ノーベル賞をもらえる子を育てる向山・小森型理科授業 3年

ノーベル賞をもらえる子を育てる向山・小森型理科授業 3年

好評5刷

向山・小森型理科で子どもたちが理科好きになる。

物を使わなければ理科じゃない!という向山氏の主張通り、本書では、観察にも目・耳・口・手触りなど五感を総動員する授業システムづくりのノウハウの紹介的実践や、自由試行から論理をつくらせる指導のポイントなどを主要単元での事例で紹介する。


紙版価格: 1,960円+税

送料・代引手数料無料

翌日発送

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-610513-8
ジャンル:
理科
刊行:
5刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 152頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2018年10月16日
新学習指導要領解説書籍
テキスト採用品見本お申込みはこちらから

もくじ

もくじの詳細表示

はじめに〜本書の使い方〜 /新牧 賢三郎
第1章 花を育てよう
―初めての理科「植物単元の発展学習」― /三浦 広志
1.めざすはノーベル賞
2.「理科大好き,明日もしたい」と子どもたちが言った初めての理科の授業
3.成長の変化がはっきりわかる観察カードのまとめ方
4.「みるみるノートがきれいになる」見開き2ページのまとめ方
5.「自分のノートが好きになる」絵を描くのが苦手な子が熱中した観察の授業
6.「リトルファーブル」自分だけの図鑑を作る〜植物単元の発展学習〜
(1) 種を集めよう
(2) すぐにできる,電子レンジで簡単押し花
(3) 落ち葉のしおりを作ろう
(4) 葉脈のしおりを作ろう
(5) 根っこのパワーを確かめよう
(6) タンポポで草木染め!
(7) コピーで簡単,まるで本物!植物図鑑
(8) 樹皮の立体標本を作ろう
(9) インターネットで調べよう
第2章 チョウを育てよう
―モンシロ・おもしろ ネタ10― /千葉 雄二
1.実験・観察編
ネタ1 卵のからを食べるのはなぜか?
ネタ2 アオムシは,キャベツの他に何を食べるのか?
ネタ3 アオムシは,なぜ緑色なのか?
ネタ4 蛹の色が違うのはなぜか?
ネタ5 チョウを呼び寄せてみよう!
ネタ6 羽の秘密を探ろう!
2.モノづくり編
ネタ7 チョウの標本を作ってみよう!
ネタ8 ペーパークラフトで体のしくみを覚えよう!
3.知識・雑学編
ネタ9 モンシロチョウは桜に止まるのか?
ネタ10 チョウの体と人の体を比べよう!
第3章 しぜんたんけんをしよう
―目・耳・鼻・口・手触り,五感を総動員して感じる自然― /大堀 真
1.ここだけはおさえよう 〜しぜんたんけんの基礎・基本〜
(1) 2つのものの違いや類似点を比較できる観察力
(2) 虫メガネを正しく使う技能
(3) 自然の中から目指すものを見つけることができる発見力
2.発展学習でやってみたい四季のしぜんたんけん
(1) 春にやってみたいしぜんたんけん
@似た植物を探してみよう/ A1つの観点を決めて植物を分類してみよう/ B昆虫などを探してみよう/ C匂いを探して遊んでみよう/ D植物を食べてみよう/ E「ことば」への発展学習
(2) 夏に行うしぜんたんけんの発展学習
@キイチゴの葉を分類してみよう/ A赤とんぼを分類してみよう
(3) 秋にやってみたいしぜんたんけん
@ドングリを探せ/ Aドングリは食べられるか?/ B植物の名前にかくされた秘密を探そう
(4) 冬にやってみたいしぜんたんけん
@ミノムシ・サナギ・まゆを探してみよう/ A冬の雑木林の楽しみ/ Bバードウオッチングをしてみよう
第4章 光を当てて調べよう
―虫めがねの不思議を体感させる― /木色 泰樹
1.モノの準備をしっかり行い,全員で体験しよう!
(1) 一番大切なモノは?
(2) 鏡を使う約束
(3) 鏡に一工夫
(4) 必ず全員が体感しよう
(5) 虫めがねを使う約束
2.もう一歩つっこんで考える発展学習6事例
(1) 水を温める
(2) 虫めがねでも焦がせない紙
(3) 虫めがねの秘密1
(4) 虫めがねの秘密2
(5) 発問で考える鏡のまめ知識
(6) 発問で考える虫めがねのまめ知識
第5章 日なたと日かげ
―「ほんのちょっとの時間ならかげは動かない?」― /善能寺 正美
1.第1時 遊ぶ前にいくつかの問いを出す
2.第2時
(1) 考えを出させる
(2) 問題の意味を教える
(3) 実験を具体的に理解させる
3.第3時 子どもは自分の実験結果に固執する
4.第4時 討論,そして…外に出て決着
第6章 あかりをつけよう
―「輪」の考え方を自由試行から広げる― /平田 淳
1.あかりが使われているところをさがそう
2.自由試行をたっぷりさせよう
3.回路を発展させる
4.電気を通すものを調べよう
5.スイッチ作り
6.スイッチの発展1
7.スイッチの発展2
8.発光ダイオードのあかりをつけてみよう
9.あかりを使った道具を作ってみよう
第7章 じしゃく
―自由試行で論理を作らせる― /善能寺 正美
1.自由試行の授業の追試は難しい
2.研究授業 本時の指導案(第9時)
3.授業記録
あとがき

はじめに

ノーベル科学賞をもらえる日本の子どもを40名育てる 〜本書の使い方〜
   向山・小森型理科研究会 /新牧 賢三郎


1.向山洋一の夢

 向山洋一氏(TOSS代表)には,次のような壮大な夢がある。

 「子どもたちを理科好きにして,ノーベル科学賞をもらえる科学者を40名育てる」

 何という魅力的な夢なのだろう。理科を教える教師なら,ぜひとも見てみたい夢である。

 向山氏は,夢を夢で終わらせない。夢を実現するために次々と手を打っている。その1つが「阿蘇学」の立ち上げだ。

 向山氏は,友人である阿蘇山研究者の須藤靖明氏の協力を得て,「阿蘇学」を立ち上げた。自然科学者と教育実践家が手を組み,理科好きの子どもたちを育てようというのだ。

 もう1つの手が「向山・小森型理科」である。向山・小森型理科を実践することにより,子どもたちを理科好きにしようというのだ。

2.システムを追試する

 向山・小森型理科は,ネタの開発から毎時間の授業の仕方,そして,単元構成とすべて1つの「システム」となっている。システムなので,「ちょっと,ここだけ真似してみよう」と実践してもそれほど効果は上がらない。システムを追試していただきたい。こういうと,「難しそうだ」と思われるかもしれないが,そうではない。むしろ簡単だ。本書に書かれている通りに実践するだけなのだから。

 我流を入れないでどうぞ追試していただきたい。

3.向山・小森型理科の発展学習

 向山・小森型理科の発展学習には,次の3つの方向性があると向山・小森型理科研究会事務局の大堀真氏は主張する。

 @「もっとやってみよう」型

 A「もう一歩の突っ込み」型

 B「学んだ原理を応用してみよう」型

 それぞれ,単元によって適している型がある。どの型も子どもたちの知的好奇心を刺激する。そして,子どもたちは,課題を次々と見つけ,解決することで実力がアップする。満足するから,どんどん理科が好きになる。

 全部の単元で行う必要はない。学期に1つくらい,発展学習を行う。そして,まだ時間に余裕があれば付け足せばよいのだ。

4.物を上手に使う

 理科は,物がなければ授業は成立しない。逆にいえば,子どもの知的好奇心を刺激するものを見つけたら,たぶん授業は成功するだろう。それほど,向山・小森型理科は物を重要視する。

 物は,本物がよい。しかも,子どもたち一人一人が扱える数が欲しい。この物を用意することは少し手間がいるだろう。しかし,その手間こそが教師の仕事なのだ。向山型の授業を行うために,フラッシュカードを作る。これも教師の仕事だ。フラッシュカードを作るように,理科では物を用意する。全部,かわいい子どもたちのためだ。あの子どもたちが「先生,楽しかったよ。もっと理科をやろうよ」と笑顔で訴えかけてくる。この笑顔が教師の醍醐味だ。

 さて,本物が教室に持ち込めないときはどうするのか。バーチャルの世界を利用する。パソコンの授業だ。したがって,向山・小森型理科の発展学習には,パソコンを使った授業もふんだんにある。

 最後に,向山・小森型理科の生みの親であり,私ども教師の目標でもある向山洋一氏(TOSS代表)と,向山・小森型理科をいつも応援してくださっている江部満氏・樋口雅子氏(明治図書)に御礼を申し上げます。

著者紹介

TOSS向山・小森型理科研究会著書を検索»

向山洋一氏(TOSS代表)が実践した理科授業の原理原則や哲学などを研究する会である。日常的にMLで意見を交換し合っている。その中から生まれた成果を広めるため,書籍を出版したり講座を開いたりしている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 今の教科書とは少し内容が異なるところもあった。
      2017/3/3130代・小学校教員
読者アンケート回答でもれなく300円分のクーポンプレゼント!

ページトップへ