20場面で“日本の歴史”をこう組み立てる4
戦争の時代―日清戦争〜朝鮮戦争
第13場面から第16場面

20場面で“日本の歴史”をこう組み立てる4戦争の時代―日清戦争〜朝鮮戦争第13場面から第16場面

好評4刷

わくわくする社会科授業を展開する全発問・全指示を掲載。

小学校の歴史授業は、通史の形をとっているが、実際に入るのは時代ごとの歴史場面ではないか−ということで、この巻では日清から日露にいたる戦争の道はどういう経緯でどう進められたのか、内外のさまざまな要因を的確に位置付けながら授業シナリオで示す。


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ISBN:
4-18-417418-3
ジャンル:
社会
刊行:
4刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年9月20日
新学習指導要領解説書籍
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目次

もくじの詳細表示

はじめに
第13場面 日清・日露戦争
/佐藤 琢朗
[1] 日清戦争
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:日清戦争の背景
〈感動の語り〉 あなたが陸奥宗光なら?
(3) 授業プラン2:下関条約と朝鮮の独立
〈感動の語り〉 台湾のために尽くした日本人
[2] 日英同盟
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:柴五郎中佐の活躍と日英同盟
〈感動の語り〉 柴中佐と日本将兵の奮戦
(3) 授業プラン2:日本とイギリスの関係
〈感動の語り〉 飾らない人柄だった小村寿太郎
[3] 日露戦争と東郷平八郎
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:圧勝した日本海海戦
〈感動の語り〉 戦費調達に活躍した高橋是清
(3) 授業プラン2:アジアに勇気を与えた日露戦争
〈感動の語り〉 世界が見ていた日露戦争
第14場面 不平等条約の改正
/櫻木 泰自
[1] ノルマントン号事件
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:風刺画の読み取りから不平等条約に導入する
〈感動の語り〉 ノルマントン号の遭難
(3) 授業プラン2:ノルマントン号事件
〈感動の語り〉 ウェブスター事件,他
[2] 陸奥宗光と条約改正
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:政府の近代化と条約改正とのかかわりを調べる
〈感動の語り〉 御雇外国人教師,他
(3) 授業プラン2:陸奥宗光の生涯と条約改正を調べる
〈感動の語り〉 坂本龍馬が認めた陸奥宗光の才能
[3] 小村寿太郎と条約改正
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:年表から小村寿太郎を調べ,日露講和と条約改正を考える
〈感動の語り〉 困難が予測できていた講和条約,他
第15場面 太平洋戦争
/谷 和樹
[1] 誰が,どの場面でなら戦争を止められたか
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:昭和天皇の唯一の発言とは
〈感動の語り〉 四方の海
(2) 授業プラン2:日本軍の法的・組織的欠陥とは
〈感動の語り〉 山口多聞
[2] 真珠湾攻撃と原爆投下
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:真珠湾攻撃
〈感動の語り〉 アメリカでは真珠湾攻撃をどう見ているか
(3) 授業プラン2:原爆投下
〈感動の語り〉 核兵器の怖さ
[3] 第二次世界大戦と国際連合
(1) この場面の解説・ポイント
(2) 授業プラン1:スマートボード対応の授業コンテンツ「国際連合」
〈感動の語り〉 国連の現状
(3) 授業プラン2:スマートボード対応の授業コンテンツ「国際連合」
〈感動の語り〉 日本ってどんな国
第16場面 朝鮮戦争
/佐藤 琢朗
(1) 授業プラン1:どこが戦争を始めたか
〈感動の語り〉 開戦の決定を下したのは誰か

はじめに

 小学校での歴史の授業は,通史ではありません.暗記ものでもありません.

 大きな歴史の流れをとらえ,エピソードや人物を中心にし,わくわくするような楽しい授業であることが必要です.

 また,教えることの専門職である教師が授業をするのです.子どもたちが自分で書籍を読んだり調べたりするだけでは知ることのできない,一歩も二歩も深い知識や歴史の見方を知らせることも大切です.

 本シリーズでは,日本の歴史から20の場面を選びました.それぞれの場面を子どもたちにイメージさせながら,教室で,楽しく,知的に授業ができるよう作られています.本書は,原則として以下のような編集方針にのっとり構成されています.


 第1に,場面ごとに,発問・指示をはっきりと示した授業プランを載せました.

 小学校の教師は社会科の授業だけをやっているのではありません.毎時間毎時間の教材研究を,すべて満足のいくものにすることは,相当に力量のある教師でも簡単ではありません.全国で授業化された実践を,追試しやすい形で手元においておくことができるなら,同じ労力でより質の高い授業をすることができます.本書は,教室においておけば,いつでも取り出して授業ができるように配慮されています.授業で使用する資料も,可能な限り紹介しました.

 第2に,歴史の大きな流れをつかみやすいように構成しました.

 歴史の大きな流れをとらえた上で,細かい事象へと進むことは歴史学習の基本原則です.細かい部分をいくら覚えさせても,前後の因果関係や全体像がイメージできなければ,歴史を学習する力はつきません.このような原則を知らないために,歴史がきらいになってしまう子どももいるのです.本書では各巻ごとに4つの場面を入れています.

 第3に,各場面ごとに,その場面を代表すると思われるエピソードを3つ取り上げました.

 3つのエピソードは,もちろん全部授業する必要はありません.ご自身のクラスで授業したいものを選択してくださればいいのです.それぞれの場面で,エピソードを自由に選んで授業にかけていただくことができます.さらに,それぞれのエピソードごとに授業プランを2パターン示しています.これも,どちらか取り上げやすい方を選んでいただけるようにしたわけです.結果としてかなり豊富な内容を入れることができたと思っています.こうした授業プランをもとに,それぞれのクラスの実態に合わせて,プランを修正しながら実践をしていただければと思います.

 第4に,それぞれの授業プランには,教室で子どもたちに語ってきかせることができるお話を入れました.

 歴史とは,ある意味でその国民の物語だとも言われます.それぞれの歴史の場面で生きた人物のエピソードや,歴史事象にまつわるお話は,イマジネーションをかりたてます.授業の冒頭や最後に,あるいはちょっとしたすきま時間に,折に触れて子どもたちに紹介し,読んで聞かせてください.歴史って面白いなと感じてくれる子どもが増えてくれることを願って選んだお話です.

 第5に,本シリーズでは,明治以降の内容を全体のおよそ半分,取り入れました.

 歴史の授業を網羅的にしていくと,3学期に扱う内容がおし縮められて,近現代史をほとんど扱わないまま終わってしまったというような話をよく聞きます.本書では,明治以降の内容にもウエイトをおき,全体の約半分のボリュームにしました.オリンピックや日本のものづくりなど,これまでの歴史学習ではあまり扱われていないもの,けれども,ぜひ子どもたちに知ってほしいもの,そんな内容を含めました.

 「日本ってすばらしいな」「日本の国を誇りに思います」歴史を学習した子どもたちの感想の中から,そんな言葉が出てきてほしいと願っています.

 TOSS社会科で実践を交流しあっている中堅からベテランまでの実力派教師が全力で書きました.少しでもお役に立てば幸いです.

 最後になりましたが,本シリーズの発刊にあたってさまざまな角度からご指導をくださいました向山洋一先生と,このような機会を与えてくださり,発刊までの長い間に多くのご示唆をくださいました明治図書の樋口雅子編集長に,心よりお礼申し上げます.

 ありがとうございました.


   /谷 和樹

著者紹介

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TOSS社会研究会の目的は,向山洋一氏の社会科実践の裾野を広げながら,新しい社会科の授業づくりを進めていくこと.400名をこえる会員がMLや会報を通して情報交換をしながら研究を進めている.代表は吉田高志氏.

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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