子どもの事実が証明する向山型授業システム 小学1年

子どもの事実が証明する向山型授業システム 小学1年

好評3刷

教師の仕事、学校の仕事とは子どもに力をつけることである。

一年生につける向山型国語の基礎・基本、一年生が夢中になる向山型国語の授業、基礎・基本を定着させる向山型国語のポイントなど子どもの事実で証明する詳細な実践解明の書


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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-519113-8
ジャンル:
授業全般
刊行:
3刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 208頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年9月18日
新学習指導要領解説書籍
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もくじ

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まえがき
T 一年生につける向山型国語の基礎・基本
一 全員がスラスラ音読できる指導のポイント
1 拾い読みしかできない子を指導する
2 「おおきなかぶ」の授業記録
3 「おおきなかぶ」授業検討記録
二 全員が評論文を書ける指導のステップ
1 「評論文」の最初の一歩 ―視写―
2 「山田式」読書感想文指導法をアレンジする
三 変化のある繰り返しと個別評定で授業する
1 「日本語の音」を一年生に授業する
2 「拗音の読み書き」の授業
3 向山型国語は「髪の毛一筋のドラマ」を生み出す
四 一年生の「討論の授業」の秘訣
1 子どもの意見から授業を組み立てる
2 局面を限定し授業を知的なものにする
3 授業の「態度」をどう指導するか
U 一年生が夢中になる向山型国語の授業
一 低学年に「分析批判」の指導は困難か
1 「春」の授業
2 「目標論」を詰めていくべきである
3 いきなり「評論文」を書けるわけがない
二 「発問づくり」の方法が見えた
1 向山型「分析批評」の授業構想表
2 どの問題(発問・指示)を選択するか
3 「おおきなかぶ」の発問づくり
4 子どもたちが出した意見
5 子どもの意見をもとに、問題を選択する
6 優れた「発問」で授業する
三 発問の機能から「系統」が見える
1 発問の機能
2 国語科に「系統」は存在するか
3 社会科「雪小モデル」の衝撃
4 「シーソーにのったら」の授業
四 一年生 ―入学一週間後の授業
1 素材「おはなし」
2 どのように授業したか
3 授業の周辺あれこれ
五 「かもとりごんべえ」の授業
V 基礎・基本を定着させる向山型国語のポイント
一 「教師の実力」は、話にも表れる
二 「義務教育」は「一〇〇点」を保障すべきである
三 教師の仕事を思い≠ナ語るのは「教育実習生レベル」のアマである
1 教師の仕事の価値を診る一つの指標
2 「プロ」は思い≠ナ語らない
四 「基準」と「規準」を区別できない教師は職員会議で恥をかく
五 指導しなければ評価・評定≠ヘできない
1 「読むこと」の評定をどうするか
2 槇田健校長の学校における複式授業
六 到達度評価実施前夜:必ず混乱は訪れる
1 「到達度評価」実施前夜
2 「混乱」は必至である
3 「テストの実施法」を提案する
七 上海で見た驚愕の小学校教育
1 「国を支える」のは「教育」である
2 「文化」は精神に「プリント」される
八 「質問」一つに現れる教師の技量
1 「盗みをした子」の指導を任される
2 「コツ」は伝達・応用が可能である
九 子どもの机を見れば教師の技量が分かる
1 「机の上」を見れば技量が分かる
2 子どもが荒れるのは教師のせいだ
一〇 ポイントを絞り込んでこそ基礎・基本≠フ指導である
1 「指導」をワンポイントに限定する
2 「やり方」を具体的に示す
3 再度書かせて全員「評定A」にする
一一 「十人十色」を楯にする亡国の授業者たち
1 「無理矢理登校させている」のが公立
2 「できるようにする」のが学校だ
3 子どもに「自己評価」させるの愚
一二 遠足の引率で教師の腕が分かる
W 向山先生随行記
―伴一孝のUKミッション裏情報―
【一日目】
【二日目】
【三日目】
【四日目】
あとがき

まえがき

 教師の仕事、学校の仕事とは何か。


  子どもに力をつけることである。


 この当たり前のことが、「当たり前」になっていない。

 これが、ずっと私を突き動かしてきた、原動力である。

 私が向山洋一氏の実践に魅了されたのも、当たり前を「当たり前」にできない現場の現実があったからに他ならない。


 子どもに力をつけることのない実践が、まかり通っている。

 子どもたちをスポイルしてしまう実践が、国民の血税を遣って広く行われている。

 子どもに「力がついたかどうか」という、最も大事な「事実」から、目を背け、そこから逃げ出し、口先で綺麗事ばかりを唱えている人の、教育界に何と多いことか。


 子どもに力をつけないでいても、誰も何の責任もとらなくてよい。

 全ては「子ども自身の責任」にされてしまい、「教師の責任」は何も問われない。

 これらはいずれ、歴史の審判を受けることになるだろう。


 教師という職にありながら、「目の前の子ども」よりも、「自分の立場」や「政治」を優先する人は、天に唾しているのと同じである。

 「良いものは良い」「悪いものは悪い」、どうしてそれが言えないのか。

 「良いものを良い」として、どうして現場で実践できないのか。

 様々な思惑や、都合や、事情から、「教育」は解放されるべきである。

 「子どもに力をつけること」こそが、最優先されるべきである。


 かつて我が国の教育は、「国家百年の大計」によって組み立てられていた。

 その中には誤りもあったであろうが、少なくとも現代のように「誰も何の責任もとらない滅茶苦茶な教育システム」ではなかった。

 教育に携わる人間が、「国家を背負う」という気概をもち、「子どもに力をつける」ことを使命として仕事に邁進しなければ、国家は一〇〇年で崩壊する。

 この「崩壊システム」がスタートして、五五年が過ぎた。

 本シリーズは、この「崩壊システム」に対する、現場からの異議申し立てである。


 教育の実践が、「子どもに力をつける」かどうかは、「子どもの事実」を見るしかない。

 綺麗事や、口実や、言い訳や、事情説明は、一切何の力ももっていない。

 一〇〇年先、一〇〇〇年先にも通用する、そして世界中のどの教室に持って行っても通用する、そんな「子どもの事実」だけを、私たちは創り出していかなければならない。

 力及ばずとも、そのような志をもった一人の教師が、向山洋一氏に出会った。

 そして創り出したのが、本書に収められた「子どもの事実」である。

 TOSSに学び、向山氏を追いかける同志の皆様に、御高覧いただければ幸いである。


   /伴 一孝

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