いじめを出さない学級はここが違う 中学校

いじめを出さない学級はここが違う 中学校

好評3刷

いじめ発見と対策のシステムづくりを具体的実践例で紹介

@いじめの芽を発見し即時対応せよ、Aいじめのない学級はこう作るべし、特に黄金の三日間でいじめと決別する、Bもういじめとおさらば!いじめを生まない学年集団、学校システムの作り方、C何としても解決するのだという気概を持っていなければダメだと説く。


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ISBN:
978-4-18-153317-5
ジャンル:
学級経営
刊行:
3刷
対象:
中学校
仕様:
A5判 128頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年11月18日
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もくじ

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まえがき
第T章 いじめの芽を発見し対応する
一 朝の会や帰りの会、授業中に現れるいじめの芽
――即時対応せよ!
1 聞き逃さない
2 やはり、聞き逃さない
二 休み時間に現れるいじめの芽
――いじめを発見し、対処するのは、教師にしかできない仕事である
1 芽が現れるのは、どんなときか
2 いじめの芽を発見したら、どう対処するか
3 いじめの芽を発見するポイント
三 給食、掃除中に現れるいじめの芽
――個別に対応する
1 給食中に現れるいじめの芽
2 掃除中に現れるいじめの芽
四 部活動で現れるいじめの芽
――部活動も布石といじめ発見システムで対応する
1 部活動の縦と横のつながり
2 縦のいじめを防ぐ布石
3 いじめ調査の三段階
4 ソシオメトリック分析
コラム 中学生のいじめ、最近の傾向の分析
第U章 いじめのない学級はこう作る!
一 黄金の三日間でいじめと決別する
1 担任の思いを示し、それを貫く
2 クラスみんなで、楽しいことをやる
二 公平な給食システム・ルールで「弱肉強食」を防ぐ
1 給食のシステム・ルールを公平にする
2 システム・ルールを維持する
三 学級イベントで差別をなくす
1 学級イベントの失敗
2 クラス全体を巻き込む学級イベントを
3 学級イベントで差別をなくす
四 行事への取り組みで逆転現象を生む
1 ずっといじめられてきた子
2 いじめの論文
3 合唱コンクールでピアノに立候補
4 本  番
5 何事にも積極的になる
6 行事で自信を持たせる
コラム 女子、いじめの傾向
第V章 もういじめとおさらば! いじめを生まない学年集団・学校システムの作り方
一 第一学年初めの学年集会で「いじめを許さない」と宣言する
1 学年会で確認する
2 学年集会で、生徒に宣言すること
3 いじめを許さない行動をとっていく
二 学年団で結束していじめをなくす
1 飛び込みで入った崩壊した学年
2 統一した指導方針を持つ学年団にする
3 いじめを発見したら必ず複数で指導する
三 保護者と連携し、いじめを撲滅する
1 「学級通信」で、保護者との連携の基盤を作る
四 いじめのない学校システムを構築する
――ゴミ・情報がポイントだ
1 学校にも適用できるハインリッヒの法則
2 マイナス情報を共有する
3 保健室の貴重な情報を生かす
コラム 生徒への語り「人を傷つけると自分に返ってくる」
第W章 私はこう解決した! 中学のいじめへの対応
一 何としても解決するのだという気概を持つ
1 鉄則をふまえよ
2 事前に予防線を張る
3 事実が分かったら最優先で対応せよ
4 一人で考え、行動しない
5 その後の様子を見守り続ける
二 いじめを乗り越えて、成長した学級と生徒A
1 「死にたいです」
2 Aさんとの約束
3 「先生、学級が楽しいです」
4 マイチャレンジで大きく成長する
5 「ノートに書かなくとも大丈夫です」
6 学級での問題が起きた
7 再び、闘った
8 みんなの中にいること
三 小さな差別を見逃さない
1 いじめ指導は小さなうちに全体に対して行う
2 男子による乱暴な言葉遣いにこう対処した
3 女子による悪口の手紙にこう対処した
4 教師の気迫と毅然とした態度
コラム 中学生の主張〜いじめの授業後の感想より
第X章 中学生に「正義」を教える
〜力ある資料で授業する
一 中学生でも響く「わたしのいもうと」の授業
1 わたしのいもうと(前半)
2 わたしのいもうと(後半)
3 脳の話といじめの記事
二 『葬式ごっこ』
──八年後の証言
1 授業の流れ
三 『いじめ 14歳のMessage』
1 授業の流れ
四 いじめの構図
1 いじめの程度
2 いじめの構造
あとがき

まえがき

 昨年、異例の事態が生じた。文部科学大臣からいじめに関するメッセージが出された。

 私が教師になって初めてのことだ。

 これは、現在のいじめが子どもの「命」にかかわる問題であると多くの国民が認知したことによる。

 このままのシステムでは、太刀打ちができない状況になっているということだ。

 今までのように、担任が一人で解決をしたり、解決しようと考えたりしたのでは、何も解決しないという事態にまで追い込まれている。

 本来「いじめ」は、どの学級でも起こりうるということを前提にしたシステムがつくられていないことが問題だ。

 「どの学級でも」となれば、担任の構えも異なる。

 対応も迅速にできる。

 そこに学校のシステムが生じるのだ。わが校のいじめ対応システムを簡単に紹介する。

 明文化され、学校の運営計画に入っている。また、職員室にも掲示してある。以下、紹介する。


   @ いじめが発見される。

   A 状況を把握する。

   B 校長、教頭へ状況を報告する。

   C 全職員へ状況を説明し、今後の動きを共通理解する。

   D 保護者への連絡を行う。

 ここまでが、二四時間以内に行われる。

   E 問題解決に向けて活動する。

   F 保護者へ三日後、一週間後に連絡を行う。

   G 問題解決が行われない場合、再度、指導の方向を検討する。

 システムがあるだけで担任の行動が変化する。

 小さな学校なので職員全員で会議を開き対応が検討されるようになった。

 また、日常の子どもへの調査なども工夫されるようになった。

 「いじめ」をどう見つけ、どう対応するか。

 これは、教師集団の英知を集結させる必要がある。

 本書は、自分が体験した「いじめ」の事例から、教師がどう対応したか、どう学んだかという具体的実践を紹介したものだ。

 本書を通じて問題提起できればと思う。本書がすべてではない。ご批判いただき、さらに「いじめ」への対応が確かなものになればと思う。

 すべての教師へ、連帯の証とする。


  二〇〇八年四月一日 新学期決意を新たにして

   TOSS岡山サークルMAK代表 /甲本 卓司

著者紹介

甲本 卓司(こうもと たくし)著書を検索»

TOSS岡山サークルMAK代表

『ジュニア・ボランティア教育&総合的な学習』誌編集長

岡山県久米南町立弓削小学校勤務

山本 芳幸(やまもと よしゆき)著書を検索»

岡山県倉敷市立庄中学校

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • はじめての投稿、失礼いたします。

      いじめについてこれまで全く考え違いをしていた気がします。
      いじめの根本は、家庭内のしつけがきちんとできていないから。
      ただ、それだけだと思っていました。が、そうではないのですね!

      第T章 三  −給食、掃除中に現れるいじめの芽−
      この中の生徒との会話の後での教師のコメント、
       「教師が心配している」ということが伝わるだけでも、生徒にとって大
      きな支えになる。

      このフレーズが特に印象に残りました。


      あとがき −弁当を一人で食べる子−
      アンケートに関する教師のコメント ・・・これは、小さな小さな心の中で
      考えて書いてくれた感謝の言葉である。
      なんでもない、小さなことだが、大切なことはたくさんある。

      ここも、心の奥がきゅーんと鳴りました。

      子供を持つすべての親御さんにこの本を読ませてあげたいと思いました。
      本書を手にする機会を与えてくださった山本芳幸先生に、感謝の意を
      表します。
      2008/4/10jyokyo32
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