楽しい“伝統的な言語文化”の授業づくり 3・4年

楽しい“伝統的な言語文化”の授業づくり 3・4年

ワークや遊びを活用した伝統的な言語文化の授業ヒント満載!

百人一首を授業で取り上げたいと思ったら、どういう組み立てにすればいいのか。学級の指導はどうすればいいのか。いろはカルタ・ことわざ・慣用句・故事成語・短歌・俳句・漢字文化など、伝統的言語を授業に取り入れるノウハウを網羅。


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ISBN:
978-4-18-300612-7
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 132頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年6月17日
新学習指導要領解説書籍
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目次

もくじの詳細表示

はじめに
T 遊びを活用した授業
[1] 百人一首の授業(三年) ――「試合」でリズムを、「授業」で情景を
1「試合」で身につくリズム/ 2百人一首で授業を/ 3実際の授業例/ 4実感
[2] 百人一首の授業(四年) ――百人一首がはじめて! という学級の指導はこうする
1新学習指導要領にぴったりの五色百人一首/ 2楽しみながら学んで文語の調子に親しむ/ 3五色百人一首を活用した授業/ 4百首を目指して
[3] 「いろはカルタ」の授業(三年) ――「犬も歩けば……」ばかりが「いろはカルタ」ではない
1カルタを楽しむ/ 2江戸・上方・尾張そして妖怪カルタ/ 3カルタ作り/ 4いろは歌の授業
[4] 「いろはカルタ」の授業(四年) ――子どもが楽しめる
1カルタを実際にやってみる/ 2自分でカルタを作ってみる/ 3意味を調べる
[5] ことわざの授業(三年) ――ことわざを知り、ことわざで遊ぶ
1ことわざってダジャレ?/ 2ことわざの意味を知る段階の授業/ 3ことわざを変換する段階の授業
[6] ことわざの授業(四年) ――カードを使えばことわざの授業は楽しい
1カードを使った遊び/ 2慣用句カードを使った実践/ 3カルタを使った実践/ 4授業を行ってみて
[7] 慣用句の授業(三年) ――「体」の慣用句を楽しく覚える
1新しい学習指導要領における例示「慣用句」/ 2慣用句とはどのような言語群か/ 3体の一部を使った慣用句で授業する
[8] 慣用句の授業(四年) ――視点を決めて慣用句を調べよう
1新学習指導要領について/ 2実際の授業/ 3終わりに
[9] 故事成語の授業(三年) ――「名文・格言暗唱かるた」を使って
1新しい学習指導要領における例示「故事成語」/ 2故事成語とはどのような言語群か/ 3「名文・格言暗唱かるた」で熱中/ 4授業の実際
[10] 故事成語の授業(四年) ――変化のある繰り返しで覚える
1読み聞かせで理解する/ 2カルタ遊びで覚える/ 3ポイント
U 短歌・俳句の授業
[1] 短歌(和歌)を教えるには「百人一首」がうってつけだ
[2] 短歌のリズムを教える
[3] ワークを活用した俳句の授業(三年)
[4] ワークを活用した俳句の授業(四年)
1標語やスローガンがいつのまにか五七五になる不思議/ 2正岡子規・高浜虚子のワークで俳句の基本を知る/ 3授業の実際
V 漢字文化の授業
[1] はじめての漢字文化の授業は、習った数字を使って
1身近な数字からスタート/ 2授業の実際
[2] 「青」のつく漢字の仲間探し
1授業の構想/ 2授業の実際
[3] 長さの単位を漢字で表す授業をつくる
1算数にもあった漢字文化/ 2授業の実際
[4] 子どもが熱中して考える! すぐにしたい漢字文化の授業
[5] 学級開きでも使える! 漢字文化の授業
[6] 「虫」のつく漢字をクイズ形式で
[7] 「車」偏・「魚」偏の漢字を作る
[8] 同音異義語で文を作る――「きみのきみはきみがわるい」
[9] 「十字」型漢字問題
あとがき

はじめに

 本書は『伝統的な言語文化ワーク』(明治図書)の「あとがき」で約束した伝統的な言語文化の授業編です。

 本書の特色は、次の点にあります。


  『伝統的な言語文化ワーク』を活用した授業例を収録しました。


 ワークは、拡大コピーしたものを子どもに与えただけで、子どもが自分一人で作業を通して学べるという工夫がされています。これは、『グレーゾーンの子どもに対応した作文ワーク』や『グレーゾーンの子どもに対応した算数ワーク』の作成方針を踏襲したためです。

 発達障害のある子どもにも、伝統的な言語文化を暗唱したり声に出したりして親しんでほしいと願ったからです。また、多忙な保護者の家庭であっても、子どもが自分で作業をして、その結果を保護者に見てもらったり、暗唱してみせたり、声に出して読んでみせたりする光景を思い描いて作成しました。

 さらに、保護者の方が子どもに「読み聞かせ」てくれたら、どんなにか子どもとの関係づくりに意味があるだろうかとか、保護者との楽しい語らいなどを光景として思い描いて作成しました。

 このような思いで作成したワークではありますが、授業で使われることで、子どもはよりいっそうワークの使い方を理解することができます。また、授業で使われることで子どもは伝統的な言語文化に親しみをもつこともできます。そこで、このようにワークを使った授業ができますという事例を収録することで、ワークを使って授業される方々の便に供しようと考えました。

 授業例を参考にされて、さらに工夫された授業が展開され、子どもが伝統的な言語文化に興味や関心をもって親しんでくれたら、これ以上の喜びはありません。


  遊びで親しみ学んできた言語文化


 この代表が百人一首です。遊び方は何通りもあります。

 現在広く採用されているのが「五色百人一首」です。「五色百人一首」は現場の教育実践から生まれました。開発者は向山洋一氏です。五色、つまり、二十首ずつ色で分けました。こうすることで、短時間で対戦が終われるようになりました。子どもの「やりたい! やりたい!」という要望にも容易に応えることができるようになりました。

 百人一首はさまざまな教育効果を見せました。子どもが「自分ふだ」とでもいえるような、お気に入りのふだを決めだしたのです。お気に入りというくらいですから、暗唱していることは言うまでもありません。中には百首全部を暗唱する子どもまで出てきます。

 伝統的な言語の学びは本来「素読」でしたから、当然と言えば当然なことだったわけです。学習指導要領でも暗唱を強調しています。しかし、暗唱をさせることは必ずしも簡単ではありません。暗唱をさせられたら一人前とさえいわれているくらいです。ところが百人一首は、遊びの中で暗唱をひとりでにしてしまいます。「五色百人一首」は、東京都教育委員会の『日本の伝統・文化理解教育の推進』という冊子の中でも取り上げられているくらいに教室で使用されています。


  漢字文化


 漢字文化の授業は子どもが熱中する授業です。

 漢字文化の授業も収録していますので、子どもとともに大いに楽しんでほしいと思います。

 今では、どこの学校でも使っているTOSSランドで検索すれば、漢字文化の授業をいくつも見ることができます。漢字文化の授業も実は、伝統的な言語文化の授業にほかなりません。


 伝統的な言語文化に子どもが親しむ契機として、伝統的な言語文化の授業づくりのヒントとして、本書が使われるとしたらうれしいかぎりです。


 最後に、『伝統的な言語文化ワーク』とともに伝統的な言語文化ワークを活用した授業の提案をしていただいた樋口雅子さんに感謝申し上げます。


   編集代表 /大森 修

著者紹介

大森 修(おおもり おさむ)著書を検索»

1946年新潟県生まれ。新潟での小学校教師,校長を経て,2007年3月退職。

日本教育技術学会理事,日本言語技術教育学会理事,大森塾主宰。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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