教師開眼3
向山式ファイルで教師の実力アップ術

教師開眼3向山式ファイルで教師の実力アップ術

好評6刷

同僚として見た、向山氏の教育実践・思想をあますことなく記述。特に、向山氏のファイル管理術の有効性をポートフォリオとも絡めて述べた部分は注目。向山氏のコメントつき。


紙版価格: 1,660円+税

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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-198805-8
ジャンル:
授業全般
刊行:
6刷
対象:
小・中
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2017年12月15日
『新学習指導要領の展開』
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もくじ

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まえがき
これが向山式ファイルだ!(口絵)
第一章
教師修業は果てしがなく、ちょっぴり苦しくてたっぷり楽しいのです
一 ファイルの数だけ仕事をしている
二 「向山式ファイル」で仕事をする
1 ファイルをする二つの秘訣
2 自分が書いたプリント類はすべて残す
3 ファイルの種類
4 細分化してファイルを作る
5 一冊のファイルを見てみよう
三 ポートフォリオ評価と「向山式ファイル」
1 ポートフォリオとは何か
2 ポートフォリオ評価は肯定的に見ることが「向山式ファイル」と同じである
3 何でもかんでもファイルすれば良いというものでもない
4 作品について教師の言葉として記録を残す
5 評価は必ず子供に返す
6 一時間の中で一回は子供と対話をする
7 ファイルを見直してみよう
四 「教育技術法則化運動は技術論ばかりで愛情がない」なんて
言われるのであえて向山学級の愛情の深さを語りたい
1 どうしてこう向山学級はやさしいのだろうか
2 この目で見た向山学級のやさしさの一例を挙げる
3 向山先生、どうしましょう
4 愛してもらえたら人を愛せるようになる
五 向山実践の「隠れ技」はいとおしさにある
六 大人が寒いときは子供も寒いのです
七 体の不自由な子供が走っている姿こそ美しいのだ
八 「パンツの新牧」はこうして言われるようになった
九 向山先生どうしましょう。給食を一品配り忘れました
十 「豆電球」の授業の原理原則は子供にうんと体験させることである
1 理科授業の変化
2 指導案に見る違い
3 低学年理科授業の特質
第二章
公開発表には千名が来た研究集団 調布大塚小学校を創る
一 「へったくそ」と向山先生にぼろかすに言われるほど授業はひどかった
二 一年後の授業では「スッキリした授業」と向山氏から評された
三 校内研究会でも向山先生の発言はいつも過激である
四 「チャイムが鳴ったら授業を止めよ」と何回も向山先生から言われ続けたので藤岡先生に認められた
五 公開発表は人集めを率先してやらないと参観者は来ない
六 相方から見ると向山先生の教えを得た新牧の行動はどこかちぐはぐだった
七 向山氏が作り出した二つの研究システムで研究集団ができた
1 大切な枠組みは前年度に決める
2 研究授業を見っぱなしにしない
第三章
日本で初めて「向山洋一の授業のビデオを見て語る会」を行ったとき向山氏は自分の授業の原理原則をすべて解説した
一 「向山洋一の授業のビデオを見て語る会」の講座を初めて企画する
二 三年一組向山学級 理科「じしゃく」
三 向山氏自身による向山授業「三ねんじしゃく」の解説
1 発言したい子供は教師に微かではあるが合図を送る
2 子供の論争は原理と原理で戦っている
3 向山学級の子供たちは非常に高度な論理を展開した
4 高度の理論展開をする子供に育てた向山の方法
5 討論をさせるための極意
6 発問の条件は「知覚語で問え」である
7 発言する子供が偏るのは当然である
8 発言しなくてもきちんと授業には参加している
9 向山でさえ、教師修業はまだ足らず
四 「村田先生の授業を見て語り合おう」の会に突然向山氏が来てくれた
あとがき

まえがき

 本書には、向山洋一氏の教育実践がいっぱい詰まっています。

 本書には、向山洋一氏の教育思想がいっぱい入っています。

 新牧が大田区立調布大塚小学校で向山氏に学んだことを余すことなく書いてあります。

 向山氏と一緒になった二年間はそれはそれはおもしろい日々の連続でした。読んでいただけると分かりますが、私が向山氏から指導される場面は学校内が六〇%、学校外が四〇%くらいです。学校外での指導が実に多いのです。学校外とは、つまり、居酒屋さんです。

 毎日のように、向山氏は私にも声を掛けてくださり、お酒をご馳走してくれました。ですから、勤務終了時刻になると、私は帰りの用意をして教員室で向山氏のお誘いを毎日待っていました。

 向山氏は、たとえ、居酒屋さんであろうと話題は「教育」でした。思い出しても教育以外の話題を話した覚えはありません。

 「砂に掛けた水のように」という例えがありますが、まさに私にとって向山氏の教育論は「砂に掛けた水」そのものでした。何しろ、向山氏に会うまでの六年間は教師修業などしたためしがないのですから。一言一言が新鮮でした。全部吸収しようと私なりに懸命でした。

 向山学級の前を通るときは必ず教室を覗き込みました。黒板はいつも子供たちの字でいっぱいでした。こんな黒板指導は今まで見たことがありません。びっくりしました。それまでは、「一時間の流れが分かるように黒板を書きなさい。」と指導されていたのです。向山学級の黒板は、ダイナミックで子供たち一人一人が自分の考えを主張しています。

 今でも、「法則化は技術ばかりに走り、小手先のことにこだわったので教育が冷たい。」と批判する人がいます。「愛情がない。」などととんでもないことまで言う人もいます。

 「冗談じゃない。」といつも私は憤慨します。私が見た向山実践には愛情がいっぱい入っています。子供をいとおしく思う気持ちは、教師の中で向山洋一氏が一番強いと思っています。このことは、本書の中で特に述べてあります。

 本書を書くにあたって資料を探しました。一番、役に立ったのは学級通信とサークル通信でした。調布大塚小学校で向山洋一氏と一緒だったときは「教育技術法則化運動の立ち上げ」と「千名を集める公開発表を作る」ときでした。私は、村田斎・遠藤真理子・新牧和子氏らと共に「法則化大田の会」を作り、会報をメンバーで書きました。それが向山実践を語る一番の資料になるとは当時は全然思っていませんでした。

 第V章で述べる「向山氏自身による向山実践の授業分析」を資料の中で見つけたときは、さまよい続けてやっと山深くでダイヤモンドを見つけたようです。これは超一級の資料です。向山実践を語るためにはなくてはならない資料だと自負しています。これもサークル通信にありました。感謝。

 私は今でも向山実践を『教育トークライン』誌編集長(東京教育技術研究所 03-3787-6564)として追い続けています。先生も一緒に向山実践を本気で追い続けましょう。


   /新牧 賢三郎

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