この基本技で授業力・教師力を伸ばす 低学年

この基本技で授業力・教師力を伸ばす 低学年

好評2刷

この基本技が教師力・授業力を驚くほどアップさせる!

授業力を向上させるための必須授業として低学年における国語、算数、生活、図工、道徳などをあげる。特に一度使ったらやめられない授業力が向上する必須教具も上げる。さらに教師力を向上させる指導案、学級経営案、低学年担任へのおすすめ書籍、雑誌をあげる。


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ISBN:
978-4-18-620015-7
ジャンル:
授業全般
刊行:
2刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年6月20日
新学習指導要領解説書籍
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目次

もくじの詳細表示

まえがき1 /河田 孝文
まえがき2 /江口 儀彦
T 授業力を向上させる
一 授業力を向上させるための必須授業
[1] 一年生研究授業で討論「大きなかぶ」 /新川 莊六
[2] 低学年必須 百玉そろばん全技術 /河村 訓枝
[3] 二年生初めての筆算 /山田 恵子
[4] 追究する力を育てる生活科授業 /吉谷 亮
[5] 低学年が熱中した英会話公開授業@ /大貝 優希
[6] 低学年が熱中した英会話公開授業A /江口 儀彦
[7] 子どもがいきいきするTOSS音楽 子どもに人気のパーツ /河村 訓枝
[8] これが本当に低学年の作品? おすすめ! 一押し酒井式シナリオ /江口 儀彦
[9] 参観者が絶賛した道徳授業 /中山 崇
二 授業力が向上する必須教具
[1] 一度使ったらやめられない 「話す・聞くスキル」使い方アラカルト /奥田 嚴文
[2] 漢字スキルで全員一〇〇点にする微細技術 /岸 義文
[3] かけ算九九計算尺の使い方 /新川 莊六
[4] 子ども用百玉そろばんはこのように使う /山田 恵子
[5] 体育で使える超優良教具 /木田 庄継
三 教師力を高めるためにインターネット使い倒し
[1] 国語ならこのサイト /林 健広
[2] 算数おすすめサイト /平松 英史
[3] 体育でもネットを有効活用 /桑原 佑樹
[4] 音楽もサイトを使うとさらに楽しくなる /平松 良恵
四 集団の動かし方・まとめ方スキル
[1] 低学年の討論までのプロセス /新川 莊六
[2] 音読バリエーション10 /江口 儀彦
[3] 挙手指名以外のありとあらゆる指名法 /河村 大輔
[4] 子どもの到達状況をこのようにして確認する /大貝 浩蔵
[5] ほめる技術 /林 健広
五 低学年必須教室環境
[1] 最善の教室内マネージメント /山田 恵子
[2] 低学年だからってこんなふうにするべきではない /江口 儀彦
[3] いつでもパソコンが使える教室環境提案 /平松 英史
[4] 作品コメントを楽に書く /奥田 嚴文
[5] 教室に備えておくべき物 /岸 義文
U 教師力を向上させる
一 教師力を高める指導案
[1] 教材観、児童観、指導観のそれぞれの関係 /平松 英史
[2] 教材観、指導観にどのように主張を盛り込むか /吉谷 亮
[3] 児童観とはこうあるべきだ /奥田 嚴文
[4] 本時のねらいと授業の展開の関係 /中山 崇
[5] 指導案にある無理、無駄 /岸 義文
[6] これがポイント 指導案の書き方 /奥田 嚴文
[7] 指導案だけで追試できる本時の書き方 /木田 庄継
二 教師力を高める学級経営案
[1] 向山学級経営案から学ぶ /平松 英史
[2] 学級経営案は学級の設計図だ /江口 儀彦
[3] 一年生の学級経営案 /江口 儀彦
[4] 二年生の学級経営案 /奥田 嚴文
三 教師力を高めるための読書
[1] これぞ低学年担任へのおすすめ書籍・雑誌 /山田 恵子
[2] 読書時間をつくる方法 /吉谷 亮
[3] ネットで本を購入 /内藤 恵子
[4] 図書館使い倒し /中山 崇
四 サークルで教師力を高める
[1] コメントで鍛えられる、コメントをして鍛えられる /桑原 佑樹
[2] 鍛えられる環境がサークルにはある /内藤 恵子
[3] 授業を記録する /林 健広
[4] 授業を文字におこす /大貝 優希
[5] 模擬授業初挑戦のドラマ /内藤 恵子

まえがき1

 授業の核は、もちろん教師である。

 教師の授業力が成否を分ける。

 全く同じ教材教具、全く同じ発問・指示をしても、授業者によって成否は大きく分かれる。全く別物になることも珍しくない。

 授業力の高い教師は、教材の力を十分引き出して提示する。

 圧倒的な魅力で子どもを惹きつける。

 また、子どもの意欲を引き出す。

 授業力は、どのように測るのか。

 明確な評価基準がある。

 TOSS授業技量検定である。

 授業を検定項目に沿って評定する。最後に項目の総合計で段級位が決定する。

 こんなので授業の良し悪しがわかるの? という疑問・批判を聞いたことがある。

 「わかる」と断言する。

 段・級位の高い教師の授業は、子どもを夢中にさせる。子どもの活動は活発である。さらに、参観者をも魅了する。

 TOSS授業技量検定は、六つの検定表からなる。

 例えば、F表は、次の評定項目からなる。

F表(2〜3分で判定する)

 1 子どもの前で自然に歩ける。:5点

 2 紙を見ないで授業ができる。:5点

 3 声が自然に出ている。:5点

認定基準35級─12・36級─10・37級─8・38級─6・39級─4

 「なんだこんなこと」と思われるだろうか。

 研究授業で、この三つを普通にクリアーした教師をほとんど見たことがない。

 子どもの前をガチガチ歩き、または、そわそわ歩いている。

 また、喉は乾き声は上ずっている。

 ほとんどの教師がそうだ。

 先日、T県の国立大学附属小学校の算数教師の公開授業を見た。

 算数問題解決学習の授業では、県の旗頭だそうだ。教室からは参観者が溢れていた。

 しかし、授業は、退屈なものであった。

 というより、意味不明だった。

 授業者は、子どもの近くで自信なさげにウロウロするだけ。発問も指示も曖昧。ボソボソ話し、そばの子に言っているのか、全体に言っているのか、何を言いたいのか、全くわからない。

 子どもの活動も停滞していた。

 いちばん驚いたのが首にクリップボードをぶら下げていたことだ。授業者は、常にクリップボードを見ながら授業を進める。そこには、指導案が貼りついていた。

 F表は、TOSS授業技量検定入門以前の検定項目である。授業のお手本のはずの附属小教官でさえ、この三つを全くクリアーできていない。

 最終的には教材論・組み立て論が、授業の良し悪しの決め手となる。しかし、それ以前の授業が溢れている。附属小がそうなのだから。よい授業は、授業術を身につけた教師によってこそ実現できる。

「おれは、六年生ばかり担任している」と胸を張る教師がいる。

 気の毒な話だ。

 授業の原則は、六年生も一年生も同じである。

 しかし、子どもへの対応はちがう。

 六年生への指示をそっくりそのまま一年生にあてはめても、子どもは動かない。

 教室は混乱する。

 一年生用に加工し翻訳してはじめて効果を発揮する。

 どのように加工するのか、どのように翻訳するのか。

 経験に大きく左右される。

 高学年担任経験しかない教師の指示は、一年生に通じないことが多い。


 小学校教師は、全学年担任を経験すべきだ。

 子どもの特性は、学年ごとに違う。

 教材も学年ごとに違う。

 その学年でなければわからない子どもの感触、教材の質感がある。

 プロ教師ならば、その違いを技として身につけなければならない。

 若い教師は、できるだけ早く全学年担任経験をすべきだ。


 本シリーズは、授業力を核にして教師力を高める道筋を低・中・高学年別に提案している。

 各学年を担任経験した教師が、自らの体験に基づき教師力向上の肝を示している。


 本シリーズが、教師力・授業力向上の手がかりになることを執筆者一同願っている。


 本書を世に問うことができるのは、江部満氏のおかげである。

 江部さん、本当にいつもありがとうございます。


  平成二〇年元日   TOSS/Advance◯◯代表 /河田 孝文

著者紹介

江口 儀彦(えぐち よしひこ)著書を検索»

1972年生まれ

現在,福岡県福岡市立馬出小学校教諭

TOSS/Advance◯◯所属

河田 孝文(かわた たかふみ)著書を検索»

1964年5月山口県豊浦郡豊北町神田特牛生まれ

1988年 山口大学教育学部卒業

1988年 山口県山陽町立厚狭小学校教諭

1993年 山口県豊浦町立小串小学校教諭

1996年 山口県下関市立江浦小学校教諭

1999年 山口県豊浦町立川棚小学校教諭

現在,下関市立桜山小学校教諭

1988年教育技術法則化運動に参加する。

向山洋一・22番弟子,槇田 健・1番弟子

TOSS道徳教育研究会代表

TOSS長州教育サークル所属

TOSS/Advance著書を検索»

代表 河田 孝文

教育技術法則化運動の解散に伴い発足したTOSS(Teachers Organization of Skill Sharing)の考えに基づき向山型授業のスキルや技能を学びあう場として2002年より山口県下関市周辺の教師を中心にサークル活動を始めている。

週に1回,下関市の小月公民館で例会を行い,常時20名ほどの参加者が模擬授業や実践紹介を通して授業の腕を磨いている。

代表の河田氏から一つひとつの模擬授業に代案・コメントがあり,そのことを励みに県外から参加する教師も多い。

TOSSランドサイト充実のため,ホームページ作成・サイトアップ講座を定期的に実施している。

TOSS学生サークル山口に全面協力。毎月例会に参加し,模擬授業,教材ユースウェアを紹介する。採用試験対策の相談にも乗っている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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