〈集団統率力で学級の崩壊を防ぐ〉問題提起2
子どもを叱る原則

〈集団統率力で学級の崩壊を防ぐ〉問題提起2子どもを叱る原則

子どもの信頼を勝ち取る、真の叱り方を提案

八つの原則をふまえた「子どもの叱り方」を示す。つづいて信頼を勝ち取る子どもの叱り方、ケース別子どもの叱り方などさまざまな叱り方事例を示す。さらに子どもを叱って成功した、失敗した事例を示す。担任しだいで子どもは変わる多くの事例を収録した。


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ISBN:
978-4-18-248113-0
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小・中
仕様:
A5判 128頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年10月15日
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目次

もくじの詳細表示

教師の学級統率力を見直す /明石 要一
まえがき /荻野 珠美
T 八つの原則をふまえた、子どもの叱り方
〜子どもを叱るのにも、原則がある!〜
U 信頼を勝ち取る、子どもの叱り方
一 子どもの心に「ぐっ」と響く、叱るときの言葉がけ
1 大切にされていることが伝わる言葉がある
2 共感の姿勢を見せる
3 叱る内容が絞られている
4 必ずフォローの言葉がある
5 口調が冷静である
二 叱るチャンスを逃さない! 子どもを叱るタイミングの見つけ方
1 黄金の三日間では、小さなことも見逃さない
2 席替えのときは、細心の注意を払う
3 差別・いじめにつながることには毅然とした態度をとる
4 けんかは両成敗で対応する
5 突発的なちょっとしたことは、その場で短く注意すればよい
三 「先生に叱られてよかった」と、子どもが感じる叱り方
1 こんな叱り方をしていませんか
2 叱り方の原則
3 必ず心がけたいこと「その子の人格を否定しない」
四 詰めすぎない、子どもの逃げ道を残す叱り方
1 女教師の叱り方の欠点、子どもの逸脱行為を許せない
2 女教師の叱り方の欠点、教師の見栄で叱ってしまう
3 女教師の叱り方の欠点、よかれとくどくどお説教をしてしまう
4 担任しだいで子どもは変わる
5 詰めすぎない。体育授業に見る向山氏の対応
V ケース別・子どもの叱り方
一 元気いっぱい、低学年への叱り方
1 きまりを破る子への対応
2 トラブルへの対応
3 周りの子への指導
二 高学年女子の叱り方は、プライドを傷つけないように気をつけて!
1 叱るときにも、恥をかかせない
2 授業態度がよくない子への対応
3 赤鉛筆を使わない子への対応
4 交換ノート・手紙回しへの対応
5 内緒話への対応
三 やんちゃな高学年男子は、こう叱る!
1 やんちゃな高学年男子の特徴
2 やんちゃな高学年男子の上手な叱り方
3 上手な叱り方をするための準備
四 特別な事情を抱えた子への叱り方 家庭で十分な愛情を注がれていない子への対応
1 愛着障害と思われるA児との出会い
2 効果的な叱り方
3 きちんとした学級経営
五 子どもを叱って「成功した・失敗した」私の実践事例集
1 それぞれ事情がある 全体の前で叱る前に個別に事情を聞くことだ
2 どんなときも、子どもを疑ってはいけない
3 失敗から、「叱り方上手になるためのポイント」を学び、実践に生かす
4 叱るときには、その場・その瞬間を逃さない
5 理由を求めず、行動の指針を与える(中学年)
6 自分の言葉で、行動を振り返らせる(高学年)
7 集団の教育力を使い、いじめの構造を破壊する
8 子どもの立場に立って叱っているか
9 得意なものを見つけ、ほめ続ける。間違った言動には、みんなで解決法を考える!
10 教師の不用意な言葉が、子どもを不登校にした
11 一生担任としての手痛い経験
12 「お金のトラブル」やってはいけない叱り方で、子どもを傷つけた
13 叱る原因をつくっていたのは私だった
あとがき /荻野 珠美

まえがき

 一年生を担任した年、修了式の日に次のような手紙をもらった。


  いままで一年間ありがとうございました。学校がはじめてだったけど、このクラスがたのしかったから、二年生もゆうきをもてそうです。先生がいたから、ゆうきがでました。これからもがんばります。

  先生のいいところ・ベスト3

 1 ちゅういしてくれたこと

 2 本をいっぱいよんでくれたこと

 3 5じかんめ、じかんがあまったときあそんでくれたこと


 子どもは、「きちんと叱ってくれる」「悪いことを注意してくれる」先生が好きなのだ。

 きちんと叱り、集団の秩序を維持し、落ち着いた生活を保障する。その上で、楽しいことをたくさんして、子どもの能力を存分に伸ばしてくれる。そんな教師を、子どもは望んでいる。

 本書の構成は、次の通りである。


 第T章 八つの原則をふまえた、子どもの叱り方

 第U章 信頼を勝ち取る、子どもの叱り方

 第V章 ケース別・子どもの叱り方


 第T章は、向山洋一氏が過去に講座で示した「子どもを叱る原則」について、実例をもとに紹介している。

 この原則をきちんと押さえた上での指導ができれば、学級集団を上手に統率していくことができるだろう。

 第U章は、叱ったことをよい方向に転化させる、ちょっとしたコツやポイントを紹介している。

 「先生に叱られて、嫌な思いをした」と、子どもの心にしこりを残さず、逆に子どもとの信頼関係を強くする方法を示してある。

 第V章は、二つに分かれる。

 前半は、低学年、高学年女子、高学年男子、発達障害のある子、など、ケース別の叱り方を紹介している。

 後半は、「子どもを叱って成功した・失敗した」実践事例集である。

 TOSS尾張塾のメンバーを中心に執筆している。みんな、TOSSサークルで学び、真摯に実践を積んでいる教師たちである。どの論文からも、学びを得られることと思う。

 学級集団を統率していく上で、「子どもを叱る」ことは、避けては通れない。

 「叱る」というマイナス要素の強い指導も、原則をふまえることで「プラス」の成果を得られる。

 この本が、これから学級集団を統率し、高めていこうとする先生のお役にたてれば幸いである。


  二〇一〇年六月   /荻野 珠美

著者紹介

明石 要一(あかし よういち)著書を検索»

昭和23年1月17日生まれ

大分県姫島村出身

東京教育大学大学院博士課程満期単位取得退学

専門分野:教育社会学(青少年教育)

文部科学省中央教育審議会生涯学習分科会副会長

文部科学省子どもの居場所づくり推進協議会座長

2010年ゆめ半島千葉国体・大会式典委員会委員長

千葉県青少年問題審議会副議長

専門は教育社会学。1993年に千葉大学教育学部教授に就任。文部科学省中央教育審議会の生涯学習分科会副会長,千葉大学教育学部学部長,2010年ゆめ半島千葉国体の大会式典委員会委員長・大会広報委員長等も務める。

荻野 珠美(おぎの たまみ)著書を検索»

1977年1月 鳥取県生まれ

1999年3月 都留文科大学初等教育学科卒業

2007年4月 愛知県稲沢市下津小学校勤務

一宮教育サークル・瑞穂代表

TOSS東海中央事務局・TOSS英会話中央事務局・TOSS愛知教育サークル・TOSS尾張塾所属

TOSS尾張塾著書を検索»

愛知県名古屋市で活動しているTOSSサークル(代表 平松孝治郎)。

TOSS愛知教育サークルの子サークルとして活動していたが,2004年にTOSSサークルとして独立。現在,メンバーは10名程度。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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