TOSS小事典シリーズ
給食指導のシステムづくり小事典

TOSS小事典シリーズ給食指導のシステムづくり小事典

好評10刷

給食を制する者は、学級を制する。

嫌いな子には少ししか盛らないとか、好きなデザートの取り合いで腕力が強い子が沢山とる−というようなシステム?が出来上がると、もう学級崩壊は秒読み・・・。そうならないためにはどう云うシステムを作り上げていくか、低・中・高の事例でポイントを示した。


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ISBN:
4-18-526918-8
ジャンル:
学級経営
刊行:
10刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 128頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年9月20日
新学習指導要領解説書籍
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
1章 これでバッチリ! 入門期の給食指導 こうすれば1年生でもできる
低学年の指導のポイント・解説
1 絶対にこれだけは「給食のやくそく」
2 おすすめ! 一目で分かる給食当番表
3 服の着替えさせ方・準備の仕方はこうする
4 無理のない配膳の仕方
5 低学年のおかわり指導
6 なかなか食べられない子への指導
7 食べかす・ゴミが残らない片付けの方法
8 低学年の給食指導 陥りやすい失敗
9 ちょっとした工夫でできる 低学年の給食指導を楽しくするネタ
2章 読むだけでそのまま指導できる低学年で教える しつけ・マナーのお話 5
1 「いただきます」とはどういう意味?
2 お箸の正しい持ち方
3 食べるときどんな姿勢で食べていますか?
4 食べる順番ってあるの?
5 食べる前にちゃんと手を洗っていますか? 実はバイ菌がいっぱい!
コラム 知っているようで知らない こんなこと@
牛乳って本当に体にいいの?
3章 やんちゃ坊主も大活躍! 中学年への指導のポイント
中学年の指導のポイント・解説
1 当番でない子をどうするか 給食時間のルール
2 給食当番の着替え・出発を早くさせるにはコツがある!
3 配膳の方法あれこれ
4 やんちゃ坊主も納得!の「おかわり」指導
5 食べるのが遅い子をどう指導するか
6 食べ終わった後どうするか?食後の時間を有効に使う!
7 食器の片付けを丁寧にさせるポイント
8 中学年の給食指導 陥りやすい失敗
9 ちょっとした工夫でできる 中学年の給食指導を楽しくするネタ
4章 読むだけでそのまま指導できる食の勉強をして健康になろう 5
1 ジュースの飲み過ぎに注意! 砂糖の怖さ
2 野菜を食べないとどうなるの
3 しっかり噛むとかしこくなる
4 季節にあった食べ物って知ってる?
5 和食ってこんなにすばらしい!
コラム 知っているようで知らない こんなことA
日本の文化・伝統を伝える行事食
5章 教師が不在でも困らない 高学年への給食指導
高学年の指導のポイント・解説
1 高学年も納得する当番の決め方
2 着替え・出発・準備の目安を時間で示す 趣意説明の方法
3 配膳をすばやく行う方法
4 おかわり指導で、高学年を統率する
5 教師が不在のとき 給食準備・配膳・片付けを成功させるワザ
6 明日の連絡は給食時間に! 隙間時間を有効に使う
7 食べるのが遅い子・偏食がある子をどう指導するか
8 高学年の給食指導 陥りやすい失敗
9 ちょっとした工夫でできる 高学年の給食指導を楽しくするネタ
6章 読むだけでそのまま指導できる食に関する「昔」「今」「これから」 6
1 給食の歴史 日本も援助してもらっていた!
2 昔の給食と今の給食は、こんなに違う!
3 日本の給食 残菜がこんなにいっぱい!
4 外国には給食ってあるの?
5 食べたくても食べられない人もいる! ストリートチルドレン
6 環境に目を向けよう エコ食器・コーン袋
コラム 知っているようで知らない こんなことB
給食の食器の歴史
7章 給食指導 何でもQAよくあるトラブル・問題 こんな時どうする
1 むりやり食べさせるのはよくないのですか
2 他の先生から「残菜が多い」と注意されました。どうすればいいのでしょうか
3 マスクやエプロンの忘れ物が多いです。どうすればなくなりますか
4 片付け後、食器が残っていました。このようなとき、どのように指導すればいいのですか
5 体育や図工などが4時間目のとき、給食の準備が遅れます。どうすれば早く準備ができますか
あとがき

まえがき

 給食は、生きることにつながる。

 だから、統率者がその方向を間違えると、とんでもない状態をもたらす。

 学級崩壊の大きな原因が山程ある。アドバルーンも多いのだ。

 家庭訪問のとき、次のような話を聞いた。


 給食時間は、ひどかったです。ある子が給食の配膳をするのですが、好きな子には大盛りで、女の子や、嫌いな子は、ほとんどない状態だったんです。


 また、次のような話も聞いた。


 好きな食べ物が出ると、気の弱い子から「ちょうだい」と言って取ってしまうんです。

 デザートなど、うちの子もあまり食べたことがないと言っていました。


 以上の話は、実話である。

 また、油断していると子どもは前記のような行動をしようとする。

 力の強い子は、すぐに言う。「これちょうだい」と。

 このときを逃してはいけないのだ。

 「他人に給食をあげたり、もらったりしたらいけません。その人が、食べられるようにちゃんと計算して作ってあるのです。好きだからといってたくさん食べてもいけないし、嫌いだからといって食べないのもいけないのです」

と話す。これを基本方針とする。

 学級活動の時間を使ってもいい。全体にこのことは徹底しておく。あとは、これに従う。そうするとほとんどのトラブルは、解消できる。自分の量を自分で食べる。給食は、あくまで平等でないといけない。

 それは、最初の配膳のときもそうだし、おかわりのときもそうだ。

 配膳のとき、多少の多い少ないは仕方がない。しかし、それを意図的にしてはいけないのだ。

 多い、少ないがあるときは、向山洋一氏に聞いた、次のような指導をした。

 子どもの好きそうなおかずが出たときである。


 隣の人と比べて、給食が少ない人は、持ってきなさい。


 やんちゃは、必ず出てくる。自分の量が、隣より多くても出てくる。指示は、「給食が、隣と比べて少なかったら」である。これを教師は、見逃してはいけない。

 「隣と比べて少ないんだな。」

 「ハイ。」

 「よし、わかった。隣と換えてやる。」

と隣の量の少ない子と換えてやる。

 やんちゃは、少なくなった自分のおわんを見て「いいです」と帰っていく。

 やんちゃ撃退法である。

 そして、もう一度、隣と比べて量の少ない人出てきなさいと指示する。

 おとなしい子や、遠慮がちな子で、量の少ない子に注いでやる。これで、平等になる。


 給食の配膳で、教師が絶対にした方がいいポジションがある。

 それは、おかず物である。

 先ほども紹介したが、後での微調整が必要なので、少し食缶に残るように注ぐ。それが、力のある教師である。


 給食は、あくまで平等に。


 これが、給食指導の原則である。

 そして、給食を制した者は、学級を制する。

 学級経営の大きなポイントである。本書が、多くの先生に役立つことを期待する。


  二〇〇四年九月七日 台風十八号暴風雨の中

   TOSS岡山サークルMAK代表 /甲本 卓司

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