教え方のプロ・向山洋一全集89
新・黄金の三日間で一年間を成功させる

教え方のプロ・向山洋一全集89新・黄金の三日間で一年間を成功させる

好評4刷

新学期出発!黄金の三日間で絶対やるべき手だて満載!

「黄金の三日間」で一年間の教師生活が決まる。教師には「統率力」が必要である。「統率」には「二つの面」がある。「黄金の三日間」に絶対にやるべき六項目。始業式までにすべての子どもの名前を覚え、三日間で学校のしくみをつくる。


紙版価格: 2,260円+税

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
978-4-18-436919-1
ジャンル:
教育学一般
刊行:
4刷
対象:
小・中
仕様:
A5判 224頁
状態:
在庫あり
出荷:
2018年12月17日
新学習指導要領解説書籍
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目次

もくじの詳細表示

1 向山洋一全集全一〇〇巻刊行へのまえがき
/向山 洋一
2 阪神淡路大震災から子どもを励ます
/川原 雅樹
T 「黄金の三日間」で一年間の教師生活が決まる
(1) 「黄金の三日間」を成功させ、TOSSデーで教育技術方法、ユースウェアを学び、教師の授業検定(ライセンス)へ挑戦を!
(2) 「黄金の三日間」に全力をあげてこそ充実した教師生活ができる。ないがしろにすると苦痛の一年が待っている
(3) 新任教師に「黄金の三日間」の大切さを伝えよう。ヴェテランになっても油断することなく新しい決意で「黄金の三日間」をすごそう
(4) 新学期にあたりどうしても心掛けたい「三つ」のこと
(5) 教師には「統率力」が必要である。「統率」には「二つの面」がある
(6) 教室の子どものネットワークを正しくとらえ分析する
─向山の教室の分析は、最新ネットワーク理論と類似していた─
(7) 一年間すてきな学級ですごしたければ、まず「黄金の三日間」に全力を尽くすことである〜絶対にやるべき六項目
(8) 始業式までにすべての子どもの名前を覚え、三日間で学級のしくみをつくる
─それができないと一年間苦しむ─
(9) 感動体験の実践は、教師への尊敬、保護者からの信頼をよびおこす
(10) 席決めを上手にやり、夏休みの作品にその場で批評を書く
U すぐれた教材・教具は教師の知恵の結晶である
1 私は教材づくりのプロ中のプロである
(1) すぐれた教材をユースウェア(使い方)を正しく活用すれば、効果は絶大である。我流で使うと、効果は激減する
(2) すぐれた授業は、すぐれた教材・教具によって与えられる
(3) すぐれた教材は共通する条件がある
(4) すぐれた教材・教具は、子どもを伸ばし、クラスをまとめ、教師の仕事を支えてくれる
(5) すぐれた教材・教具は教師を助ける
(6) 教師が困ったときに救われた教材〜すぐれた教材・教具を見分ける六条件
(7) 一流の仕事人は、一流の道具にこだわる
─すぐれた教材・教具は教師を支え助けてくれる─
(8) 名句百句の縁で大ファンの森村誠一氏に会う
(9) TOSS高段者が総力をあげたPISA型読解力育成スキル(シリーズ)
2 教材・教具の正しいユースウェア(使い方)を身につけよ
(1) ユースウェア(使い方)を身につけてこそ、充実した教師人生を手に入れられる
(2) すぐれた教材・教具は、我流で使っては効果がない。「そんな使い方があるの?」と目からウロコがポロポロ落ちる活用システム(ユースウェア)を身につけてこそ絶大な効果が生まれる
(3) 向山は二〇年以上昔、ユースウェアの概念を学校教材にもち込んだ。その結果は、累計四〇〇〇万冊を超える「あかねこスキル」等の広がりをもたらした
(4) 正しい使い方(ユースウェア)をしてこそ効果は絶大となる
(5) 薬だってパソコンだって使い方がある。教材にも使い方(ユースウェア)がある
(6) ユースウェア(使い方)を素直にまねすれば、効果抜群!(我流の使い方では効果は激減する)ユースウェアを学ぶにはTOSSデー参加が一番いい
3 教材開発は優秀なチームが必要である
4 教材・教具の選択は一年間の教師生活を大きく左右する
(1) 教材・教具の選択は一年間の教師生活を大きく左右する
(2) 歴史は審判を下す〜悪い教材は退場を命じられ、すぐれた教材が子どもたちの中に生き残る
(3) 愛媛県退職校長会の教材押しつけが新聞で大きく批判される
─教材は担任・学年の選択にまかされるべきだ─
5 TOSSが開発したすぐれた教材・教具
(1) 五色百人一首
(2) 五色名句百選かるた+名文詩文の暗唱
(3) あかねこ計算スキル
(4) 話す・聞くスキル〜すぐれた教師は、すぐれた教材・教具を使いこなす
(5) 昆虫図鑑〜理科好きの子をつくる校長先生の「昆虫博士」「草花博士」検定
(6) スーパーとびなわ
(7) TOSSノート
(8) あかねこ直写スキル
(9) ペーパーチャレラン〜TOSS教材・教具のすごさ
─脳の発達の凸凹(失調症)を回復するペーパーチャレランの発刊─
(10) 向山洋一授業CD〜通勤の車の中が上達の場となる
(11) ネバーギブアップシール〜シール獲得競争は反動の害が大きい。全員のチェック用として活用するのがよい
(12) 生分解性プラスチック袋(コーン袋)
6 教材・教具は研究所で注文してほしい
─インターネットランド、TOSSデー、五色百人一首大会等の費用は、研究所への注文から生まれる─
あとがき
/松崎 力

1 向山洋一全集全一〇〇巻刊行へのまえがき
   /向山 洋一

 向山洋一全集全一〇〇巻が刊行されることになった。

 これは、日本の教育界で初めてのことであり、他の分野でもほとんど耳にしない出来事である。

 私が、小学校で三十二年間実践したことのすべて、千葉大学、玉川大学で十年余にわたって教えたこと、NHKクイズ面白ゼミナール、進研ゼミ、セシールゼミ、光村、旺文社、正進社、PHP、サンマーク出版、主婦の友社などで発刊した教材群(その多くは、日本一のシェアをとった)などが入っている。

 すべての子どもの学力を保障するために、とりわけ発達障がいの子の学力、境界知能の子の学力を保障するために、慶応大学など多くの専門医と協同研究をしてきた成果でもある。

 教育技術の法則化運動は、結成して一年で日本一の大きな研究団体となり、二十一世紀にそれをひきついだTOSSは、アクセス一億、一ケ月で七十七ヶ国からのアクセスがあるなど、ギネスものの無料のポータルサイトとなって、多くの教師、父母の方々に情報を提供するようになった。

 TOSS学生サークルも全国六十大学に広がり、TOSS保護者の支援サークルも生まれている。

 総務省、観光庁、郵便事業会社と全面的に協力した社会貢献活動もすすめてきた。例えば、「調べ学習」として、全国一八一〇自治体すべての「観光読本」(カラー版)を自費で作り、八〇〇余の知事、市、町村長からのメッセージをいただいている。

 このような大きな教育運動の中で、多くの方々と出会い仕事を共にしてきた。波多野里望先生、椎川忍総務省局長はじめ、幾多の方々の応援に支えられてきた。

 また、こうした活動を普及していく多くの編集者とも出会ってきた。

 とりわけ、お世話になったのが、向山洋一全集全一〇〇巻のほぼ全部を創ってくれた江部・樋口編集長である。多くの方々に心から御礼の意を表したい。

 この一〇〇巻が完成する時、二〇一一年三月一一日、一〇〇〇年に一度といわれる巨大地震が日本をおそった。

 東北地方太平洋岸が壊滅的な被害をうけた。

 向山洋一全集全一〇〇巻と共に、この東日本大震災のことも、この全集に含めておきたい。

 どこよりもはやく、東日本復興の企画会議を招集し、今回百数十人から寄せられた「復興企画」の中から寄稿をお願いしたものである。

 「TOSSの活動、願い、実行力」を具体的に示すものとして、後世に長く伝えられていくことと思う。


2 阪神淡路大震災から子どもを励ます
   /川原 雅樹


 阪神淡路大震災から一六年が経った。当時、神戸で被災したTOSS教師の学級通信から引用する。


  震災当日。私は起きていました。担任している子どもたちの文集原稿を校正していたのです。だから、全部覚えています。「生きもの」として、「恐怖」を覚えているといってもよいかも知れません。揺れが収まった後、妻と一緒に家の中を見回しました。押し入れと壁の間が割れ、夜明け前だというのに外からの光がぼ〜っと差し込んでいたことを覚えています。「何やこれ? どないしたらええのやろ?」と、二人で声もなくたたずんでいると、前の通りを「大丈夫かあ〜! みんな、大丈夫かあ〜!」と叫びながら歩いている男の人の声が聞こえてきました。心の底から「はっ」としたことを覚えています。(以下略)


 私自身、震源地から離れた場所に住んでいた。しかし、発生五時四六分。家が大きく揺れ、隣で寝ていた妻をふとんと自分の体で覆ったことを覚えている。地震の少し前目が覚めた。少しして何か光った感じがした。その後大きな揺れとなった。感覚だけで覚えているのかもしれない。しかし、当時、震災を体験した者は多かれ少なかれ、このような記憶を持っていることを聞く。

 あれから一六年が過ぎた。神戸の町は何事もなかったように、元通り、いや、防災を意識し、まちづくりを意識した、さらに新しい町に蘇った。

 この復興の様子を、今こそ、東日本大震災で被災した子どもたちに伝えたい。津波に町がのみ込まれ家を失い、町を失った全ての人に伝えたい。昨年、震災一五年後、当時からの兵庫県知事・井戸敏三氏の言葉は次である。


  震災から一五年。今春には、中学生以下の子どもたちは全て震災後の生まれになります。また、新たに転入された方も多く、震災を経験していない人の割合が増えてきました。時間の経過とともに、被災地においても当時の記憶や防災への意識が薄れてきた部分があるのではないでしょうか。大震災の被災地として、これまでにも増して、震災の経験と教訓を、被災地の共有財産として地域や世代を越えて伝えていく努力が求められています。1・は忘れない。このことを「ひょうご安全の日」の一月一七日には、県民の皆様とともに改めて心に刻みたいと思います。震災の経験と教訓をしっかり伝え、家庭や地域、社会のあらゆる場面で、県民一人ひとりが防災・減災に取り組む、安全で安心な社会をともにつくっていきましょう。


 私もまた、震災当時の経験・教訓を今、東日本大震災に生かしたい。そうすることこそが今の自分の役目だと思っている。そんな中、向山洋一氏から次の言葉と共に新しい仕事を頂いた。


  今、被災地にはエナジーが欲しい。見通しが欲しい。阪神淡路大震災からの復興の様子を、神戸の復興の様子を、定点観測の写真でテキストとして示して欲しい。


 一週間後、三種類のテキストを作成した。神戸の復興の様子をその当時、一日後、三日後、一週間後、一ヶ月後、半年後、一年後……と写真を載せた。当時の人々、現在の人々の声も載せた。


  あの日のことを、僕らは、被災した人たちは、いつだって忘れることはないんですが、もう一度、しっかり自分の記憶、気持ちの中にとどめる日ですよね。それと、前に進んでもらいたい。後ろ向きにならずに。


 これは震災より一〇年目のイチローの言葉である。イチローもまた阪神淡路大震災体験者であった。これらのメッセージは今こそ東北地方に捧げたい。前述したTOSS教師の学級通信には震災後すぐに裸足で出てきた人に靴を貸したエピソードが綴られている。震災後ずっとお礼を言われたとも綴られている。そんな町の復興と同時に、多くの人のドラマ、エピソードを神戸から今、東北地方の人々にTOSS教師として伝えていきたい。

著者紹介

向山 洋一(むこうやま よういち)著書を検索»

1943年9月15日生まれ

1968年3月 東京学芸大学社会科卒業

2000年3月 東京都大田区立多摩川小学校退職

教育技術法則化運動代表,千葉大学非常勤講師,上海師範大学客員教授,日本教育技術学会会長,日本言語技術教育学会副会長。月刊『教室ツーウェイ』『向山型「算数」』『向山型「国語」』編集長。月刊『教育トークライン』,隔月刊『ジュニア・ボランティア教育』編集人。

日本一のインターネット教育情報ポータルサイトTOSSランド代表。

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※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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