伝統的な言語文化ワーク3
5・6年で使える“古文・漢文・文語調の文章”ワーク

伝統的な言語文化ワーク35・6年で使える“古文・漢文・文語調の文章”ワーク

好評2刷

どの子でも伝統的な言語文化に親しめるワーク!

音読・朗読したいのは何と言っても「伝統的な言語文化の文章」。祇園精舎の〜など、圧倒されるパワーある文章だ。こういうものをいくつ身につけるか?は、生涯の財産になるだろう。という観点から、是非指導しておきたい教材を授業で使える形でワーク化した。


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ISBN:
978-4-18-385326-4
ジャンル:
国語
刊行:
2刷
対象:
小学校
仕様:
B5横判 128頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年12月9日
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もくじ

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伝統的な言語文化のワークを使われるみなさんへ /大森 修
T 昔の言葉で物語を楽しもう
[1] 竹取物語 @〜D
[2] 枕 草 子 @〜C
[3] いろは歌 @〜D
[4] 平家物語 @〜E
[5] 一寸法師 @〜D
[6] 『源氏物語』の書き出し @・A
[7] 『平家物語』の書き出し @・A
[8] 『徒然草』の書き出し @・A
[9] 『おくのほそ道』の書き出し @・A
[10] 古文の歴史
U 漢字だけの文を楽しもう
[1] 矛  盾 @〜B
[2] 朝三暮四 @〜B
[3] 虎の威を借る @〜B
[4] 漢字だけの文 @〜F
[5] 訓読文の読み方 @・A
[6] 漢字の成り立ち @〜C
[7] 漢字を学ぼう @〜B
[8] か  な @〜D
V 中国の詩を楽しもう
[1] 漢詩「春暁」 @〜C
[2] 漢詩「黄鶴楼」 @〜C
[3] 漢詩「絶句」 @〜C
[4] 漢詩「偶成」 @〜C
[5] 漢詩「春望」 @〜C
[6] 漢詩のまとめ @・A
W 詩のリズムを楽しもう
[1] 山のあなた @〜C
[2] 初  恋 @〜C
[3] 耳
[4] 竹    @・A
[5] 小景異情 @・A
[6] 赤とんぼ @・A
[7] 落 葉 松 @〜B
[8] 椰子の実 @・A
[9] 詩のリズム @〜B
X 漢字を楽しもう
[1] 漢字文化 @〜C
あとがき /大森 修

伝統的な言語文化のワークを使われるみなさんへ

 学習指導要領では、伝統的な言語文化として次の例を示しています。


 【第一学年及び第二学年】昔話・神話・伝承など

 【第三学年及び第四学年】文語調の短歌や俳句・ことわざ・慣用句・故事成語

 【第五学年及び第六学年】古文・漢文・近代以降の文語調の文章


 伝統的な言語文化は、次のように分けることができます。


 (1) 伝統的な 言語文化


 言語で表現された文化で、かつ日本の伝統といってもいいような、という意味です。主に、短歌や俳句、ことわざなどがこれです。


 (2) 伝統的な言語 文化


 こちらは、言語自体が伝統的なものであるような言語で表現され、かつ文化とよべるようなもの、という意味です。主に、古典や漢文、故事成語などがこれです。

 (1)と(2)はどちらかというと書かれたもので継承されてきましたが、これらに対して昔話や伝承は口述されて継承されてきた性格が強いでしょう。「学習指導要領解説・国語」では、このへんの事情と小学校一学年及び二学年という発達段階をふまえて、次の学習活動を例示しています。


 □読み聞かせ

 「読み聞かせ」といえば、次のことが浮かびます。


 □朝 読 書

 千葉市の私立高等学校の教諭が始めた取り組みが全国に広がったものです。

 一年生や二年生では、朝読書の一部分を「読み聞かせ」している学級もあります。「読み聞かせ」は、保育園や幼稚園ではごく一般的な教育活動のひとつになっています。

 朝読書では、次の三原則が重視されています。この三原則のために、朝読書が子どもに受け入れられたということもあります。


 @ 読みたい本を読む。

 A ひたすら読む。

 B 感想は求めない。


 「読み聞かせ」は発達障害の子どもにもよい指導法です。


 視覚と聴覚を使って入力している。


 伝統的な言語文化の授業では、「読み聞かせ」とともに採用される指導法があります。


 □朗  唱

 声に出して朗々と読むことです。

 このことで思い浮かべるのが、『声に出して読みたい日本語』(齋藤孝)です。この本に採用されている文章は文語調の文章が大部分ですから、「声に出して」というのも頷けると思います。そもそも文語調の文章や古典・漢文の学習は「素読」と教師の「講釈」が中心でしたから、声に出して読むというのも自然ななりゆきです。

 「声に出して」と同じくらいに大切にされたのが、「写す」という作業です。いわゆる視写です。

 視写を一歩進めたのが次です。


 □な ぞ る

 「なぞる」ことの効用と意義が見なおされ、現在では、「なぞり」を採用した教材や書籍があふれていることは周知のとおりです。


 なぞりは、発達障害の子どもにも効用と意義があることが分かっています。


 効用はなぞりによって、書けて、分かり、身につくということです。微細運動障害のある場合でも、なぞりはできるのです。また、空間認知に課題があっても、なぞりはできるのです。

 なぞりの効用と意義をふまえて作成したのが次でした。


 『医療と教育の連携で生まれた グレーゾーンの子どもに対応した作文ワーク』

         (明治図書)


 伝統的な言語文化のワークも、発達障害のある子どもも使えるようにしました。また、ワークを使うことで伝統的な言語文化である昔話、伝承などに親しむとともに、古典や漢文にも親しんでほしいと願いました。

 学習指導要領に例示された伝統的な言語文化だけではなく、次のものも収録しました。


 @ いろはうた

 A 漢字文化


 これらもまた、伝統的な言語文化です。

 子どもたちにも人気のある伝統的な言語文化であり、教室で、また家庭で楽しんでいただける内容を選択してあります。

 伝統的な言語文化のワークの作成には、『グレーゾーンの子どもに対応した作文ワーク』を作成したメンバーを集めました。発達障害の子どもに対応したワーク作成に実績のあるメンバーを集めました。さらに、作文ワークを使用してくださった多くの教師や保護者からいただいたご意見を取り入れるようにしました。

 また、新たに国語科の授業で実績のある教師にも参加してもらい、伝統的な言語文化の系譜なども精査をして取り上げる素材を検討しました。

 みなさまの教室や子どもたちのご家庭で活用され、お役に立てればと願っています。


 最後に、伝統的な言語文化をどの子どもでも使えて、親しんでもらえるようなワークを作成してほしいという依頼を私どもにしていただいた、樋口雅子明治図書常務にお礼を申し上げます。


   /大森 修

著者紹介

大森 修(おおもり おさむ)著書を検索»

日本教育技術学会理事

日本言語教育技術学会理事

松野 孝雄(まつの たかお)著書を検索»

新潟県燕市立分水北小学校

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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