  漢字文化の指導

  向山型問題作りの授業

 これらをまとめて「向山型国語」と言う。

 向山型国語の指導方法については、たくさんの著書が出版されている。どれも役立つすばらしい実践が載っている。

 しかし、初心者がどれを読めばいいのかとなると迷ってしまう。

 また、向山型国語の授業をやっていて、どうすればいいかわからなくなることもある。

 本書は向山型国語についての研究では最先端を行く全国のTOSSサークルの先生方が執筆されている。

 「この一冊あれば向山型国語はバッチリ」と言える内容である。国語教育に悩む多くの先生方の役に立つであろう。

 本書を執筆するにあたり、力のない私に編集の機会を与えてくださった明治図書編集長 樋口雅子氏に感謝の意を表したい。

 また、遅れることなく原稿執筆に取り組んでいただいた執筆者の先生方にも感謝の意を述べたい。

 本書は多くの方のご努力で出版できたことをここに報告いたします。


  二〇〇二年四月吉日   /松藤 司

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
読者アンケート回答でもれなく300円分のクーポンプレゼント!

ページトップへ