伴一孝「向山型国語」で力をつける2
子どもの発言だけで授業を組織する

伴一孝「向山型国語」で力をつける2子どもの発言だけで授業を組織する

好評4刷

教師のプロは「教育の研究」に全身全霊をかけて打ち込む

「討論の授業」成功への道はこれだ! 討論の授業はじめの一歩、伸びる教師の条件はこれだ、等詳細に論じた。つづいて討論の授業への筋道を仕事の段取りから作文&討論のカリキュラムから評価と評定まで示す。さらに向山型分析批評の10の原則を詳細に解説した。


紙版価格: 1,960円+税

送料・代引手数料無料

当日発送

電子書籍版: 未販売

電子化リクエスト受付中

電子書籍化リクエスト

ボタンを押すと電子化リクエストが送信できます。リクエストは弊社での電子化検討及び著者交渉の際に活用させていただきます。

ISBN:
978-4-18-303215-7
ジャンル:
国語
刊行:
4刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 160頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年6月20日
新学習指導要領解説書籍
テキスト採用品見本お申込みはこちらから

目次

もくじの詳細表示

まえがき
T 「討論の授業」成功への道はこれだ!
一 向山型国語の最高のエッセンス
二 授業は芸事である
三 ディベートには限界がある
四 子どもの成長に感動せよ
五 見通しを持って、子どもを誉めよ!
六 「討論の授業」はじめの一歩
七 「実践」の場に身を置く
八 「討論の授業」挑戦者へのアドバイス
九 伸びる教師の条件
一〇 分析して実践する
一一 「対比」で授業を構成する
一二 教師が「自分の解釈」を持つ
一三 低学年・少人数でもできる「討論の授業」
一四 「討論の授業」への挑戦が授業の腕を上げる
一五 論争できない教師に「討論の授業」は不可能
U 「討論の授業」への筋道
一 仕事の段取り
二 地図は見ない
三 無駄話はしない
四 帰るタイミング
五 早く始めてしまう
六 処理はしない
七 不登校児が登校してくる
八 学級通信を機能させる
九 出す必要はない
一〇 いいとは限らない
一一 高度な「討論の授業」には必要
一二 本を読む教師は間違いなく伸びる
一三 間違いなく力は落ちてゆく
一四 作文&討論のカリキュラム
一五 「討議」が必要なわけ
一六 「指名なし音読」に手を入れる
一七 「指名なし発表」はどうするか
一八 「カベ」の向こうに広がるすばらしい世界
1 「指名なし討論」に挑戦:第一のカベ
2 「ライブ」で学び続ける:第二のカベ
3 人目に晒して一〇年:第三のカベ
一九 「授業記録」を探す
二〇 「何のためにやるのか」これが欠落している
二一 「評価」と「評定」
V 「向山型分析批評」一〇の原則
一 「黒い目のきれいな女の子」の授業
二 指示を短くする
三 低位の子どもを補助する
四 忘れ物に対処する
五 大量に発言させる
六 教科書をしっかり読ませる
七 読書をさせる
八 辞書を使わせる
九 大人の言葉を使わせる
一〇 大量に書かせる
一一 「まとめ」をしない
W 演習で学ぶ「討論の授業」
一 「米洗ふ前に蛍の二つ三つ」の授業
二 「辞書をつくる人になったつもりで」の授業解説&演習
三 「やまなし」の授業解説&演習
X 「子どもの事実」で示す「討論の授業」
一 「大造じいさんとガン」の討諭の授業

まえがき

 教師になって、二万時間(二万回)ほど授業をやってきた。

 人前での授業(研究授業)は、三〇〇回くらいだから、一・五%程度だ。

 だから、授業が上手くなったとは思わない。

 毎日、必死になって、子ども・教材と葛藤している。

 だが、人が「大変だ」と言っている(思っている)事は、私にとってさほど大変ではない。

 駆け出しの頃から、向山洋一氏に学んできたからだ。

 TOSSは、実に楽しくて役に立つ、世界の教育の最先端情報が集まる。

 向山氏の弟子となってからは、特にそれを痛感する。

 向山一門も、現在は一〇〇名になった。

 二〇代から五〇代までの教師が、そこで切磋琢磨している。

 スリリングで、豪快で、なおかつスタイリッシュな世界がそこにある。


 私の仕事術の一つである。

 毎日学校に行く時に、あれこれ持って行かねばならない物がある。

 日常生活に使う物や教材を購入して、教室に持ち込むからだ。

 その他にも、教室に置いておいた方が良いと思う物は、迷わず購入して持って行く。

 だから、滅茶苦茶荷物が多い。

 こういった物を、学校に持って行く時、よく忘れ物をする場合がある。

 工夫が必要だ。

 私は、紙袋を玄関に置く。

 そして、学校に持って行く物を、この中にどんどん入れていく。

 思い付いたらその時に入れてしまう。

 こうすれば、ほとんど抜け落ちが無くなる。

 「後で……」と考えたら、その時点で負け(駄目)だ。

 自分の部屋でまとめようと思っても、無理だ。後回しになる。

 玄関に紙袋を用意して、思ったその時に入れていくのがコツ。

 出発する時は、何も考えずに紙袋を車に積めばよい。

 仕事は、この様に一つ一つ自分で工夫してやっていくものだ。

 工夫の無い者を「素人」と呼び、「玄人(プロ)」と区別する。

 工夫とは、「段取り」の事に他ならない。


 「教育の研究」という「仕事(の一部)」から逃げていては、教師の人生は楽しくない。

 自分のプライドを楯に、八面六臂で捌いていかねばならない。

 どんな教師だって、毎日毎日、学校に出て「仕事」はやっている。

 「教育の研究」も、これと同じ事なのだ。

 「当たり前」だと思ってやっていなければ、そこに逃げる≠ニいう選択肢が生じる。

 だが、学校から逃げる$lは、余程の事情が無い限り、いない。

 「仕事」というのは、何でも「当たり前」にやれば良いのだ。

 これが、プロとアマの最大の違い。

 教師のプロは「教育の研究」に全身全霊をかけて打ち込み、アマはそこから逃げる。

 要は「プライド」の問題なのだ。


 多くの人は、「自分の足で、その場に立っている」と思っている。

 だが、本当は、「誰かがその場に立たせてくれている」のだ。

 この世にある事は、全部因果の帰結なのだから、「自分がやった事(結果)」というのは、全部「因果に依って」という条件付きだ。

 だから次は、また「その場で精一杯やらせていただく」のが、「因果」に対する自分なりの「答礼」なのだ。

 そして、この「答礼」のレベルが、「人格」なのだろう。

 簡単に言うと、「因果」に微笑で応えるのが、上等の「答礼」だ。

 史上、優れた魂≠有した人達は、すべからくこの様だった。

 向山一門として、胸を張れる教育実践をしたい。

 そう思って、教室で力を尽くしてきた、一人の教師のささやかな実践記録である。

 心ある教師の仲間達に、御批正をいただきたい。


  二〇〇六年 初秋

   新潟市立中野山小 大森修校長最後の研究会にて 向山一門事務局長 /伴 一孝

著者紹介

伴 一孝(ばん かずたか)著書を検索»

1962年3月生

1985年3月 長崎大学教育学部卒業

2003年4月 西海市立瀬戸小学校

向山一門事務局長

『教育・向山一門』編集人

『向山型国語教え方教室』誌(明治図書)副編集長

TOSS長崎代表

エネルギー教育全国協議会九州支部長

TOSSネット・サークル「Digital気分」代表

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
読者アンケート回答でもれなく300円分のクーポンプレゼント!

ページトップへ