あなたの教室にCD−ROMで届く! “プロ教師のスキル”2
河田式テンプレート・授業編

あなたの教室にCD−ROMで届く! “プロ教師のスキル”2河田式テンプレート・授業編

好評3刷

CD-ROM付き

「子どもの力を引き出す」指導に役立つテンプレートが満載

子どもに“学びの状況”を書かせるフォーマット=絵日記・新聞・フォトコラージュの3種類を、威力ある活用ヒントと共にテンプレートで紹介。また、授業の事実を掌握し、振り返るアンケートや、子どもに大人気の授業案を各教科にわたり、すぐ追試できるかたちで紹介。


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ISBN:
978-4-18-227225-7
ジャンル:
授業全般
刊行:
3刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2018年12月13日
新学習指導要領解説書籍
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
T 子どもに“学びの状況”を書かせるフォーマット
[1] 3種類の記録プリントの使い分け方 /平松 英史
1 場面に応じて使う記録プリント3種
2 記録プリントの使い方
3 家庭訪問,個人面談で使える「記録」
4 河田学級の記録プリント
[2] イベントのレポートは新聞づくりで /江口 儀彦
1 新聞作りでおとなしめの女の子も活躍
2 格好いい新聞を作らせる方法
[3] こうまとめさせる“夏休みの思い出” /吉谷 亮
1 夏休みの宿題として
2 掲示物にバッチリ
U “校外学習活動”の“しおり”
―楽しく漏れがないモデル例
[1] メモしやすい! 分かりやすい! 「社会見学のしおり」 /大貝 優希
1 オールインワンのしおり
2 1ページにまとめる
3 チェックシステム
4 メモしやすい
5 後の学習につなげる手立て
コラム@ 社会見学 /山田 恵子
[2] 役割,流れが一目で分かる 「宿泊学習のしおり」 /奥田 嚴文
1 行動の指針となるしおり
2 個別の動きに対応
[3] ノート1冊に思い出がいっぱい 「修学旅行のしおり」 /吉谷 亮
1 しおりの役割と欠点
2 ノートに貼る!?
コラムA 一生忘れられない思い出! 自然教室 /吉谷 亮
V 研究主題を体現する授業の指導案
[1] 「2年生国語科学習指導案」 校内研修で無敵になれる! /江口 儀彦
1 研究主題から授業の姿を浮かび上がらせる
2 研究主題から授業の手立てを明確にする
3 ブロックテーマからより一層具体的な手立てを導き出す
4 単元設定の理由
5 すべてが繋がる
[2] 「4年生国語科学習指導案」 本当の子どもの事実を生み出す! /吉谷 亮
1 明確な主張
2 分かりやすく書く
[3] 「5年生社会科学習指導案」 指名なし討論を巻き起こした指導案 /岸 義文
1 内部情報の蓄積
2 根拠のある考え
W 授業アンケート
―子どもから貰うラブラブ通信簿
[1] 子どもの事実を振り返る 「授業アンケート 国語編」 /新川 莊六
1 授業アンケートの特長
2 明快な観点と評価基準
3 授業を描写で評価する
[2] 子どもの事実を振り返る 「授業アンケート 社会編」 /桑原 佑樹
1 教師の授業についての感想
2 教師の授業についてのアンケート
[3] 子どもの事実を振り返る 「授業アンケート 算数編」 /岸 義文
1 アンケートが授業の評価項目
2 答えやすい項目
3 びっしりと書かれる自由記述欄
4 5年生難関教材「割合」でも
[4] 子どもの事実を振り返る 「授業アンケート 体育編」 /三好 保雄
1 体育授業で自信をつけた子
2 体育の授業を振り返る方法
3 アンケートの項目について
[5] 子どもの事実を振り返る 「授業アンケート 音楽編」 /山田 恵子
1 音楽でも授業アンケート!
2 音楽授業アンケート
[6] 子どもの事実を振り返る 「授業アンケート 図画工作編」 /林 健広
1 アンケートをする時間が必要だ
2 書くことに慣れさせる
3 子どもの事実
[7] 子どもの事実を振り返る 「授業アンケート 家庭科編」 /鬼武 優一郎
1 興味・関心・態度の評価は,難しい
2 評価として,児童理解として
3 実践の評価にもなる
4 学級通信に載せる
[8] 子どもの事実を振り返る 「授業アンケート 全体編」 /大貝 優希
1 恐れずに実施する
2 子どもに意識させたい事項をしぼる
3 自由記述欄を設ける
4 大前提は信頼関係
[9] 「セルフチェックカード」 ―発光する! 自由記述欄 /大貝 浩蔵
1 局面限定の項目
2 ちょっとした言葉の配慮
3 いじめは犯罪だと教える
X 大爆笑が起こる台本の作り方と実物モデル
[1] 「ブレーメンの音楽隊台本」 河田学級イチオシの学習発表会シナリオ /大貝 浩蔵
1 パロディーである
2 みんなが分かる話の筋
3 台本はあくまで基本
4 劇を盛り上げる効果音
Y 子どもにとって“一生の記念”になる表現活動へのお誘い
[1] 2年生読書感想画 ―思わず笑顔になる! 夢いっぱいの作品 /北島 瑠衣
1 ふうせんくじら
2 かにぱん
[2] 5年生読書感想画 ―大人顔負け! 入選続出! 最高レベルの秀作 /大貝 浩蔵
1 どの人物にも物語がある作品
2 全体に動きのある作品
3 迫力のある作品
4 秀作ぞろいの作品
[3] 6年生読書感想画 ―圧倒される! これぞ最高学年の傑作 /桑原 佑樹
1 どの子の絵にもストーリーがある
2 温かくきれいな色使い
[4] 2年生版画 ―用紙からあふれるくらい勢いのある作品 /大貝 浩蔵
1 勢いと動きのあるのぼり棒
2 飛び出してきそうなドッジボール
3 対決する緊張感のある五色百人一首
4 勢いあふれる作品集
[5] 5年生版画 ―人物から背景まで彫り込んだ入選者続出の秀作! /大貝 浩蔵
1 躍動する作品〜運動会編〜
2 思い出の作品〜宿泊学習編〜
3 新しい教科の作品〜家庭科編〜
4 おもしろい題材の作品〜歯科検診編〜
[6] 6年生版画 ―緻密! 大胆! 思わずため息が出る傑作 /平松 英史
緻密な彫り

まえがき

 授業とは,集団の中で“子どもの力を引き出す”行為である。

 「引き出す」というフレーズはかっこいい。

 言うのも簡単だ。

 しかし,実現するのは難しい。

 現場では,次のような会話が噴出する。

 「この学級は,発言する子が少ない」

 「この学級は,運動ができない」

 「あの子たちは,まともな絵が描けない」

 「できない」子ども達のオンパレードだ。

 かくいう私も毎年子どもの力を十分引き出せずに無力感を抱く。

 しかし,子どもの力を引き出す技を身につけたいと常に思っている。

 どうすれば,1人でも多くの子どもが自分の力を発揮するようになるのだろうと,試行錯誤を繰り返している。

 たとえば,現場でよく聞く冒頭の発言は,私も年度当初はいつも感じる。

 発言が少ないと思うのは,毎年だ。

 しかし,1週間もすれば,全ての子は発言するようになる。

 2週間もすれば,討論ができる状態にはなる。

 運動が苦手な子が多数いる学級全員で,長縄1分間を100回以上跳ばせることもできる。

 1つの学級から読書感想画で賞状を17枚もらったこともある。

 もちろん,最初からこのような指導ができたわけではない。

 教師になって,全員の子どもの力を引き出す技を追究し続けた。

 できない子どもをできるようにさせるのが教師の仕事のはずである。

 教材を分析して指導内容を分解し,組み立てる。

 子どもが脳をフル回転させる発問を100も200も並べる。

 子どもが熱中し,やっているうちに学習内容が身につくような作業指示を考え抜く。

 教師の地道でひたむきな作業の向こうに子どもの「できる」状態がある。

 しかし,パーフェクトではない。

 一部の子は,「できない」状態のままである。

 できない子の躓きを見つけ出し,乗り越える手立てを考え,再度指導に臨む。

 このような気の遠くなるような作業の繰り返しの中でようやく子どもが変化する。

 それもわずかである。

 教師は,指導内容と子どもの現実の狭間で挑戦と挫折をこれでもかと繰り返す。

 これが子どもの力を引き出すという行為である。

 子どもが最初から持っている能力に頼るだけなら,教師の仕事は楽なものだ。

 問題を出して,やらせておけばいいのだから。

 教員免許など必要ない。

 子どもが潜在的に持っている能力に頼るという点では,大学附属小教官にも同じことを感じる。

 多くの附属小公開研の授業は,子どもの力を引き出している授業とは思えない。

 子ども達が家庭(塾,家庭教師)で培った学力の上に成り立っている授業である。

 難解な発問,何をすればいいのかわからない指示が繰り出される。

 明確な指示を確認できない授業もたくさんある。

 それでも,子ども達は,発言する。

 保護者の努力で固められた基礎学力という基盤に支えられているからである。

 「子どもの学力は,塾でつけている」という附属小保護者の話を聞いたことがある。

 「公開研が近づくと,毎日先生の担当教科の授業ばかりになる」という附属小出身の人の話を聞いたこともある。

 「某有名附属小の公開研の前に,図書室で子どもに授業の練習をさせているところを見た」という話を聞いたこともある。

 「公開授業の発言が少なかったので,授業後子ども達が立たされて叱られている場面を見た」という話を聞いたこともある。

 もちろん,裏工作なしに2日連続の公開研をする立派な附属小もある。

 本当に子どもの力を引き出す有田和正氏のような尊敬すべき附属小教官もいらっしゃる。

 しかし,多くの附属小は,子どもの力を引き出すのではなく,子どもの力に頼る授業が一般的である。

 引き出していると主張されるならば,一般の公立小学校で飛び込み授業をやっていただきたい。

 特別支援を要する子どもがたくさんいる学級で授業を成立させ,子どもの力を引き出す授業を公開していただきたい。

 附属小だけで成立するのではなく,一般の公立小で通用し,役に立つ授業を見せていただきたい。

 「子どもの力を引き出す」とは,公立小学校の指導者的立場である附属小教官でさえ困難な技なのである。

 毎年の進化は,薄皮1枚重ねるようなものだ。

 つまり,ほとんど変化がない。

 それでも,毎年毎年繰り返してきた。

 1年ごとの変化は,ほとんど実感できない。

 しかし,振り返ると,20年前と今では,指導内容も方法もずいぶん変化している。

 「子どもの力を引き出す」という点では,技は確実に向上している。

 技を身につけるには,お手本を真似し,何度も繰り返して身体化するしかない。

 本書には,私が長い間絶望と挫折と試行錯誤の繰り返しの中から見つけた「子どもの力を引き出す」実例が収められている。

 多くの子どもに教えられ,効果を証明された指導例ばかりである。

 「子どもの力を引き出す」指導の技化に役に立てればと思う。


  2010年5月3日   TOSS/Advance /河田 孝文

著者紹介

河田 孝文(かわた たかふみ)著書を検索»

1964年5月生まれ

1988年 山口大学教育学部卒業

1988年 教育技術法則化運動に参加

2010年現在,下関市立桜山小学校に勤務

TOSS授業技量検定6段

TOSS道徳教育研究会代表

教育サークルTOSS/Advance代表

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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