〈TOSS流・授業力アップへの極意〉1
初任者のための授業研修

〈TOSS流・授業力アップへの極意〉1初任者のための授業研修

一人前の教師として、クラス全員を伸ばすための実践研修書

授業の基礎体力をまずつけようと編者は呼びかける。@クラス全員跳び箱が跳べる。Aクラス全員逆上がりができる。B算数市販テストクラス平均点九割を超える。C漢字テストクラス平均九割を超える。授業は必ず上達する、だからサークルで勉強しようと呼びかける!


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ISBN:
978-4-18-253125-5
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
小・中
仕様:
A5判 148頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年10月24日
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もくじ

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監修のことば
まえがき
T 授業は必ず上達する
一 授業にも上手い下手がある
二 上達の法則
三 上達論「守・破・離」
四 個性を殺せ
五 TOSS授業技量検定
六 追試のススメ
七 必読書『授業の腕をあげる法則』(向山洋一著 明治図書)
八 他人より少しだけの努力を
U 教材研究の方法
一 先行実践の調べ方
1 追試で学ぶ
2 先行実践を探す
二 授業の準備の仕方
1 授業ノートを用意する
2 ノートの書き方
三 TOSSランド活用法
1 TOSSランドとは
2 活用法
四 教材のポイントを見つける国語の教材研究
1 説明文
2 一〇〇発問作りに挑戦(文学教材・詩文)
五 基本形を見つける算数の教材研究
1 基本型とは何か?
2 基本形の見つけ方
六 その他の教科の教材研究の仕方
1 理科
2 社会
V 授業分析の方法
一 授業を見る視点
1 よい授業とは
2 授業を見る視点
二 授業の基礎基本の技能(スキル)
1 授業の始まり(一五秒)のつかみ
2 子どもへの目線
3 あたたかな表情・対応
4 明確な発問・指示
5 心地よいリズムとテンポ
三 授業を分析する視点
四 分析する力量をつける
1 代案を考える
2 分析を文章に書く
3 甲本先生のポートボールの授業分析
4 百玉そろばんの授業分析
W ノート指導の方法
一 授業ではノートを使う
二 ノートに何を書かせるか
三 ノートをどのように書かせるか
1 日付・ページ数を書く
2 一マスに一文字書く
3 内容のまとまりで行をあける(計算と計算の間は行をあける)
4 きちんとした文字や数字を書く
5 ミニ定規で線を引く
6 (特に算数の場合)消しゴムを使わない
四 授業開きが勝負! ノート指導の第一歩
1 算数第一時は「ノート指導」
2 これだけは指導したいこと
3 はじめは先生問題をする
4 第一時のノート指導
5 隙間時間で「ノートスキル」をさせる
五 家庭学習でも実践可能 見開き二ページのノートまとめ
六 きれいなノート作りに欠かせない鉛筆・赤鉛筆
1 鉛筆を使う
2 赤鉛筆を使う
X 模擬授業で授業力を向上させる方法
一 模擬授業にはやり方がある
1 指導案を用意する
2 教師の前で授業をする
3 模擬授業をし、コメントをもらう
二 授業を作る
三 模擬授業 ビフォアアフター
Y 教師の基礎体力をつける模擬授業の方法
一 模擬授業のやり方
1 模擬授業とは何か
2 模擬授業のやり方
3 授業の視点
4 追試をする
5 授業を作る
二 授業を作る
1 テーマ(題材)
2 教材研究
3 授業の組み立て(五分の模擬授業)
4 発問・指示
三 模擬授業 ビフォアアフター
Z 授業中のトラブル対処法
一 すぐに口をはさむ子をなんとかしたい
1 一度にたくさんの指示を出してはいけない
2 大事な指示は何度か繰り返す
3 質問は、最後にまとめて受けつける
4 授業中に当ててほしいと騒ぐ子
二 授業中に喧嘩が起きてしまう
1 喧嘩が起きにくい授業の進め方にする
2 授業中のトラブル処理でやってはいけないこと
3 喧嘩の上手な解決方法
4 発達障害の子への喧嘩の対処法
三 ぼ〜っとする子をどうやって集中させるか
1 作業を取り入れ、脳を活性化する
2 授業の最初を工夫する
3 パーツで授業を組み立てる
あとがき

まえがき

 授業の基礎体力をつけることだ。

 授業の基礎体力とは、次のようなことだ。


 クラス全員跳び箱が跳べる。

 クラス全員逆上がりができる。

 算数市販テストクラス平均点九割を超える。

 漢字テストクラス平均点九割を超える。

 いかがだろうか。跳び箱や逆上がりは体育の代表的な教材である。

 この教材に関しては日本中で研究をしている。その気になって本を読めば跳ばせ方などにぜったいに出会う。

 向山洋一氏が、『跳び箱は誰でも跳ばせられる』(明治図書)で日本全国に問題提起している。

 問題提起は、跳び箱を跳ばせるという方法が、教師の常識になっていないのはなぜかという点にあった。跳び箱の跳ばせ方を広めることとは別の次元の話だった。

 教師の基礎体力では、勉強すれば誰でもできることを記した。

 私は、TOSSのサークル(TOSS以前は、法則化サークル)に二〇年通っている。

 月二回のサークルを一度も休んだことがない。サークルは、月二回だ。わずか二時間である。

 教師として、基礎体力をつけたり最新の情報を入手する時間である。毎日サークルがあるわけではない。月に二回程度は、自分を高める場として参加してもよい。

 私のサークルに二〇代の教師も次々と参加する。

 二〇代の教師は、吸収力もすごい。先ほど示した基礎体力をあっという間にクリアーしてしまう。

 基礎体力で示した項目は、小学校の重要教材である。算数も教科書をしっかり教えることで学力がついてくる。

 平均九割は、できない子をできるようにする教師の思想の現れである。二〇点、三〇点の子を八〇点、九〇点とれるようにしなければ平均九割は超えない。できない子をできるようにするという教師の飽くなき挑戦なのだ。

 漢字指導も同じである。

 学ぶ中で次のステージが見えてくる。

 基礎体力をつけている時には見えなかったことが見えるようになるのだ。

 大リーガーのイチローが、大リーグ四年目におもしろいことを言った。

 「ボールが線のように見えるようになったんです」

 元巨人軍監督の川上哲治氏は、「ボールの縫い目が見える」と言い、三〇〇〇本安打の張本勲氏は、「ボールが止まって見える」と表現した。次のステージの始まりなのだ。

 教育界も同じである。昔は見えなかったことが、ステージをあげることで見えてくる。

 私も今なら師匠の「小指が動いた」の意味が少しは分かる。

 多くの若い先生の参考になればと思う。


  二〇一〇年一一月   TOSS岡山サークルMAK代表 /甲本 卓司

著者紹介

新牧 賢三郎(あらまき けんざぶろう)著書を検索»

東京都大田区立徳持小学校

月刊『教育トークライン』編集長

向山・小森型理科研究会副代表

TOSS中央事務局

甲本 卓司(こうもと たくし)著書を検索»

TOSS岡山サークルMAK代表

『ジュニア・ボランティア教育&総合的な学習』誌編集長

岡山県久米南町立弓削小学校

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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