向山型国語微細技術4
向山型要約指導の技術

向山型国語微細技術4向山型要約指導の技術

ロングセラー

教材研究と授業に役立つ「向山型要約指導」の原則と実践を紹介

向山型要約技術は「子どもたちに要約を教えるのと同時に、教師の要約する力を身につけるものだ」と著者は主張する。本書は@向山型要約指導の基本システム、A向山型要約指導の原則、B向山型要約指導の微細技術、C微細技術を使った授業展開等を公開。


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ISBN:
978-4-18-354416-2
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 132頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年6月17日
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もくじ

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監修のことば /椿原 正和
まえがき /野口 澄
T 向山型要約指導の基本システム
一 三回繰り返しと評定
1 難しいことをさせているという自覚を持つ
2 要約文の作り方
3 向山型要約指導法
U 向山型要約指導の原則
原則1 要約のやり方を学ばせよ
原則2 まずは桃太郎の要約指導を追試せよ
原則3 桃太郎要約→段落要約→全文要約のステップで指導せよ
原則4 指示→作業→評定のシステムで指導せよ
原則5 キーワードは主語、述語、主語・述語の修飾語から選び出せ
原則6 要約文の文末は体言止めせよ
原則7 段落要約は二〇字以内、全文要約は三〇字以内でまとめよ
原則8 説明文の場合は題名に関連しているもの、文学教材の場合は中心人物もしくは中心人物に関連しているものから選べ
原則9 全文要約は第三の方法を追試せよ
原則10 接続詞(助詞)に注目してキーセンテンスを選ばせよ
V 向山型要約指導の微細技術
一 読み聞かせでキーワードを問う――キーワードを問いながら読み聞かせをする――
二 つまずきを取り上げる――子どものつまずきを見つける――
三 点数の高い要約文を残す――点数の高い要約文を残すことで参考にさせる――
四 一〇点の要約文を追い読みさせる―― 一〇点の要約文を追い読みさせ要約文が同じであることを気づかせる――
五 キーワードに線を引く――キーワードに線を引くだけでキーワードが分かる――
六 キーワードをそっと指さす
1 一回目の要約での子どもの反応
2 キーワードをそっと指さす
七 「キーワード」を定義する――段落を使って言葉で教え、キーワードを定義していく――
八 要約文を書かせ、後で削らせる
九 書いていない人黒板に出てごらん
1 三回繰り返し
2 組み立て
一〇 段落を意識させる――左右のひとさし指で段落をはさませる――
一一 文を定義する――「。」に赤鉛筆で○をつけさせる――
一二 板書した要約文に名前を書かせる
1 名前を書かせる意味
2 余分な情報を減らす
一三 教師が要約文を読む
一四 題名と関連づける
一五 要約文の出だしを赤鉛筆で薄く書く
一六 要約文の定義を何度も押さえる
1 要約の定義
2 定義を押さえる
W 微細技術を使った授業展開
一 段落指導の授業例(『動物の体』東京書籍五年・段落要約指導)
1 第四時
2 六、七時間目
二 キーワード抜き出しの授業例(『虫のゆりかご』光村図書三年下)
1 第四時
2 第五時
三 物語の要約指導「誰かどうした話か」(『ちいちゃんのかげおくり』光村図書三年)
四 全文要約(『平和のとりでを築く』光村図書六年下)
X 向山型要約指導を使った教材研究の仕方
一 向山型要約指導で教材分析し、リライトする部分を発見する――『海にねむる未来』(光村図書五年下)――
1 向山型要約指導のすごさ
2 要約する
3 向山型要約指導は文章をみるリトマス紙
Y 向山型要約指導・基本文献
1 『教室ツーウェイ』一九九一年二月号
2 『教室ツーウェイ』一九九二年一一月号
3 『教育トークライン』一九九三年九月号
4 『授業の知的組み立て方』
5 『向山型国語教え方教室呼びかけ号』
6 『向山型国語入門Q&A小事典』
7 『向山型国語全パーツの原則』

監修のことば

 日本の国語教育界が開国を迫られている。

 PISA調査における日本の世界標準の学力低下が明らかになった。

 それを受けて文部科学省が出した『読解力向上に関する指導資料』(平成一七年)には、重要な問題提起がいくつもなされている。

 しかし、現場では相も変わらず「劇」「紙芝居」などでお茶を濁す実践のオンパレードである。

 全国学力テストが実施された。

 このテストは、従来のテストと大きく違っていた。明らかにPISA型読解力の育成をねらったものだった。

 つまり、今後の国語科の授業の方向性を示したものだった。

 しかし、ほとんどの教師は、ちらっと見ただけで解いていない。

 日本の教育界の危機管理はこの程度なのだ。

 国語の力をつけられるはずがない。


 今回のPISA調査、全国学力テストに対応できる授業は、向山型国語しかないことが時代の要請の中で明らかになった。

 研究授業でやるような単発の楽しい授業では、世界基準の国語学力はつかないのである。

 国語の授業がシステム化されていなければならない。

 そのようなシステム化された授業は、向山型国語以外にはないのだ。


 日本教育界最大の論争であった「出口論争」。

 この論争に子どもの事実で加わったのが向山洋一氏であった。そして、凄まじいほどの国語の力をつけたのが分析批評の授業だった。大学院生を超えるレベルの評論文を書いたのも分析批評で学習した子どもたちだった。あの「やまなし」実践である。

 「出口」の授業も「やまなし」の授業もPISA型に対応し、それらを超える授業であることはだれの目にも明らかである。

 だれしも、そのような授業にあこがれる。そのような事実を創り出したいと願う。

 そのためには、向山型国語の実践を忠実に追試することしかないのだ。

 しかし、忠実に追試したつもりでもうまくいかないことがある。それは、どこかに我流が入り込んでいるのである。ほんのちょっとしたことのように思える部分を抜かしたり自分流でやったために失敗することも多い。

 そこで、だれもが我流に陥りやすい部分を「微細技術」という枠組みで示したのが本シリーズである。

 ぜひ、多くの先生方に活用していただくことを願っている。


   /椿原 正和

著者紹介

椿原 正和(つばきはら まさかず)著書を検索»

1962年   熊本県球磨郡多良木町生まれ

2000年   熊本大学大学院教育学研究科教科教育専攻修了

現在    熊本県人吉市立大畑小学校勤務

TOSS(向山洋一代表)九州中央事務局

TOSS熊本副代表  向山一門14番弟子

『向山型国語教え方教室』(明治図書)副編集長

野口 澄(のぐち すみ)著書を検索»

熊本市立帯山西小学校勤務

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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