黄金の三日間・国語の授業開き

黄金の三日間・国語の授業開き

好評4刷

1年間の成功は、授業開き最初の3日間で決定する!

年間指導計画の作成で一年間を見直した授業づくりの準備を! つづいて黄金の三日間でやっておきたいこと五項目の提唱、一年生入門期の国語授業から学年別実践例、特に特別支援学級の確かな手ごたえもある授業提案、特に教室が盛り上がる漢字文化の授業を提案。


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ISBN:
978-4-18-242219-5
ジャンル:
国語
刊行:
4刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 132頁
状態:
在庫あり
出荷:
2017年11月20日
『新学習指導要領の展開』
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もくじ

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まえがき /千葉 幹雄
T 黄金の三日間の準備はこれで万端!
一年間の国語の授業を保証するとっておきのノートづくり /赤塚 邦彦
「年間指導計画」の作成で一年間を見通した授業の準備を行う /田上 大輔
U 黄金の三日間でやっておきたい五つのこと
子どもたちの伸ばすべきところが見えてくる「実態把握」 /伊倉 尚子
「学習のしつけ」をするのは黄金の三日間が最適だ /伊倉 尚子
向山式漢字指導〜「あかねこ漢字スキル」最初の指導 /田上 大輔
一年間の国語の授業を左右する基本中の基本「音読指導」 /片山 育男
黄金の三日間から行いたい 教室熱中 「五色百人一首」 /片山 育男
V 一年生 入門期の国語授業
漢字に親しませる・語彙を増やす「朝の活動」 /佐々木 智穂
初めての持ち物指導 /荒井 紀之
「空書き」から始める一年生の文字指導 /荒井 紀之
出会いの音読は暗唱指導を入れて /佐藤 真史
黄金の二週間〜初めての参観日を迎えるまでに /三木 美子
W 学年別授業実践例
【二年】言葉遊びで楽しい授業開き /佐々木 智穂
【二年】つけたい力を授業に組み込む〜「ふきのとう」(光村) /黒田 冨紗子
【三年】はじめの詩で学習システムを身につけさせ知的興奮を味わわせる /片山 育男
【三年】音読で楽しく交流してパロディーで楽しく詩を書こう! /松村 雪子
【四年】クラス中が大爆笑! 「○○○しい」の授業 /島野 博光
【四年】このスタートで子どもが国語にはまる! 〜『かがやき』(光村四年上) /宮崎 道久
【五年】黄金の三日間から詩の授業で討論の授業を仕組む〜『水平線』(教育出版) /田上 大輔
【五年】「間違いは教室の宝!」これを伝えると同時に、授業中のふるまい方もほめてしつける /藤原 佳澄
【六年】心機一転、新しい気持ちで始めるための詩の授業 /南 尚美
【六年】言葉を豊かにするのが国語の学習であることを教科書を使って教える /杉本 任士
【特別支援学級】褒めながら学習のしつけを確認する /吉田 沙智
【特別支援学級】学習レディネスをチェックする! /梅田 悦子
【特別支援学級】TOSSの教材で確かな手ごたえ〜知的障害児学級の国語授業 /片山 育男
X 教室が盛り上がる漢字パズル・漢字文化の授業
子どもが熱中する「漢字パズル」の授業 /田上 大輔
失敗や間違いを恐れずに前へ進むことを伝える漢字文化「とり」 /南 尚美
脳みそフル回転! 「字謎」の授業 /田上 大輔
「郷」の漢字文化〜楽しい漢字づくりの授業 /塩谷 直大
あとがき /田上 大輔

まえがき

 「子どもをあるがままの姿で受け入れる」と、向山洋一氏が語っていたことを思い出す。今から二〇年前の旭川講演会でのことである。

 教師になった当時の話として話し始めたのだが、全生研の教師の指導ぶりを見て、自分にはその指導は無理だなと感じたそうである。そして、次のように話していた。


  教育というのは「教える」ことがもちろん大切です。「育てる」ことも大切です。でも、その前に「養う」というような感じの状態があって、つまり相手を、子どもをあるがままの姿で受け入れる。そのあるがままの姿で受け入れるという点において、私は先ほど言いましたうちの学校の先輩方とは違っていたというふうに感じるんです。(文責・千葉)


 これは私にとってたいへん印象深い講演会であった。TOSSの前身である「教育技術の法則化運動」に賛同する北海道の仲間が初めて集まった時だからである。

 そして、「子どもをあるがままの姿で受け入れる」という言葉もまた、私にとって重い言葉として心に残っている。つまり、この言葉の裏には、一人一人の子どもをそのよさも悪さも含めてしっかりと受けとめ、その上で一人一人を必ず伸ばしていくのだという思いが感じられるのである。

 私はこの向山氏の言葉を重く受け止め、それからの教師生活を送ってきたような気がする。

 そんな中でやはり大切なのは出会いの時である。『教室ツーウェイ』誌の四月号で、毎年必ず「黄金の三日間」として特集が組まれているのは、この三日間が本当に大切だからである。

 始業式からのこの「黄金の三日間」を、さして計画も立てずに過ごしたり成り行き任せにしたりしたのでは、あとにくる崩壊は目に見えている。それほど大切なのがこの時期なのである。


 本書は、その大切な時期の「国語の授業開き」について、私が毎回講師として参加している「札幌向山型国語研究会」のメンバーが執筆したものである。漢字をどう指導するか、音読指導はどうするかといった国語の指導に欠かせない内容をできるだけ具体的に記述してある。

 これらは全て私たちがTOSSの様々な実践に学んだり、例会で学習しあったりしたものである。国語の授業開きにはきっと役立つであろうと思われるものばかりである。

 若い教師の方々にはぜひ手にとって学んでいただきたい。そして、自分の授業づくりや学級づくりにぜひ役立てていただきたいと思う。大切なことがたくさん盛り込まれていると言えるからである。

 また、本書では「特別支援学級」における国語の授業開きについても紙面を割いた。会員の中に実際に担任している仲間があり、特別支援教育も私たちにとって欠かせない課題として力を入れているからである。


 そんな私たちの研究会だが、現在の会員数は四〇名を超えるまでになった。四年前に一〇名程度でスタートしたことを考えると、「向山型国語」が多くの仲間に求められていることがわかる。

 もちろんそれを支える佐藤真史代表や田上大輔事務局長の力も大きい。みんなが心おきなく学べる雰囲気を作ってくれるのである。それだけではない。大きなセミナーで誰かが模擬授業をやると決まった時の結束力がすごいのである。

 私などもA表ライセンス受験の際にとても世話になった。段位取得はこの会の仲間のおかげだと言っていいほどである。そして、この姿勢は会員の誰が挑戦する場合も変わらない。MLでの情報交換があり、様々な検討が加えられ、最後にはそのための授業検討会を開催するのである。つまり、この会は会員全てにとって実に頼りになる研究会なのである。

 そんな研究会だが、例会を札幌で行ってはいても参加者の居住地はかなりバラバラである。北は旭川から東は北方領土の見える街までと広く、室蘭や帯広のメンバーも含まれているといった状況なのである。

 そこまで参加者が広がるというのは、「向山型国語」の魅力とともに、離れていてもMLで学べるという利点があるからである。だから、研究会のMLでは様々な内容のメールが飛び交う。指導の方法や悩みに関する情報交換だけでなく、実に楽しいメールも多いのである。

 そんな意味では、MLを通じて楽しく語り合い、結束を強めてともに学び合うという一面を持っていると言えるかもしれない。

 本書は、そんな私たちの研究会がみんなで執筆した初めての冊子である。多くの若い教師の学級開きに役立ってくれれば幸いである。


  二〇〇六年八月   TOSS北海道代表 /千葉 幹雄

著者紹介

田上 大輔(たがみ だいすけ)著書を検索»

苫小牧市立明徳小学校勤務

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 書写の授業開きも掲載してほしい。
      2015/4/21ミー
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