甲本卓司提言集10
ADHDの子に効果のある授業の原則七か条

甲本卓司提言集10ADHDの子に効果のある授業の原則七か条

好評3刷

ADHDの子の指導に悩む教師に贈る、原理原則七か条。

ADHDの子に効果のある授業の原則七か条として、第1条一時に一事の原則、第2条奨励の原則、第3条認知・消化の原則、第4条抜く原則、第5条目力の原則、第6条全員の原則、第7条発見の原則を示す。子どもの手先を見える教師になれと学級をまとめる統率力を示す。


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ISBN:
4-18-207612-5
ジャンル:
授業全般
刊行:
3刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 148頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年9月20日
新学習指導要領解説書籍
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
T ADHDの子に効果のある授業の原則七か条
一 ADHDに対する授業の原則七か条
二 固定概念を崩す
三 ADHDに効果のある授業の原則を使いこなす 講座で紹介 すぐ実践
U 「甲本流切り返し方」は、これだ!
一 「対決」は、自分の技量を上げる方法
二 ADHDに対する指導の法則七か条
「1 絶対に怒らない」/「2 認める」/「3 消化させる」/「4 流す・つめない」/「5 クラスのだれに対しても同じ扱いをする」/「6 クラス全体を落ち着かせる」/「7 子どもの特徴の発見を喜ぶ」
三 甲本流の切り返し方
V 向山洋一著『子供を動かす法則』から学ぶ
一 『子供を動かす法則』から学ぶ
1 順唱/2 逆唱/3 10の階段/4 10の合成
W 子どもの事実を見える教師になれ!
一 眼力
1 正しく書けない原因/2 持ち方が原因だった/3 百点がとれた
二 「見抜く技術」は、高段の芸である 基礎体力をつけ、本気で学ばなければぜったいに身につかない
1 筆圧がないB子/2 鉛筆の持つ位置から
X ADHDの子が燃えてくる「五色百人一首」の指導 最初の指導で、子どもをやる気にせよ!
一 特別支援を要する子が、クラスに一六%
二 褒めのサイクル
三 五色百人一首
四 第一時の五色百人一首の指導
五 五色百人一首の効果
六 子どもたちが二極化する
七 A君がインチキをします
Y 授業の微細なところに気がつかなければ教師ではない
一 音読指導
二 視写教材は有効
三 板書はすばやく消す
四 特別はない
五 短期記憶を補う工夫
Z 「褒められサイクル」を作り出せ!
一 多動は、当たり前
二 チャイムと同時に授業を始める
三 落ち着いた授業は、よいサイクルを作り出す
四 助走を付ける
五 多動から衝動性へ
[ ADHD役のいる模擬授業に挑戦
一 ADHD役の先生のほうが、実力が上である
二 画期的な授業の連続
三 子役の動きにも意味がある
四 授業は生き物
五 模擬授業では力関係
六 実際の学級
七 教師の力
八 視線
九 声
十 修羅場
\ やんちゃに負けない対応力をつけよ
一 ADHDの子がいるクラスで学級開き
二 指導の方針
三 黄金の三日間
四 システムとルール
] 子どもとの対応力 切り返しは、ユニークに
一 遠足は車で
二 立ち歩きの子に指導
三 行動目標を設置
四 クラス全員に徹底する
]T 高度信頼関係を作れ。約束が、ものを言うことがある
一 意表を突く指導
二 悪口を言う理由がある
三 教師と約束をする
五 楽しい学級経営を
]U YOSAKOIソーランのドラマ
一 定番「組体操」の指導
二 「YOSAKOIソーラン」に決定
三 資料を集める
四 茨城の桑原先生!
五 練習開始
六 二時間目
七 三時間目
八 四時間目
九 五時間目
十 六時間目
十一 七時間目
十二 八時間目、九時間目
十三 運動会当日
十四 運動会その後
十五 TOSSの本場の「YOSAKOIソーラン」を見たい!
]V 学級をまとめる統率力 いつでも「黄金の三日」に立ち返れ
一 運動会終了 クラスの危機が
二 家庭でできない仕事を学校現場で行う。そのことを通信で知らせる
三 鉄棒の逆上がり
四 子どもたちに自信を持たせる
五 いかなる世界にも黄金の三日間は、存在する
あとがき

まえがき

 毎日が、ドラマの連続である。

 そのドラマだが、よく見ると小さな小さなドラマの連続なのだ。

 どの学級にもドラマは生じる。楽しいドラマもあれば、どちらかというと経験したくない事件へと発展し、辛いドラマもある。

 どの教室でも事件は生じる。それは、小さな小さな事件の連続なのだ。

 例えば、体育の時間に、体操服を着てこない子たちをどう指導するかである。これも最初は、一人から生じる。

 もちろん体操服を忘れて来た子とは、指導が異なる。

 Aくんは、学級きってのやんちゃである。体操服を忘れたといって、体操服を着ようとしない。

 あるのに着ないのは「めんどくさい」と思っているのだ。

 この「めんどくさい」と思っているたった一人をどうするかだ。

 私は、次のように切り返した。

 「え、あったと思うけどな。なかった」

 「ありません」

と平気な顔でいう。

 ここで、詰めてはいけない。教師の対応がものを言う。

 「あそうか。なかったのか。よし、仕方がない、これから全員で教室に帰って探してやるから」

 これで、Aくんは、「大丈夫です。一人で探せます」といそいそと教室に帰っていった。

 小さな事だが、見逃すとすぐに伝染する。最初は、一人でも次には、二人になり、四人になる。

 誰も体操服を着て授業をしなくなる。最初の一人の「めんどくさい」を見逃すかどうかである。


 本書は、ADHD等の子どもたちと過ごした経験則をまとめたものだ。

 ADHDの子に効果のある授業の原則七か条である。


 第一条 一時に一事の原則

 第二条 奨励の原則

 第三条 認知・消化の原則

 第四条 抜く原則

 第五条 目力の原則

 第六条 全員の原則

 第七条 発見の原則


 問題提起である。多くの方よりご批評いただければ幸いである。


  二〇〇六年三月三日   /甲本 卓司

著者紹介

甲本 卓司(こうもと たくし)著書を検索»

1960年4月生まれ

1984年3月 島根大学教育学部卒業

2006年4月 岡山県久米南町立弓削小学校

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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