黄金の三日間・算数の授業開き

黄金の三日間・算数の授業開き

好評4刷

1年間の成功は、授業開き最初の3日間で決定する!

向山氏の算数T・T授業開きから何を学ぶか、一年生こそ向山型算数での授業開きを! 入門期から赤鉛筆指導は欠かせない。小学三年生には学習のルールを作ろう。四〜五年生は学力づくりの布石を打つ。六年生にはこれだけの手を打とう。高学年はルールとシステムを!


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ISBN:
978-4-18-242313-0
ジャンル:
算数・数学
刊行:
4刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 152頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年6月18日
新学習指導要領解説書籍
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もくじ

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まえがき
T 向山氏の算数T・T授業開きから学ぶ
/板倉 弘幸
1 向山氏のT・T授業,始めの3日間を一覧にする
2 向山氏の授業開きからフラッシュカード活用の原則をつかみだす
(1) 向山氏のフラッシュカード実践を分析する
(2) フラッシュカード実践を自分の授業に取り入れる
3 百玉そろばんはもう一つの優れたアイテム
(1) 百玉そろばんとの出会い
(2) 百玉そろばんを使っての実践
(3) 黒板先生問題
4 前年度の学力の実態をつかむ
(1) 向山氏の実態調査を分析する
(2) 自分で行った実態調査
5 学習技能の習得
6 授業の終わりは学習ゲームで楽しく終了
7 向山型算数以前の算数授業開き
U 1年生こそ,向山型算数で授業開き
/宮崎 真砂美
1 第1日目の指導 4月11日(月)第2校時
(1) 導入は,百玉そろばん・ドッツカードで行う
(2) 教科書の使い方を教える
(3) 発表の仕方を教える
2 第2日目の指導 4月12日(火)第1校時
(1) 導入は百玉そろばん・ドッツカードで行う
(2) 発表の仕方を教える
(3) 個別チェックの仕方を教える
(4) ノート指導を行う
3 第3日目の指導 4月13日(水)第2校時
(1) 教科書のみを使っての学習を行う
(2) あかねこ計算スキルのやり方を教える
V 入門期から赤鉛筆指導は欠かせない
/傳田 学
1 万能! 赤鉛筆
(1) 丸は「とじ丸」を教える
(2) 自分にご褒美の『花丸』をかかせよう
(3) うっすら赤で,やる気アップ
(4) 集中力を高める一斉丸付け
2 「なんばんめ」の指導
(1) ぬいぐるみの位置を考えさせる
(2) 「何番目」を教える
(3) ◯◯から何番目を教える
3 授業の導入は,フラッシュカードで!
(1) フラッシュカードを準備する
(2) カードの活用五つのポイント
4 これだけは押さえたい! 授業中の指示
W 小学3年生 学習のルールを作る算数「黄金の3日間」
/佐藤 志保
1 1時間目
(1) 筆記用具のチェック
(2) 昨年度の学習内容のテスト
(3) はじめての難問にチャレンジ
(4) 授業後の仕事
2 2時間目
(1) 筆記用具のチェック
(2) ノートスキル
(3) 九九の復習と教科書の学習
3 3時間目
(1) 教科書のはじめの単元を授業する
(2) 板書した内容をノートに写させる
(3) 向山型算数で3日間を終えて
X 向山型算数で行う4年生算数の授業開き
/佐藤 克士
1 授業開きに準備するもの
2 第1日目 授業の準備は万全にしておく
(1) 子どもたちとの楽しい授業の前に
(2) 学習用具の確認,その必要性を描写型で語る
3 第2日目 ノートスキルを使ったノート指導(うっとりするノートづくり)
(1) 勉強ができるようになるための秘訣
(2) ノートスキルでうっとりするノートづくりを体験する
4 第3日目 知的で楽しい授業をする
(1) 子どもが喜ぶスマートボードを活用する
(2) 子どもが熱中する難問の取り組み
Y はじめての5年担任! 向山型算数で学力づくりの布石を打つ
/阿部 梢
1 「黄金の3日間」までに準備する
(1) 学習用具と教具の準備
(2) 授業前にこれまでのノート指導を確認する
2 黄金の3日間(第1日目)
(1) 導入は百玉そろばん
(2) 指導の実際
(3) 持ち物確認
(4) 実態調査
3 黄金の3日間(第2日目)
(1) 導入はフラッシュカード
(2) ノートスキルでノート指導
4 黄金の3日間(第3日目)
(1) 教科書を使った授業
(2) 板書させる
Z 6年生の算数はこれでスタート!
/川崎 義人
1 春休み中にやっておくこと
(1) 学習に必要な物を「たより」で知らせる
(2) 貸し出し用の学習用具を揃える
(3) 貸し出し用九九の表を準備する
2 1日目の指導
(1) 学習用具の確認
(2) ミニテスト(5年生の基本問題)
(3) 算数の楽しさが味わえる問題
3 2日目の指導
(1) フラッシュカード
(2) ノート指導
(3) 倍数指導(随時ノート指導も盛り込む)
4 3日目の指導
(1) フラッシュカード
(2) 公倍数
[ 高学年はルールとシステムづくりを意識して
/清原 周栄
1 1日目の指導
(1) 4年生の計算問題を出題し,子どもたちの実態を知る
(2) 前学年(4年生)の計算力実態調査の結果
2 2日目の指導
(1) 学習用具の確認
(2) ノートスキルを使ってノート指導
(3) 指導のポイント
3 授業開きを振り返る
(1) ノート指導で行ったこと
(2) 4月の指導の反省点
(3) 今後に向けて
あとがき

まえがき

 「授業びらき」について述べた文章を,新卒教師の二十代に読んだことがありました。今思い出してみると,学級開きにしろ,授業開きにしろ,それらの本の内容は,何か楽しいことを子どもたちに与えて学級生活や授業に関心をもたせることに力を注いでいたような気がします。

 算数ならば,例えばパズルや学習ゲーム的な要素のものといえます。それはそれで意味のあることなのですが,一時的なお手軽感をぬぐえません。

 「授業開き」とは本来もっと意味のあるものに違いないのです。

 今回の執筆にあたり,授業びらきの原則のようなことが書かれている参考文献がないか,いろいろとあたってみました。東京神田の大型書店,古書街に足を運んだのはもちろんのこと,インターネットでの新刊本や古本検索も当然行いました。

 その結果,ヒットしたのはわずかに1件だけでした。実に意外でした。

 それは,中学国語の単元学習の実践本でした。一読して,なるほどと思うこともありました。「授業開き」という単元を設定し,年度始めをスタートするという内容です。子どもの学習の実態を調査したり,漢字に興味をもたせたりしてこれからの学習に期待感をもたせていました。

 授業開きでは,どの教科でもこのようなねらいをもち,同じような構成,手順を踏んだ内容になるのかもしれません。

 本書のプロット作成の段階で,初めは知的な算数パズル集で編集することも考えました。つまり,子どもたちが楽しんで取り組めるような内容を学年別に配列することを考えたのです。

 しかし,本シリーズは単なる一教科の授業開きではありません。年度始めの重要なスタートを切る「黄金の3日間」の授業びらきなのです。3日間3時間分の算数をパズルやゲームの授業でずっと過ごすわけにもいきません。

 そこで,向山氏が算数TTとなって独自で開発された向山型算数の授業展開を分析し,まとめ上げることが読者にとって最も役立つと考えました。

 なぜなら,私自身が向山論文をいつも読んでいる一読者であり,向山実践から多くの学びを得ているからです。

 向山氏がTTとなって現在の向山型算数の授業をスタートさせたとき,そのときの指導振りを直接聞くことができました。向山氏が楽しそうに授業の様子を話していたことを思い出します。

 そのとき印象に残っていた言葉として「子どもたちに教科書やノートを開かせるところから始める必要があった」というのがあります。

 担任をしていた時代でも同じことはあったに違いありません。けれども算数の授業だけを担当するという限定された局面では,より一層子どもたちの一つひとつの具体的な行為に着目するようになったのでしょう。

 その結果として向山氏は「授業の導入のしかた」「例題や練習問題を通してのノートスキルの向上」「実態調査の実施」といった授業開きや日常の算数授業にとって極めて重要な問題提起をしていくようになるのです。

 本書は,向山氏が問題提起された内容を各学年別に授業化したものです。

 3日間の授業展開はそれぞれ共通した柱立てをもっていますが,細かな部分ではそれぞれの学年の発達段階に応じて対応させてあります。

 また,向山型算数授業には欠かせないいくつかの教具やアイテムの活用法についても詳しく述べています。例えば,フラッシュカード,百玉そろばん,赤鉛筆指導,ノートスキルなどの効果的な使い方などがそれにあたります。

 学習の習得は何事も始めが肝心であり,これらの教具も始めのうちにしっかりと身につけさせたいと考えました。

 黄金の3日間の算数授業びらきが,本書をきっかけにしてさらに深化することを願いつつ。


  平成18年 冬   /板倉 弘幸

著者紹介

板倉 弘幸(いたくら ひろゆき)著書を検索»

1953年東京生まれ。

東京都港区,大田区,台東区の小学校勤務を経て,現在,東京都台東区立大正小学校教諭。

TOSS中央事務局。TOSS大田の会。TOSS浅草代表。

向山型算数セミナー事務局。

向山洋一研究誌『教育トークライン』副編集長。(東京教育技術研究所)

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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