役に立つ教育技術 いくつ持ってますか5
子どもたちの一日 生活タイム別のシステム化

役に立つ教育技術 いくつ持ってますか5子どもたちの一日 生活タイム別のシステム化

好評2刷

日々の生活に優れたシステムを導入して学級をまとめていく。

向山氏は全校集会のような時でも全員が揃うまで待たない。待たないシステムをどう作るか。朝の会のシステムづくりのポイント、各教科授業のシステム、給食や掃除、昼休み、帰りの会のシステム、教師自身の放課後の過ごし方など、多方面にわたる生活スタイルづくりの提案。


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ISBN:
4-18-614515-6
ジャンル:
学級経営
刊行:
2刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 152頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年11月15日
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
T 朝の会のシステムづくりのポイント
1 朝の会のシステムづくりは、シミュレーションで指導する /小林 幸雄
2 子どもが熱中するおすすめ朝自習のメニュー /藤本 康雄
3 朝の会、担任としての気配り・目配り /白石 周二
4 落ち着いたクラスは子どもが動くシステムが朝一番から稼動している /井上 嗣祥
U 一時間目 「国語」指導のポイント
1 国語の導入、三分間のポイント /大野木 一雄
2 国語辞典を使いこなすシステム /小林 幸雄
3 文章から言葉を見つけるための「向山型一字読解」 /井上 嗣祥
4 新出漢字は、「ゆび書き・なぞり書き・うつし書き」のステップを踏んで /尾崎 文雄
5 漢字の小テストで力をつけるシステム /尾崎 文雄
6 音読指導のシステムはこのようにしてつくる /中井 良徳
7 読みの苦手な子どもへの指導 /井上 朋子
8 教室大爆笑! 音声言語スキルを使ったネタ /井上 朋子
V 二時間目 平均点が九〇点を超える「算数」指導のポイント
1 算数の導入、三分間のポイント /井上 嗣祥
2 黒板に板書させるシステム /藤井 総一郎
3 補助計算をきちんと書かせるポイント /尾崎 文雄
4 算数の苦手な子どもに力をつけるノート指導 /井上 朋子
5 授業中に習熟をはかるポイント /中井 良徳
6 赤えんぴつで子どものやる気を引き出す /尾崎 文雄
7 授業のリズムとテンポは向山実践を忠実に再現することにある /尾崎 文雄
W 二十分休み「子どものけんか・トラブルへの対応」
1 いじめへの対応術・高学年女子の「いじめ」と闘う! /小林 幸雄
2 雨の日、おすすめの遊びメニュー /松尾 英樹
X 三時間目 「社会」指導のポイント
1 子どもの心をわしづかみする授業開始三分間のポイント /岡田 健治
2 地図帳を使いこなす技能を育てるシステムづくりのポイント /小林 幸雄
3 歴史人物伝「一遍上人」を授業にかける /井上 嗣祥
4 三年生の地図指導のポイント /白石 周二
5 グラフ・資料の読み取りのポイント /岡田 健治
6 調べ学習のシステム /岡田 健治
7 社会科学習のまとめのポイント /藤本 康雄
8 重要語句はこのようにして定着させる /岡田 健治
Y 四時間目 「体育」指導のポイント
1 次は体育だ! 教室移動する前のシステム /藤井 総一郎
2 体育の授業の導入三分の指導 /岩崎 政則
3 汗をたっぷりかかせる体育指導 /白石 周二
4 熱中する「なわとび」の指導 /岩崎 政則
5 熱中する「ドッジボール」の指導 /谷元 忍 94
6 片付けと準備のシステムづくり /岩崎 政則
Z 「給食・掃除・昼休み」の指導
1 向山式「給食指導のシステム」 /坂手 英俊
2 連絡帳を書かせる時間を確保するシステム /藤本 康雄
3 掃除をきちんとさせるシステム /井上 朋子
4 一人ぼっちになりがちな子どもを集団に入れるポイント /大野木 一雄
5 クラスが楽しくなる遊びメニュー /藤本 康雄
6 けんかの仲裁は「けんか両成敗」でのぞむ /小林 幸雄
7 日常よくあるささいな事件への対応術 /小林 幸雄
[ 五時間目 「理科」好きな子どもにするシステム
1 理科の導入三分間のポイント /小林 幸雄
2 子どもを理科好きにするとっておきのネタ@ /小林 幸雄
3 子どもを理科好きにするとっておきのネタA /井上 朋子
《基礎学力を付ける!子ども大好き「クロスワード」》
◆5年生用クロスワード集
◆6年生用クロスワード集
\ 帰りの会の指導の極意
1 子どもが帰った後、整頓された教室にするシステム /松尾 英樹
2 子どもが喜ぶ帰らせ方五つのスキル /松尾 英樹
3 「続けること」と「ていねいさ」を具現化する教室環境 /岡田 健治
] 放課後 「向山一門孫弟子五名が語る放課後の過ごし方」
1 教師修業は果てしがない /尾崎 文雄
2 向山式で時間を有効に使う&TOSSを広める /白石 周二
3 放課後の黄金タイムを有効に活用する /大野木 一雄
4 学校生活そのときどきの課題に全力で取り組む /井上 朋子
5 小林幸雄氏直伝「ザ・学級開き」 /井上 嗣祥

まえがき

 四時間目終了のチャイムと同時に、私はエプロンを頭からかぶる。

 ありがたいことに、今年から緑地に白いふちのあるすてきなエプロンが支給された。

 職員室では、ネクタイ姿にエプロンをした私を、どこかのマスターのようだとうわさしているらしい。

 途中、廊下にある水道の蛇口で手を洗う。本館に向かう渡り廊下の中間あたりで、給食当番があわてて私に追いついてくる。中にはエプロンを頭からかぶりながら小走りにやってくる子もいる。

 私は、給食当番が全員そろうのを待つようなことはしない。

 「行くぞ!」と一言、言い残し、ただ一人歩き始めるのである。

      (『アットランダム・にこにこ』三号 津山市立東小学校 二年二組学級通信)


 これは、私が一度だけ受け持った二年生の給食準備の光景である。

 向山洋一氏から再三聞いた言葉がある。

 「私は待たないのです」という言葉だ。

 例えば、全校集会で体育館へ移動する際、全員がそろうのを待たないということだ。

 一見、冷たく聞こえる言葉だが、集団生活を行う上で、教師がこのような視点を持ち得るかどうか、大きな分かれ目となる。

 確かに子どもというものは、待ってくれると思うとその気にはならない。

 逆に、待ってくれないと思うと、急いでやろうとするものなのである。

 給食は、何といっても準備が肝心だ。

 いち早く配膳できることが、とりわけ重要である。

 準備が短時間で行えれば、どの子も落ち着いて食べることができる。早く食べなさいと追い立てられることもない。早く食べ終わった子は、将棋・オセロ・トランプ・お絵かきなどの遊びや読書をすることができる。

 連絡帳だって、その隙間時間で書かせることができる。

 連絡したいことも、わざわざ帰りの会で言わなくても、伝えることができる。

 たかが給食の準備ではあるが、毎日のことだから子どもにとって大きなことである。

 給食のように、毎日行うことに対し、教師がどのようなシステムを持っているかによって、日々の暮らしが大きく左右される。

 それは、生活にゆとりと潤いをもたらすシステムなのか。

 それは、小気味のよい、調べを奏でるようなシステムなのか。

 果たして教師は、システムという発想を持って、子どもたちに向かっているのか。

 本書では、向山実践に学んだことを中心にすえ、子どもの生活タイム別に役立つシステムをまとめたものである。


 末筆ながら、われわれTOSS作州教育サークルに共著の機会を与えてくださった明治図書の樋口雅子編集長、TOSS代表の向山洋一氏にお礼を申し上げる。


   TOSS作州教育サークル代表 /小林 幸雄

著者紹介

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代表 小林幸雄

TOSS作州教育サークルは,向山洋一教育実践原理原則研究会の事務局を兼ねている.

向山洋一実践の分析・検討を通して,授業および教育における原理原則を明らかにし,教育界にいささかの貢献を目的とした研究会である.

1993年10月に発足して以来,「教師が学ぶ」ということを一貫して求め続けている.

小林 幸雄(こばやし ゆきお)著書を検索»

1958年岡山県生まれ,岡山大学教育学部卒業

岡山県津山市立佐良山小学校教諭

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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