〈集団統率力で学級の崩壊を防ぐ〉問題提起6
いじめの構造を壊す原則

〈集団統率力で学級の崩壊を防ぐ〉問題提起6いじめの構造を壊す原則

「いじめ」指導の我流と決別する場面別対応事例集

教師こそが「いじめ」をなくすことができる、と主張。いじめの責任は教師にあるとの自覚が必要だ。いじめは必ず発生する。そのための対応システムや、低・中・高学年、中学校別に教師が本気で闘う事例・いじめ撲滅に取り組む学校の仕組みづくりなど対応策を示す。


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ISBN:
978-4-18-248519-0
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小・中
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年10月24日
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目次

もくじの詳細表示

教師の学級統率力を見直す /明石 要一
まえがき /田口 広治
T 教師こそが「いじめ」をなくすことができる
一 前提として、「いじめ」はどこにでもある 教師こそが「いじめをなくすことができる」という強い自覚を持つ
二 「いじめ発見システム」をつくる
三 「いじめ対処システム」をつくる
四 教師は「ほんのちょっとした行為」を見逃してはならない
五 集団の教育力で、「いじめ」と闘う
U いじめの責任は教師にある
一 いじめの責任は教師にある
二 「いじめられている子」の立場に立つ
V 子ども社会のいじめはどうなっているか
一 いじめは必ず発生する
二 いじめの構造 五つの特徴
W いじめを発見する方法
一 いじめに対応するシステム
二 触診=観察の方法
三 問診=アンケートの方法
1 質問項目が具体的に書かれている
2 記入式でなく、丸つけで答えるようになっている
3 回数を聞いてある
4 先生への相談が入れてある
四 検査=調査・質問の方法
X 小学校低学年のいじめの構造を壊す方法
一 いじめへの対応
二 またも、問題発生
三 問題の分析と解決法
四 授業で子ども同士の関係をつくる
五 授業で苦手な子どもをできるようにする
六 「一人ぼっちの子」の調査を行う
Y 小学校中学年のいじめ構造を壊す方法
一 中学年の特徴
1 「境界知能」
2 九歳の壁
3 発達障害といじめ
二 中学年のいじめの構造を破壊する
1 授業での逆転現象
2 いじめへの対応
三 『発達障害といじめ いじめに立ち向かう一〇の解決策』より
Z 小学校高学年のいじめ構造を壊す方法
〜教師が本気で闘うしかない
一 「もう誘わんようにした」
二 授業で変える…リレーの授業
三 教師が本気になって闘う…「いじめゼロ宣言」の取り組み
四 授業参観、学級通信で保護者に呼びかける
五 いじめゼロ宣言
[ 中学校のいじめの構造を破壊する方法
中学校のいじめの構造を破壊するには相手を見くびらず、かつ複数の教師で闘うこと
一 絶対やめたい、学年内処理
二 教師集団で闘うこと
三 ボスの良心に訴える
四 いじめ指導にも「我流」がある
五 燃えるような「怒り」と包み込む大きさを持て
\ 女子のグループ化の構造を壊す方法
一 高学年女子の問題への取り組みに必要な一〇原則
二 高学年女子のグループ化の構造を破壊する
三 グループ化の構造を破壊したその後
] 男子集団のいじめ構造を壊す方法
一 小さな違和感を見逃さない
二 じゃれているのか 意地悪なのか
三 女子の正義感を生かす
四 百人一首の効果
五 周りの子を味方につけて闘う
六 グループ決めでつめる
]T 万引き・恐喝の構造を壊す方法
一 万引き・恐喝の構造
二 万引きの習慣化は、本人を不幸にする
三 万引き・恐喝の構造を破壊する方法
]U いじめ撲滅に取り組む学校の仕組みづくり
一 学校としてのシステムをつくる
1 いじめに対応するシステム
2 いじめを発見するシステム
3 いじめに対処するシステム
二 学校での提案
]V いじめの構造を破壊する授業・学級経営
一 授業で人権感覚を問う
二 友達の頑張りを認め合う
三 弱いものをかばおう
四 子どもに力をつけること、そして、教師がほめること
あとがき /田口 広治

まえがき

 ある教師の子どもがいじめにあったという。

 持ち物にいたずらをされたり、陰口を言われたりしたという。「学校に行きたくない」と言っているのだ。

 担任の先生はすぐに動き、話を聞いたり、家庭訪問をしたりした。

 周りの友達も助けてくれたそうだ。

 その担任の先生も、ずいぶん悩んでいたそうだ。

 どう対応したらいいのか、学級全体で取り上げた方がいいのか、学級の仲がよくなるような授業をしたらいいのか、様々なことを考えたそうだ。

 努力の甲斐あって、「いじめ」の状態はひとまずなくなったそうである。

 しかし、いい雰囲気にはなかなか戻らなかったという。

 そのような学級、そのような悩みを抱える教師は、いたるところに存在するだろう。

 向山洋一氏は、差別構造を壊す三つの基本として、次を挙げている(『いじめの構造を破壊せよ』明治図書)。


  第一は「楽しい授業をする」こと。

  第二は「百人一首」「チャレラン」などの躍動するイベントをすること。

  第三は「どの子にも友だちができる」ように配慮すること。


 私自身、この三つを意識しながら、授業や学級経営を行っている。

 特に、「楽しい授業」を行い、子どもに力をつけていくことを意識して続けている。

 また、「百人一首」も大事である。学級が楽しい雰囲気になる。子どもたちも大好きである。

 向山氏は、「どの子にも友だちができる」ように配慮することが一番難しいという。

 子どもを、一人一人、しっかり見る必要がある。子どもを見る仕組みをつくる必要もある。

 向山氏は、次のように言う。


  「いじめ」は教師だけがなくすことができる。


 「いじめ」をなくすことは、教師の重大な仕事なのである。

 すべての学級から、「いじめ」をなくさなければならない。「いじめ」の構造を壊さなければならない。

 そのために、本書が役立てば幸いである。

 本書を執筆するに当たって、明治図書の江部編集長には、終始アドバイスと励ましを頂いた。また、TOSS代表の向山洋一先生、日頃からご指導を頂いているTOSS熊本の椿原正和先生なしには、本書はできなかった。ここに感謝の意を表したい。


  二〇一〇年六月   /田口 広治

著者紹介

明石 要一(あかし よういち)著書を検索»

昭和23年1月17日生まれ

大分県姫島村出身

東京教育大学大学院博士課程満期単位取得退学

専門分野:教育社会学(青少年教育)

文部科学省中央教育審議会生涯学習分科会副会長

文部科学省子どもの居場所づくり推進協議会座長

2010年ゆめ半島千葉国体・大会式典委員会委員長

千葉県青少年問題審議会副議長

専門は教育社会学。1993年に千葉大学教育学部教授に就任。文部科学省中央教育審議会の生涯学習分科会副会長,千葉大学教育学部学部長,2010年ゆめ半島千葉国体の大会式典委員会委員長・大会広報委員長等も務める。

田口 広治(たぐち こうじ)著書を検索»

1967年熊本県八代市千丁町生まれ

1990年熊本大学教育学部中学校社会課程卒業

現在 熊本県八代市立麦島小学校勤務

TOSS熊本所属

TOSS熊本著書を検索»

代表の東田昌樹氏,顧問の吉永順一氏,椿原正和氏のもと,「TOSSデー」「子どもTOSSデー」「五色百人一首大会」をはじめ,各種の活動を展開している。

機関紙「TOSS熊本」を毎月発行している。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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