基礎学力を保障するノート指導 理科編

基礎学力を保障するノート指導 理科編

ノート指導で学力は上がる!すぐに使える実物と実践例を収録

基礎学力を保障する基本実践として@見開き二ページノート指導の基本、A実験後のノートまとめ、B小単元や単元全体のまとめ方など詳述。小学校理科3年〜6年、中学までの学年別ノートの実物と実践例を収録。理科で身につけたい基礎的事項を詳細に示した。


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ISBN:
978-4-18-224939-6
ジャンル:
理科
刊行:
対象:
小・中
仕様:
A5判 104頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年11月14日
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
第一章 基礎学力を保障する基本実践
1 見開き二ページのノート指導の基本(実験編)
@ 課題、目的、方法、準備物を書く
A ノートに書いたものしか貸さない
B 実験後のノートまとめ(結果、結論、感想)
C 片づけまでの指導
2 見開き二ページのノート指導の基本(観察編)
@ 日付、ページ数、タイトルを書く
A 天気、気温、観察場所、スケッチを書く
B 気づいたこと・思ったことを書く
C まとめを書く
3 小単元や単元全体をまとめる
@ 見開き二ページにまとめるメリット
A 授業中の対応
B 個別評定・掲示
C 優秀なノートの例
4 優れた観察スケッチを描かせる
@ 見るべき視点を明確にする
A 悪い例を示す
B 優秀作品を手本にする
第二章 学年別ノートの実物と実践例「小学三年」
1 観察する力を養う
@ たくさん書かせる
A 詳しく書かせる
B どうしてか考えさせる
2 観察カードにまとめる
3 見開き二ページを使って比較する
4 実験の予想・結果を表にまとめる
5 見開き二ページに学習のまとめをする
コラム 小学理科三年で身につけたい基礎事項
第三章 学年別ノートの実物と実践例「小学四年」
1 あたたかくなると〜春の自然〜
@ 春を探しに行く
A 春夏秋冬見つけ
2 ものの温まり方
3 水のゆくえ
コラム 小学理科四年で身につけたい基礎事項
第四章 学年別ノートの実物と実践例「小学五年」
〜自分の見たこと・意見を、思い切りノートに書く 実験や観察・学んだことを、整理してノートに書く〜
1 発芽 実験前 討論のためのノート
2 発芽 実験のノート
3 植物の生長 実験前 討論と実験のノート
4 もののとけ方
5 大地の変化 調べ学習のノート
コラム 小学理科五年で身につけたい基礎事項
第五章 学年別ノートの実物と実践例「小学六年」
1 月の満ち欠けの観察レポート
2 「電気と遊ぼう」レポート
3 堆積岩の観察
4 カエルの解剖
5 よいレポートを作成させるためには
コラム 小学理科六年で身につけたい基礎事項
第六章 学年別ノートの実物と実践例「中学」
1 中学一年・地学
@ よい観察スケッチを描くには?
A スケッチがクラスごとによくなる
B スケッチで学年内に逆転現象を生み出す
2 中学一年・気体
3 中学二年・電気〜「電気で遊ぼう」で興味・関心を高める〜
4 中学二年・気象〜雲画像の動画で学習成果を実感させる〜
5 中学三年・運動とエネルギー〜運動のグラフは何度も作る〜
6 中学三年・宇宙〜太陽系の大きさは一○億分の一で実感する〜
@ 太陽と月の大きさ(直径)を地球と比較する
A 太陽系の惑星と月の大きさ(直径)を一○億分の一にする
B 太陽から、太陽系の惑星それぞれまでの距離を一○億分の一にする
コラム 中学理科で身につけたい基礎事項
あとがき

まえがき

 ノートは、思考の鏡である。

 学習した足跡が残される。ノートは、学習の記録なのだ。

 しかし、そのノートは、あまり指導されていない。どのように使うか指導されていないのだ。

 「ゆったり使いなさい」「ごちゃごちゃ書きません」といったことを教師は言っているが、これでノートが書けるようになるかというとそうではない。

 四年生を担任したときのことだ。

 三年生のときに使っていた算数のノートを見せてもらった。

 そのノートは、右側から使われていた。国語のノートと同じように使われていたということだ。

 ノートは、四月から学年終わりまで一冊である。中に、理科や社会の内容も書いてある。

 この子は、クラスでも一番勉強のできない子だった。

 ノートの指導を徹底して行った。定規を使うこと。指二本入れて次の問題を書くこと。

 その子の成績はぐんぐん上がった。ノート指導だけで、平均点が三○点以上になったと思う。

 文字は、きれいに書くことはできなくとも「ていねい」に書くことはできる。

 その子に、このことを繰り返して指導した。

 一つ一つ指導し、点検をし、一人でできるようにしなければならない。

 『東大合格生のノートはかならず美しい』(太田あや著、文藝春秋)という本が出された。東大に合格するような生徒のノートは、どれも美しい。ゆったりと使われていてごちゃごちゃしていない。

 これは、東大生だからできることなのだろうか。これは、そうではない。指導すればどの子もできるようになる。

 どの子もきれいなノートが書けるようになるのだ。

 小学校期は、基礎をしっかり身につけるときだ。

 難しいことは必要ない。


 ノートが、きれいに書ける


 これは、指導することにより身につく「基礎技能」である。

 基礎技能が身につくということと、基礎学力が身につくということは表裏一体の関係にある。

 本シリーズでは、全教科にわたってノート指導について紹介した。是非とも多くの先生に使っていただきたいと思う。

 ノート指導なくして、基礎学力を保障することはできない。


  平成二二年三月   TOSS岡山サークルMAK代表 /甲本 卓司

著者紹介

甲本 卓司(こうもと たくし)著書を検索»

TOSS岡山サークル代表

『ジュニア・ボランティア教育&総合的な学習』誌編集長

岡山県久米郡久米南町立弓削小学校勤務

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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