日本教育技術方法大系10
体育科指導大事典

日本教育技術方法大系10体育科指導大事典

好評6刷

優れた論文が多いので、第一に新しい学習指導要領に準拠して選定、第二に追試のできる運動文化として価値ある指導法を残し、第三に子どもが楽しめる教材と指導法を選定した


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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-217218-3
ジャンル:
授業全般
刊行:
6刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 532頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年10月16日
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目次

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法則化からTOSSランドへ /向山 洋一
T 体育指導のマネージメント
(1) 体育の学習は着がえから
(2) 子どもが集中する導入のあり方
(3) 教師が汗をかく
(4) 子どもを引きつける指導
(5) 効果的な教師の位置
(6) 体育における評価─1つほめて2つ教える─
(7) 子どもが集中する体育の話し方
(8) 生き生きと運動させる三原則
(9) 基本の運動の指導三原則
(10) 個人差の指導三原則
(11) 小さい動きを大きくする指導
(12) 集合のさせ方
(13) 準備運動の指導
(14) 示範のさせ方
(15) 運動の特性を生かしたグループ学習
(16) 見学者の指導
(17) 低学年の楽しい体育指導三原則
(18) 中学年の楽しい体育指導三原則
(19) 高学年の楽しい体育指導三原則
U 準備運動
(1) 準備体操「みんながリーダー」
(2) 子どもが熱中する体育の準備運動
(3) 寒いときの準備運動は「グリコ体操」で
V 基本の運動
(1) 基本の運動─走─の指導
(2) 子どもの動きを引き出す川跳び
(3) 子どもの動きを引き出すゴム跳び
(4) 輪を使った運動遊び
(5) 楽しい鬼遊び
(6) 楽しくできる短なわ跳び
(7) かけっこ─徳永隆治氏の追試─
(8) 子どもが生き生きと取り組むマット遊び
(9) 子どもが生き生きと取り組む跳び箱遊び
(10) 子どもが生き生きと取り組む鉄棒遊び
(11) 楽しくできる障害リレー
(12) 楽しくできる回旋リレー
(13) 楽しくできる折り返しリレー
(14) こうもりがえしは誰でもできる
(15) 棒を使った運動遊び
(16) 力試しの運動遊び
(17) ボールを使った運動遊び
(18) ドッジボールの段階指導
(19) 歓声の上がる回旋リレー
(20) 二重跳びは誰でもできる
(21) 「とびなわ」を使った運動
(22) なわ跳びの跳ばせ方─精薄養護学校における実践─
(23) 二重跳びは,こうやって指導する
(24) 二重跳びができない子をできるようにさせる─西田真人氏の追試(ツーウェイNo.12)─
(25) 二重跳びは誰でも跳べる
(26) 発明! 2人跳び
(27) 8の字跳び(長なわ)は1分間に110回をこえられる
(28) 誰でもできるなわ跳びの指導─両足跳びの後ろまわしをする─
(29) ボールを5m投げさせるために
(30) 子どもが喜ぶボールあそび─ならびっこゲーム─
(31) ドッジボール─ルールやコートの工夫集め─
(32) 対角線ドッジボール
(33) 3チーム対抗 円形ドッジボール
(34) ツー・トン・ドッジボール
(35) 楽しい背番号ドッジボール
(36) 6年生でも楽しめるドッジボール─ルールを変えてみる─
(37) ABCドッジボール
(38) どの子も汗だくで熱中するボールけりゲーム スーパー・ボウル
(39) プールの後は「パンパース」
(40) 水慣れはキョンシーごっこでいこう
(41) 模倣の運動─にんじゃにヘンシーン─
(42) 折り返しリレー遊び─大また走り折り返しリレー─
(43) なわ跳びの運動
(44) なわあやつりの術
(45) リレー遊び─川跳びリレー─
(46) 跳び箱遊び─忍者跳び─
(47) 走の運動─しっぽとりはやぶさ─
(48) 跳の運動─水すましケンパ跳び─
(49) マット遊び─だんごむし─
(50) 跳び箱遊び─ぴょんぴょん跳び─
(51) ボール投げ遊び
(52) 跳び箱遊び─連続跳び越し─
(53) 鬼遊び─忍者鬼─
(54) 平均台を使った遊び─2本橋渡り─
(55) 力試しの運動─馬跳び─
(56) 跳び箱遊び─馬跳び(腕立て開脚跳び越し)─
(57) 模倣の運動
(58) 跳び箱遊び─台上前まわり─
(59) 鉄棒遊び─ジャンケンこうもり・足首かけ・持久けんすい─
(60) ボール投げ遊び─インベーダーゲーム─
(61) ボールけり遊び
(62) ボール遊び─ボール転がし競走─
(63) なわ跳びの運動─長なわあやつり─
(64) 歩の運動─忍者行進─
(65) 立ち幅跳び─身長跳び─
(66) 折り返しリレー─棒・輪・箱くぐりリレー─
(67) 平均台の上を歩かせる手立て
(68) くっつき・キョンシーおに
(69) 極小規模校で熱中する鬼ごっこ
(70) クラス中の子を体育好きにするゲーム─陣取り鬼─
(71) 楽しくできるボール送り
W 器械運動
1 鉄棒運動
(1) 逆上がりのできない子をできる子にする指導法─段階別台付き鉄棒の指導を通して─
(2) 逆上がりは誰でもできる
(3) 飯田・根本式逆上がり練習法 このステップを入れてよりグッド
(4) 根本式「逆上がり指導法」の第1段階ができない子どもへの手助け
(5) 簡単に作れる逆上がり練習台
(6) これでもう鉄棒はいたくない!─鉄棒にまく道具の工夫─
(7) 逆上がり指導は1年生から─段階別台付き鉄棒の追試─
(8) つまずきに応じた腕立て後転・腕立て前転の指導
(9) 腕立て後転の指導─タオルまわりを取り入れて─
(10) 腕立て後転は誰でもできる
(11) 鉄棒運動の写真を屋外に掲示する方法
(12) 最後の1人まであきらめるな!─飯田式段階別台付き逆上がりの追試─
2 マット運動
(1) マットの連続技の指導
(2) つまずきに応じた開脚前転の指導
(3) つまずきに応じた腕立て側転の指導
(4) 後転ボブスレー
(5) どの子も楽しく取り組み力のつくマット遊び─根本正雄氏の「マット遊び」の追試と追加─
3 跳び箱運動
(1) 腕立て開脚跳びの指導─向山式の追試─
(2) 誰でもできる閉脚跳びの指導
(3) 誰でも台上前転ができるようになる方法
(4) 跳び箱の準備は3分でできる─先行研究者 日本学校体育学会理事長・古屋三郎─
(5) おしりが,ずるっとおちてしまう子の指導─向山A式について─
(6) 向山A式とB式の間を埋める,段階的跳び箱指導法─補助跳び箱を段階的に使用する─
(7) 閉脚跳び練習のポイント─根本正雄氏の追試,修正─
(8) 閉脚跳びの指導─うさぎ跳びができない子を跳ばせる方法─
(9) 閉脚跳びの指導─根本氏の追試─
(10) 跳び箱の準備運動─より速く,より安全に─
(11) 学級全員で「集団連続跳び」に挑戦しよう―杉本彦之氏の実践の追試―
(12) 向山式跳び箱の跳ばせ方に,ちょっぴり付け加え─開脚跳び,5段にも有効!─
X 陸上運動
1 リレー・短距離走
(1) いろいろな競争をして楽しむリレー
(2) 記録を高めて楽しむリレー
(3) ゴール直前デッドヒート! 9秒間走
(4) 「スリーラインリレー」の追試・発問追加
(5) チームワークと作戦が決め手の障害リレー
(6) 頭で勝負!? 作戦が生かせるリレーの指導
(7) キャラクタートラック─即座に自己評価,きのうの自分と比べる─
(8) バトンの練習はもっとリアルに
(9) 陸上運動リレー─実験を見せることにより,バトンパスをなめらかにさせる─
2 障害走
(1) 個人差に応じた障害走の指導─中井光男氏の追試─
(2) 楽しくできる障害走
(3) ハードル走指導の1時間目─連続跳びのリズムをつかむ─
(4) 障害走の段階的指導
3 走り幅跳び
(1) 遠くへ跳べる走り幅跳び
(2) 根本氏の「走り幅跳びの発問」の追試
4 走り高跳び
(1) 楽しくできる走り高跳び
(2) 個人差に応じた走り高跳びの指導─池田延行氏の追試─
5 持久走
(1) マラソンカードには先生の名前を!
(2) 持久走のオリエンテーリングはこれだ!─瀬古選手を越える─
(3) 楽しみながら行う持久走の練習
Y ボール運動
1 ポートボール
(1) 全員が楽しめるポートボール
(2) クラス全員で楽しめるハンドベースボール─手つなぎハンドベースほか─
(3) 全員シュートができるポートボール
2 サッカー
(1) 男女差のなくなるラインサッカー
(2) 誰でも得点できるエリアサッカー─へき地小規模校からの発想─
(3) 低学年が喜ぶ「手つなぎサッカーゲーム」─同校の北山雅夫氏より教わる─
(4) 子どもが熱中するサッカー
(5) 子どもが熱中するハードルサッカー
(6) サッカーでコートを広く使わせるための指導─ミニゲームを通して─
(7) 楽しいサッカー
(8) ボールがあたって泣いてしまった子も参加できるサッカー
(9) 体育館でする汗だく「人間サッカー」─宮城県レクリエーション協会員・伊藤滋子氏実践の追試─
(10) 楽しいサッカーの授業─向山氏の指導法を応用「追試」する─
(11) サッカーで体を動かす方法
(12) サッカーの攻撃の指導
3 バスケットボール
(1) バスケットボールの攻防の指導
(2) バスケットボール「ドリブル・シュートの段階式指導」─イチ・ニ・デ・シュート─
Z 表現運動
(1) 楽しくできる表現運動
(2) どうすれば全身運動になるか気づかせる方法─粘っこい感じの動き(粘土)─
(3) 全身を使って動ける子どもを育てる─粘っこい感じの動き(粘土)─
(4) ためる動きを身につけるための準備運動─力が急に爆発する感じの動き(花火)─
(5) 動きを与えて鋭い感じの動きを引き出す方法─鋭い感じの動き(針)─
(6) 表現運動のほぐしは,まねっこ遊びで─鏡と私─
[ 水   泳
(1) 楽しくできる水泳指導
(2) 10時間で背泳ぎ・クロール・平泳ぎが25m泳げる!
(3) 平泳ぎのキックは教師の腹で直せ!
(4) 水泳指導─初心者に泳ぎやすいように─
(5) 「パッ」の手は頭のテッペンに─ドル平泳法の呼吸練習 陸上編(体育同志会の方法の改善)─
(6) ロープ1本でできる水泳指導─水慣れからクロール競争まで─
(7) 整理運動は水の中で!?
(8) 全員集中! 大波付リレー
(9) 「波のプール」追試・修正
(10) プールで大波をつくる!─栃木由美子氏実践の修正追試─
日本教育技術方法大系 第10巻 編集後記 /根本 正雄

法則化からTOSSランドヘ

 教育技術法則化運動が目ざしてきた「20世紀教育技術集大成」を,発刊します。

 教育技術法則化運動は1984年,向山洋一によって構想が練られ,「法則化通信」として全国100名余の教師,研究者,編集者に方針・意見が発表されてきました。

 同年7月に,明治図書連合雑誌に「論文公募」の呼びかけが発表され,翌8月に愛知県において「法則化論文検討」の第1回本合宿が30余名の教師の参加によってもたれました。

 その後,サークルが次々と結成され,法則化論文が全国から寄せられました。

 その数は5000を越えました。そのうちの1割ほどが法則化シリーズとして1985年に出版されました。

 法則化シリーズは,爆発的に全国に広がり,以後,毎年のように法則化シリーズは刊行されました。

 中には「先輩教師からの聞き書きシリーズ」「学級通信シリーズ」などが含まれ,その数は200冊を越えました。

 それぞれのシリーズの珠玉の論文を集大成したものです。

 法則化論文は,それまでの「分かりにくい教育論文」「役に立たない教育論文」を革命的に変革しました。

 「役に立つ」「技術・方法を分ち伝えられる」「スッキリした文である」「事実を大切にする」などの特徴を備えた,全く新しい教育論文でした。それは,教育界に,新しい教育文化を創りあげたのです。

 わずか数十人で出発した法則化運動は,誕生して数年で日本一の教育研究団体となり,2001年現在は「断トツ」の日本一の教育研究団体として活動しています。


 『教室ツーウェイ』『教育トークライン』『向山型算数』『ジュニア・ボランティア教育』『向山型国語』『女教師ツーウェイ』『楽しい体育』などの機関誌をもち,明治図書連合雑誌を共同戦線に加えた巨大な教育文化の創造体となっています。共同戦線は,法則化中央企画室(向山・江部・樋口),ツーウェイ編集部(向山・明石・石黒・新牧・江部・樋口),法則化中央事務局の中枢のもとに活動してきました。


 法則化運動は,規約に明記された次の目的をもって活動してきました。


 1 この運動は,20世紀教育技術・方法の集大成を目的とする。

  「集める」「検討する」「追試する」「修正する」「広める」(以上まとめて法則化とよぶ)ための諸活動を行う。

 2 運動の基本理念は次の4つである。

  @教育技術はさまざまある。できるだけ多くの方法をとりあげる。(多様性の原則)

  A完成された技術は存在しない。常に検討・修正の対象とされる。(連続性の原則)

  B主張は教材・発問・指示・留意点・結果を明示した記録を根拠とする。(実証性の原則)

  C多くの技術から,自分の学級に適した方法を選択するのは教師自身である。(主体性の原則)


 また,解散を次のように規定しました。


 6 この運動は次のとき解散する。

  @目的を達成したとき。(日本教育技術・方法大系の完成,コンピュータ検索システムの完成,追加・修正システムの完成等)

  A事務局を担当する支部・サークルがなくなったとき。

  B21世紀になったとき。


 法則化運動は第6条3項の規定によって,「21世紀になった」「2001年」に解散をします。

 中央事務局は,京浜教育サークルが最初から最後まで担当しました。但し,途中,ほぼ半数の教師が新しく加わりました。

 「日本教育技術方法大系の完成」は,不十分ではありますが,本シリーズによって完成したと考えております。

 なお「コンピュータ検索システムの完成,追加・修正システムの完成」は「インターネットTOSSランド」として誕生しました。

 2001年4月,TOSSランドは8000のサイトがあり,世界一の教育情報ポータルサイトとなっており,国際会議でも報告されています。

 また,「インターネット」上に「編集作業」をして「ランド」をつくるという「専門ポータルサイト」の思想は,各方面に影響を与えています。

 インターネットの上にランドをつくる思想は,法則化運動が誕生した時の思想そのままです。

 なお,2001年3月,私たちは「インターネットランド」の商標を取得しました。

 法則化がやり残した「コンピュータ情報システム建設」の仕事は,インターネットTOSSランドにひきつがれます。

 本シリーズの収益は,全額,TOSSランド建設資金として活用されます。

 また,本シリーズは,インターネットTOSSランドのホームページに活用するなら,自由に使うことができます。但し,活用論文の明記が必要です。また,他に利用・引用・参考にする時は,明記することが必要となります。

 法則化シリーズの論文は,募集要項に「採用論文の著作権は主催者に属します」の文言通り,法則化中央事務局に著作権があります。

 法則化運動は解散しますが,著作権はひき続き法則化中央事務局が管理いたします。

 私は昨日,上海師範大学から帰国しました。上海の教育でも「インターネット」「コンピュータ活用」の教育は盛んです。

 日本をはるかにしのぐ勢いです。

 インターネットの有効な活用は,21世紀初頭の世界の教育界の大テーマです。

 TOSSランドは,この面でも世界の最先端へ挑戦をしたいと思います。

 「法則化からTOSSランドへ」。これが,現在の主な流れ,メガ・トレンドです。

 法則化運動は,インターネットTOSSランド建設のために存在したと思えるほどです。

 本シリーズが,今日の多くの教師によって活用され,その技術・方法がさらに改良され,工夫されてTOSSランドに活用されればと思います。

 なお,向山洋一個人は,法則化運動からTOSSランド建設へ進む仕事を,多くの仲間と共にやっていこうと思っています。


  2001年4月1日 上海師範大学でインターネットを使った漢字文化の授業をした次の日に――。

   教育技術法則化運動代表 /向山 洋一

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