20場面で“日本の歴史”をこう組み立てる5
昭和から平成の激動
第17場面から第20場面

20場面で“日本の歴史”をこう組み立てる5昭和から平成の激動第17場面から第20場面

好評2刷

わくわくする社会科授業を展開する全発問・全指示を掲載。

近現代史への取り組みが浅いという内外の厳しい批判が続出している今日、戦後60年たってわが国は今、どの次元に立っているのか。政治的・経済的立場、諸外国との軋轢をどう解決していけばよいのか。これからの日本の進路を考えていく授業のデータや資料など沢山あり。


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ISBN:
4-18-417512-0
ジャンル:
社会
刊行:
2刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 180頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年11月15日
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目次

もくじの詳細表示

はじめに
第17場面 東京オリンピックと新幹線
/松本 俊樹
[1] 沖縄返還と北方領土問題
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:日本固有の領土「北方領土」
〈感動の語り〉 北方領土はこんなところ
(3) 授業プラン2:日本の領土問題
〈感動の語り〉 竹島も明らかに日本固有の領土である
[2] 東京オリンピック
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:戦後日本復興の象徴「東京オリンピック」の授業
〈感動の語り〉 東京オリンピックと日本の発展
(3) 授業プラン2:オリンピック東京開催にかける願い
〈感動の語り〉 日本にオリンピックを!
――日系2世フレッド和田 日本人以上の日本人の気概
[3] 新幹線開通に活躍した人々
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:東海道新幹線の開通
〈感動の語り〉 日本の高度経済成長を支えた新幹線
(3) 授業プラン2:新幹線の設計
〈感動の語り〉 新幹線をつくった男・島秀雄
第18場面 平和条約と国交正常化垣内秀明
/関 義信
[1] サンフランシスコ平和条約
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:自由主義陣営の一員として国際社会へ復帰した日本
〈感動の語り〉 サンフランシスコ平和条約
(3) 授業プラン2:北方領土問題の始まり
〈感動の語り〉 サンフランシスコ平和条約と北方領土問題
[2] 日米安全保障条約
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:吉田茂の生き方から日米安全保障条約を授業する
〈感動の語り〉 たった一人で署名した吉田茂
(3) 授業プラン2:日本の経済発展から日米安全保障条約を授業する
〈感動の語り〉 日米安全保障条約
[3] 日中平和友好条約
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:日中共同声明
〈感動の語り〉 日中国交正常化交渉
(3) 授業プラン2:日朝国交正常化交渉
〈感動の語り〉 小泉首相と金正日の交渉
第19場面 日本のものづくりと技術力
/山口 收
[1] 日本のものづくり―メタルカラーの時代―
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:自動車生産台数の増加に見る日本経済の発展
〈感動の語り〉 世界一になった日本車の競争力
(3) 授業プラン2:世界一の技術の結晶・明石海峡大橋
〈感動の語り〉 大橋を支えるミクロの技術
[2] 日本の特許
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:特許取得数に見る日本の技術力
〈感動の語り〉 日本人は創造性に欠けるのか?
(3) 授業プラン2:日本の技術をまもる特許
〈感動の語り〉 特許の歴史
[3] 世界に貢献する日本の技術力
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:日本の技術は世界一
〈感動の語り〉 スペースシャトルを支える日本の最先端技術
(3) 授業プラン2:次世代エネルギーは,日本の技術が支える
〈感動の語り〉 日本の優れた技術,そのルーツは?
第20場面 現代とこれからの日本
/福井 三千穂
[1] 日本のエネルギー問題―エネルギーの輸入と南沙諸島―
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:日本のエネルギー問題―南沙諸島―
〈感動の語り〉 石油をめぐる戦争
(3) 授業プラン2:限りあるエネルギー
〈感動の語り〉 エネルギー問題を考えよう
[2] 環境問題に取り組む日本の技術
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:地球温暖化にストップがかかるか
〈感動の語り〉 CO2固定化技術を開発する日本の企業
(3) 授業プラン2:国境を越える酸性雨
〈感動の語り〉 一国だけで解決できない環境問題
[3] 日本の未来
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:日本から発信する世界平和
〈感動の語り〉 広島市長からアメリカ大統領への抗議文
(3) 授業プラン2:世界平和実現のために
〈感動の語り〉 世界平和のためにリーダーシップを

はじめに

 小学校での歴史の授業は,通史ではありません.暗記ものでもありません.

 大きな歴史の流れをとらえ,エピソードや人物を中心にし,わくわくするような楽しい授業であることが必要です.

 また,教えることの専門職である教師が授業をするのです.子どもたちが自分で書籍を読んだり調べたりするだけでは知ることのできない,一歩も二歩も深い知識や歴史の見方を知らせることも大切です.

 本シリーズでは,日本の歴史から20の場面を選びました.それぞれの場面を子どもたちにイメージさせながら,教室で,楽しく,知的に授業ができるよう作られています.本書は,原則として以下のような編集方針にのっとり構成されています.


 第1に,場面ごとに,発問・指示をはっきりと示した授業プランを載せました.

 小学校の教師は社会科の授業だけをやっているのではありません.毎時間毎時間の教材研究を,すべて満足のいくものにすることは,相当に力量のある教師でも簡単ではありません.全国で授業化された実践を,追試しやすい形で手元においておくことができるなら,同じ労力でより質の高い授業をすることができます.本書は,教室においておけば,いつでも取り出して授業ができるように配慮されています.授業で使用する資料も,可能な限り紹介しました.

 第2に,歴史の大きな流れをつかみやすいように構成しました.

 歴史の大きな流れをとらえた上で,細かい事象へと進むことは歴史学習の基本原則です.細かい部分をいくら覚えさせても,前後の因果関係や全体像がイメージできなければ,歴史を学習する力はつきません.このような原則を知らないために,歴史がきらいになってしまう子どももいるのです.本書では各巻ごとに4つの場面を入れています.

 第3に,各場面ごとに,その場面を代表すると思われるエピソードを3つ取り上げました.

 3つのエピソードは,もちろん全部授業する必要はありません.ご自身のクラスで授業したいものを選択してくださればいいのです.それぞれの場面で,エピソードを自由に選んで授業にかけていただくことができます.さらに,それぞれのエピソードごとに授業プランを2パターン示しています.これも,どちらか取り上げやすい方を選んでいただけるようにしたわけです.結果としてかなり豊富な内容を入れることができたと思っています.こうした授業プランをもとに,それぞれのクラスの実態に合わせて,プランを修正しながら実践をしていただければと思います.

 第4に,それぞれの授業プランには,教室で子どもたちに語ってきかせることができるお話を入れました.

 歴史とは,ある意味でその国民の物語だとも言われます.それぞれの歴史の場面で生きた人物のエピソードや,歴史事象にまつわるお話は,イマジネーションをかりたてます.授業の冒頭や最後に,あるいはちょっとしたすきま時間に,折に触れて子どもたちに紹介し,読んで聞かせてください.歴史って面白いなと感じてくれる子どもが増えてくれることを願って選んだお話です.

 第5に,本シリーズでは,明治以降の内容を全体のおよそ半分,取り入れました.

 歴史の授業を網羅的にしていくと,3学期に扱う内容がおし縮められて,近現代史をほとんど扱わないまま終わってしまったというような話をよく聞きます.本書では,明治以降の内容にもウエイトをおき,全体の約半分のボリュームにしました.オリンピックや日本のものづくりなど,これまでの歴史学習ではあまり扱われていないもの,けれども,ぜひ子どもたちに知ってほしいもの,そんな内容を含めました.

 「日本ってすばらしいな」「日本の国を誇りに思います」歴史を学習した子どもたちの感想の中から,そんな言葉が出てきてほしいと願っています.

 TOSS社会科で実践を交流しあっている中堅からベテランまでの実力派教師が全力で書きました.少しでもお役に立てば幸いです.

 最後になりましたが,本シリーズの発刊にあたってさまざまな角度からご指導をくださいました向山洋一先生と,このような機会を与えてくださり,発刊までの長い間に多くのご示唆をくださいました明治図書の樋口雅子編集長に,心よりお礼申し上げます.

 ありがとうございました.


   /谷 和樹

著者紹介

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TOSS社会研究会の目的は,向山洋一氏の社会科実践の裾野を広げながら,新しい社会科の授業づくりを進めていくこと.400名をこえる会員がMLや会報を通して情報交換をしながら研究を進めている.代表は吉田高志氏.

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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