“食育”をメインにした新しい学級活動の指導

“食育”をメインにした新しい学級活動の指導

不登校なし、いじめなし―食育を基本にした学校づくりの実践

本校の子どもはなぜ給食をよく食べるようになったか。第一の理由は食歴を豊かにする指導を行ったこと、第二の理由は楽しい時間となる給食の指導を行ったこと、第三の理由は体験的な学習を通しての指導を行ったこと。食育の研究5年内の成果を詳細に報告。


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ISBN:
978-4-18-218919-7
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 160頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年11月19日
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
T 食育指導の出発
一 アンケートによる実態調査
1 食生活アンケート(児童用)
2 食生活アンケート(保護者)
3 食育アンケート(教師用)
二 給食喫食率の変化
U 食生活習慣を確立する指導計画はどうあるべきか
一 食に関する指導の全体計画
二 「食に関する指導」年間指導計画
1 平成二〇年度 高浜第一小学校
「食に関する指導」年間指導計画(一、二年)
2 平成二〇年度 高浜第一小学校
「食に関する指導」年間指導計画(三、四年)
3 平成二〇年度 高浜第一小学校
「食に関する指導」年間指導計画(五、六年)
三 各教科との関連
四 献立年間計画
1 平成二〇年度 献立年間計画
2 平成一九年度 献立年間計画
五 給食指導年間計画
V 学校栄養職員の授業
一 栄養職員の関わる授業計画
二 給食指導案例
1 第一学年 学級活動(給食)指導案
2 第一学年 学級活動学習(給食)指導案
3 第一学年 学級活動(給食)指導案
4 第三学年 学級活動(給食)指導案
5 第三学年 社会科学習指導案
6 第五学年 学級活動(給食)指導案
W 望ましい食生活はどうあるべきか
一 食歴を豊かにするために
1 世界の料理・日本の郷土料理
2 行事食
3 本の中の料理
二 楽しい時間となる給食の指導
1 ランチルームの指導
2 招待給食
3 ピクニック給食
4 栄養職員の教室訪問
三 体験的な学習を通しての指導
1 一年 そらまめの皮むき
2 二年 うめジュース
3 三年 パン作り
4 四年 郷土料理太巻き寿司
5 五年 ご飯とみそ汁
X 家庭・地域との連携
一 食育だよりによる家庭への啓発
二 給食試食会
三 敬老会との給食会食
四 なのはな学級の活動
五 明石要一氏の講演会 食の教育と健康
あとがき

まえがき

 本校の子どもは、なぜ、給食を食べるようになったのだろうか。

 平成一六年から三年間の喫食率を見るとほとんどの項目で喫食率が高まっている。なぜであろうか。その秘密が分かれば、食の教育は向上する。

 その秘密が本書にはまとめられている。五年前(平成一七年)の本校の喫食率は低い。肉類はよく食べているが、ひじきや野菜などは二割も残っている。

 本年度(平成二二年度)は、どのクラスも残していない。全校で食缶に二杯も残っていたという昔の話は嘘のようである。それほどまでに食べるようになったのである。

 第一の理由は、食歴を豊かにする指導を行ったことである。日本の料理だけではなく、世界の料理や日本の郷土食の献立を取り入れていった。

 具体的には行事食、旬の食材を使った献立、本の中の料理などである。多国籍の子どもの多い本校では、日本の食生活に慣れていない。そのために食生活の違いから食べず嫌いの子どもが多く見られた。

 そういう子どもに日本の食生活に順応させるために、行事食を多く取り入れていった。併せて、旬の食材を使った献立を行った。一番おいしい食材を使用することによって、子どもの味覚を育てていったのである。

 第二の理由は、楽しい時間となる給食の指導を行ったことである。

 ランチルーム給食、招待給食、ピクニック給食である。家庭では体験できない楽しい会食の体験をすることによって、食への関心を高めていったのである。そして、意欲化を図り食べる習慣を作っていった。

 第三の理由は、体験的な学習を通しての指導を行ったことである。一年はそらまめの皮むき、二年はうめジュース作り、三年はパン作り、四年は郷土料理太巻き寿司作り、五年はご飯とみそ汁作り、六年は朝食作りである。このような体験をさせることにより、食への関心・意欲を高めていった。

 そのための年間計画、校内研修などを通して学校全体の意識の向上を図った。同時に保護者への啓蒙も行っていった。以上の五年間の実践の結果、喫食率が高まり、残菜がなくなってきたのである。具体的な実践の内容については、本書で述べられている。

 食育の研究を始めて五年になる。昨年度、本年度と本校には不登校の子どもは一人もいない。いじめもほとんどない。保護者からのクレームもほとんどない。

 私はその秘密が食育にあると考えている。子どもが毎日給食を楽しみに登校するのである。子どもの健康を考えた献立を考え、食材を吟味し、おいしい給食が食べられるような指導を学校あげて行ってきた成果である。

 学校作りの基本を食育におき、実践して取り組んできたおかげである。以上の実践について本書ではまとめてある。子どもの健康教育をどのように行ったらよいのかの提案がされている。多くの皆さんに読んでいただき、少しでもよい食の教育をしていただけたら幸いである。

 本書をまとめるにあたり、明治図書の江部満氏には多大のご指導をいただいた。厚くお礼を申しあげます。


  平成二二年三月   千葉市立高浜第一小学校校長 /根本 正雄

著者紹介

根本 正雄(ねもと まさお)著書を検索»

昭和24年茨城県生まれ。昭和47年千葉大学教育学部卒業。千葉市立高浜第一小学校校長。月刊『楽しい体育の授業』(明治図書)編集長。誰でもできる楽しい体育の指導法を開発し,全国各地の体育研究会,セミナーに参加し,普及にあたる。

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昭和50年4月に創立し,本年度35年目を迎える。学級数13,児童数376名。学区内の住宅の多くは,県営・市営の住宅団地で構成されている。近年,民間マンションが建てられ,地域の様相に変化が見られる。埋立造成された住宅地域の中では緑に恵まれ,多くの公園が団地内にあり,住民の憩いの場になっている。JR京葉線「稲毛海岸駅」まで徒歩20分弱,海浜交通バスを利用してJR総武線「稲毛駅」へも近い。子どもたちは,全体的に明るく活動的であり,子どもらしい子どもが多い。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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