「プロの技術」を学ぶ8
「ゆさぶり発問」の技

「プロの技術」を学ぶ8「ゆさぶり発問」の技

子どもが自ら追求するようになる「ゆさぶり発問」を各教科で紹介

ゆさぶり発問とは何か。第一は子どもたちが確信している「解」に対して「ゆさぶり」をかけることによって、自分たちが考えてもみなかった別の解釈へと子どもたちを導く発問。第二は授業で「できる」「できない」を逆転させる現象を生み出す発問。多くの事例で示す。


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ISBN:
978-4-18-623816-7
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
小・中
仕様:
A5判 148頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年12月10日
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もくじ

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はじめに――「ゆさぶり発問」とは
T 「ゆさぶり発問」の定義
/古川 光弘
一 「ゆさぶり発問」とは……
1 自分たちが考えてもみなかった別の解釈へと子どもたちを導く発問
2 授業で「できる」「できない」を逆転させる現象を生み出す発問
二 授業で「ゆさぶり」を仕掛けるコツ
U 国語科における「ゆさぶり発問」
/南 惠介
序 「ゆさぶり発問」とは何か
一 園田雅春氏から学ぶ「まど・みちお氏の詩」の授業
二 野口芳宏氏から学ぶ「うとてとこ」の授業
三 向山洋一氏から学ぶ「向山型分析批評」
V 社会科における「ゆさぶり発問」
/岸本 勝義
一 有田和正氏に学ぶ発問の技
1 衝撃的な授業「ポストづくりの授業」
2 有田氏の授業に見るゆさぶり発問の構成
3 ゆさぶり発問で鍛えられる子どもたち
二 社会科ゆさぶり発問のポイント 〜ゆさぶり発問の三つのパターン
三 どのような場面でのゆさぶり発問が有効か
四 ゆさぶり発問を活用した社会科授業
1 「わたしたちの生活とゴミ」の授業
2 「各地のくらしと気候(雪国のくらし)」の授業
3 「火事を防ぐ」の授業
4 元寇の授業
五 ゆさぶり発問で「地域の教材」をこのように授業化する
1 刀剣を教材化する
2 ゆさぶるポイントを教材化する
3 ゆさぶり発問を生かした授業を構成する
W 算数科における「ゆさぶり発問」
/岡田 広示
一 算数科における「ゆさぶり発問」とは
二 オープンエンドでゆさぶる
1 計算でのゆさぶり発問
2 図形でのゆさぶり発問
3 量と測定でのゆさぶり
X 理科における「ゆさぶり発問」
/森 康行
一 理科における「ゆさぶり発問」とは
二 ゆさぶり発問の例と子どもたちの反応
1 三年生の例
2 四年生の例(森一夫氏の発問から学ぶ)
3 五年生の例(佐々木昭弘氏の発問から学ぶ)
4 六年生の例
三 まとめ
Y 体育科における「ゆさぶり発問」
/高本 英樹
一 体育科における「ゆさぶり発問」とは
二 「ゆさぶり発問」を作るには
三 「ゆさぶり発問」を行う必要条件
四 「ゆさぶり発問」例
1 走り高跳び(はさみ跳び)
2 走り幅跳び
3 前方支持回転
4 開脚前転
5 ゲーム(ゴール型ゲーム)
6 水泳(平泳ぎ)
Z 図工科における「ゆさぶり発問」
/中嶋 敦
一 どの子も喜ぶ「酒井式描画指導法」
1 スモールステップ
2 酒井氏のゆさぶり
二 実践
1 二年生「花いっぱいになあれ」
2 四年生(百人一首)
3 四年生「かもとりごんべい」
4 六年生「紫陽花と校舎」
おわりに

はじめに――「ゆさぶり発問」とは

 本著を執筆するにあたり、まずは「ゆさぶり発問」の定義を定めることから始めた。

 「プロの技術を学ぶ」ことがコンセプトになっているこのシリーズ。過去の実践を丹念に調べなおすことから始めなければならない。

 そこで私たちは、斎藤喜博、東井義雄、向山洋一、有田和正、野口芳宏、酒井臣吾、根本正雄、坪田耕三……プロと言われる数多くの実践家の著書、授業記録を読み直すことから着手した。

 そんな中で、斎藤喜博、有田和正、向山洋一各氏の実践から、大きく二つの「ゆさぶり発問」の定義を導き出すことができた。


 その一つ目が次のものである。


[[ 子どもたちが確信している「解」に対して、「ゆさぶり」をかけることによって、自分たちが考えてもみなかった別の解釈へと子どもたちを導く発問 ]]


 そして、もう一つが次のものである。


[[ 授業で「できる」「できない」を逆転させる現象を生み出す発問 ]]


 この定義が生まれる経緯については、Tに詳しく論述している。

 私たちは、「ゆさぶり」という概念をプロから学び取ることにより、自らの授業を活力のある生きたものにしたいという思いを強くもっている。

 本書は、各教科において、その教科のプロの授業から学び取った「ゆさぶり発問の技」を紹介し、自分の実践と照らし合わせる中で、執筆者自らの「ゆさぶり」概念を導き出している。


 なお本文中、ゆさぶり発問には[[   ]]を使い、他の発問との違いを明記している。

 図工科など、教科の特性において、一部「ゆさぶり発問」ではなく、「ゆさぶり指示」になっていることも付記しておきたい。

 お読みいただいて、ご意見、ご批判等お寄せいただければ幸いである。


   /古川 光弘

著者紹介

古川 光弘(ふるかわ みつひろ)著書を検索»

昭和37年6月兵庫県生まれ

神戸大学教育学部初等教育学科卒業

兵庫県佐用郡佐用町三河小学校(昭和61〜平成4年),

兵庫県佐用郡佐用町徳久小学校(平成5〜11年)及び

兵庫県佐用郡佐用町三日月小学校教諭(平成12〜20年)を経て,

現在,兵庫県佐用郡佐用町上月小学校教諭(平成21年〜)

『子どもの心をどうつかむか』を生涯のテーマとし,日々の実践にあたる。

つかめそうで,つかめないのが子どもの心。今現在も子どもたちの心がうまくつかめず,日々思考錯誤の連続である。難しいからこそ,生涯のテーマとして追究する価値があると思っている。

現在,有田和正代表「教材・授業開発研究所」のMLを主宰している。

これまで23年間の教室実践の足跡は,300本を超える雑誌論文や著書・共著などにまとめ発表している。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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