1年間まるっとおまかせ! 小6担任のための学級経営大事典

1年間まるっとおまかせ! 小6担任のための学級経営大事典

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がんばる先生を、豪華執筆陣が1年間フルサポート!

春休みから学級開き、授業開きまで、新年度のスタートダッシュを完全アシスト。「魔の6月」「リスタートの9月」など、4月以外の学級経営の要所も徹底的に解説。小6担任が陥りがちな学級経営の悩みも、Q&Aで達人教師がズバッと解決します!


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ISBN:
978-4-18-344612-1
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 168頁
状態:
近日刊行
出荷:
2019年2月25日
新学習指導要領解説書籍
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もくじ

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達人に学ぶ小6担任の学級経営6つの鉄則
/菊池 省三
第1章 これで完璧! 春休み〜新年度1週間の小6担任の全仕事
春休み
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
第2章 学級開きを成功に導く,とっておきアイデア
「出会いの演出(新担任)」のアイデア
「出会いの演出(持ち上がり)」のアイデア
「自己紹介」のアイデア
「学級目標」のアイデア
「仲間づくり・集団づくり」のアイデア
第3章 年度はじめで必ず押さえたい生活・学習指導のポイント
「生活指導」のポイント
「学習指導」のポイント
第4章 必ずうまくいく達人の授業開きネタ
国語 意味が違って伝わるのはなぜ?
算数 縦と横の合計を同じにできるかな?
理科 ろうそくを燃やし続けるには何が必要なのかな?
社会 わたしたちのくらしと消費税について考えよう!
外国語 ALTや友だちのことを知ろう!
道徳 人物の生き方に多面的・多角的に迫ろう!
第5章 クラスが安定する環境づくり・システムづくり
「教室環境」づくり
「座席決め」のシステムづくり
「日直」のシステムづくり
「係活動」のシステムづくり
「朝の会・帰りの会」のシステムづくり
「給食」のシステムづくり
「掃除」のシステムづくり
第6章 中だるみを見逃すな! 「魔の6月乗り切り」術
6月の教室の「小さな重大問題」対処法
梅雨の時期におすすめの「教室遊び」
保護者も子どもも喜ぶ! 1学期の通知表ポジティブ文例集
第7章 荒れ知らずでパワーアップ! 「9月のリスタート」術
観点別 夏休み明けのチェックポイント
子どもを学習モードに素早く戻す「二度目の授業開き」ネタ
クラスがもう一度まとまるコミュニケーション・エクササイズ
第8章 クラスがまとまる行事指導のポイント&アイデア
「運動会」指導のポイント&アイデア
「遠足」指導のポイント&アイデア
「修学旅行」指導のポイント&アイデア
「学芸会」指導のポイント&アイデア
「作品展」指導のポイント&アイデア
保護者も子どもも喜ぶ! 2学期の通知表ポジティブ文例集
第9章 ワンランク上を目指す,学級アップグレード作戦
「朝学習」のアップグレード作戦
「宿題」のアップグレード作戦
「係活動」のアップグレード作戦
「学級イベント」のアップグレード作戦
感動のフィナーレ! 卒業式成功5つのポイント
/岩田 将英
保護者も子どもも喜ぶ! 3学期の通知表ポジティブ文例集
達人がズバッと解決! 小6担任の学級経営の悩みQ&A
/鈴木 夏來

達人に学ぶ小6担任の学級経営6つの鉄則

  「菊池道場」主宰 /菊池 省三


1 価値ある言葉を植林する

 「クラスの雰囲気は、〇〇で良くも悪くもなる」

 〇〇には何が当てはまるでしょう? 

 これは、私が平成27年12月に教育バラエティ番組「世界一受けたい授業」(日本テレビ系列)に出演したとき、私が取り組んできた実践をもとに出題された問いです。

 答えは…そうです。「言葉」です。成長に向かっている学級にはプラスの言葉があふれています。逆に、荒れた学級にはマイナスの言葉が飛び交っています。人は誰でも新しい言葉を知れば使いたくなるものです。言葉は実体験を求めるのです。つまり、プラスの価値ある言葉を、子ども一人ひとりの心の中にどれだけ届かせることができるかが、学級づくりを大きく左右させると言えるのでしょう。

 価値ある言葉(価値語)を子どもたちに植林することが大切なのです。


2 価値づけてほめる

 まずは、子どもたちが自己肯定感をもてるようにするべきです。「よいこと」を価値づけ・意味づけをして子どもたちに気づかせ、「どうせ自分なんて…」というマイナスの気持ちを「自分だからこそ」というプラスに転化させるのです。

 価値づけの基本はほめることです。特に新年度が始まったときは、教師がさまざまな場で子どもたちをほめ、手本を示します。だからといって、むやみやたらにほめればよいというわけではありません。子どもたちは、そういう教師に対して「自分たちに迎合している」と敏感に感じ取ります。

 大切なのは、子どもの行為を価値づけしてほめるのです。価値づけをすることで、ほめられた本人はもちろん、他の子どもたちも「よいこと」の本質を学ぶことができます。


3 「成長を信じる」という覚悟を決める

 年度初めから、「子どもは絶対に成長する。学級は必ず素敵な集団になる」と信じ、教師としての覚悟をもつということです。

 このことが、学級経営の一番の根底にあるべき教師の考え方です。この覚悟が弱ければ、たとえどんなに教育技術を学んでそれらを集め、指導を繰り返してもうまくはいかないでしょう。1年間もたないと思います。どうしてもその場しのぎ的になるからです。子どもたちはそんな教師の覚悟の弱さやそこからくる誤魔化しをすぐに見抜きます。

 学級にはいろいろな子どもがいます。前年度までいじめられていた子、よい友だち関係を結ぶことが苦手な子、外国にルーツをもっている子、特別な支援を要する子、などです。「気になる子」がどの学級にも存在しているはずです。それが当たり前の教室です。

 だからこそ、「どの子も、この学級も必ず成長させる」という教師の覚悟が大切なのです。


4 どういう学級にするか、はっきりしたゴールイメージをもつ

 年度途中から、いじめや不登校、学級崩壊などの気になることが続出する学級があります。このような学級の担任に共通しているのは、「1年後のゴールイメージがない」ということです。教科書を時間割に沿って淡々と教え、行事をそれなりにこなしていくことが、1年間の仕事だと考えているようです。

 そのような先生に、「どんな学級をつくりたいのですか?」と質問しても、「みんなが仲良く」とか「落ち着いたクラス」などといった抽象的な言葉しか返ってきません。

 そこには、一人ひとりを育て、集団としてまとまりのある学級像はないようです。「同じ学級は二度とできない」という言葉があります。ゴールイメージを明確にもちたいものです。


5 1年間の見通しをもって指導する

 子どもたちは、急には変わりません。学級は、すぐにはよくなりません。この事実を、まずははっきりと自覚するべきです。6年生だから大丈夫だろう、1回話をしたからできるだろうと安易に考えるのは禁物です。

 「2:6:2」の法則というものがあります。集団では、「2(やる気がある):6(どちらでもなく普通):2(やる気がない)」の割合に分かれやすいという法則です。やる気を引き出すため、私はこの法則について、子どもたちに話します。学級経営では、6に属する子どもたちにやる気をもたせて2+6で8に高め、残りの2の子どもたちを引っ張っていくことが大切だと言われています。

 私自身は「言葉で人を育てる」ということを、基本的な指導の考え方として、「ほめ言葉のシャワー」や「価値語」の指導を実践してきました。

 右図にある「ほめ言葉のシャワー」とは、毎日、1人の友達をみんなでほめ合う活動です。毎日続けていくことで、子どもの関係性が温かく強いものになり、学級の絆を深めていきます。「価値語」とは、人の考え方や行動をプラスに導く言葉のことです。価値語を子どもに指導し続けることで、公社会に必要な考え方や行動を身につけさせることができます。

 右ページの図に示したように、このような指導を、1年間の見通しをもって、子どもたちをよく見てタイミングよく効果的に行うことを心がけるべきなのです。


6 指導は、子どもの様子を見ながら柔軟に修正し、改善する

 学級経営は、子どもの変容・成長に評価の力点を置くべきです。1年後の子どもたちの成長を見据え、長い目でとらえていくことになります。「変容・成長重視の指導観」です。

 教師が知識を教えるという「知識重視の指導観」では、点数や技能の獲得という数値化されるものを基準にし、子どもに対して「できたか・できないか」で考えるため、どうしても減点法で見てしまいがちです。

 しかし、学級づくりはそんなに単純なものではありません。教師が予想もしなかった問題が次々と起こります。そんなとき、つい「やっぱりこの子は」「どうせこの学級は」と子どもたちに責任転嫁してしまいがちです。

 そうではなく、自分の指導に問題があれば見直し、修正してもう一度やってみる。指導に問題がないのであれば、今は伸びる準備期間なのだと焦らずに備える。これを繰り返すことで、子どもたち・学級はきっと成長するはずです。


『図(省略)』


著者紹介

『授業力&学級経営力』編集部(じゅぎょうりょく&がっきゅうけいえいりょくへんしゅうぶ)著書を検索»

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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